ちむどんどん

閑古鳥鳴くちむどんどん / ちむどんどん 第106回

2022/9/5(月)第22週「豚とニガナは海を越えて」

あらすじ

暢子の沖縄料理店「ちむどんどん」は、開店して間もない頃は繁盛していたものの、開店から三ヶ月ほど経った頃から、客足が遠のきはじめました。日に日に客数が減ることに暢子は焦りを募らせていました。

同じころ、賢秀が働いている千葉の養豚場では、品川のホテルとの取引の話が順調に進んでいました。そんな中、涌井が姿をあらわし、清恵に慰謝料を請求。その騒ぎによって、品川のホテルとの取引は中止になりました。

動揺する賢秀に寛大は清恵と涌井の過去を語りました。かつて清恵と涌井は結婚し、涌井は清恵に貢がせながら暮らしていました。清恵が涌井と別れた後、寛大は八方手をつくして清恵と涌井の関係を清算していたのです。

一方、二ツ橋が「ちむどんどん」にやって来ました。そして二ツ橋は、かつて自分の店をつぶしてしまった苦い経験を暢子と和彦に語って聞かせました。そして飲食店の経営が不安定で困難なものであることを、二ツ橋は暢子に説くのでした。

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感想

ついに、清恵ちゃんの過去が明らかにされました。

ただし、事前の情報では涌井が清恵ちゃんの過去を暴露するということでしたが、涌井の慰謝料請求騒ぎによって、寛大さんが清恵ちゃんの過去を語ることになりましたが・・・

さて、今週のメインのお題は「ちむどんどん」の経営難です。

しかし、清恵ちゃんの過去が明らかになったことによる、ニーニーと清恵ちゃんの関係の変化の描写のほうが、今週のメインのお題のよう。

このお題は、次週まで続くことがわかっています。

ニーニーと清恵ちゃんのストーリーが、次回以降、どのように進展するのか。

二人のストーリーにしぼって、予想を交えながら以下にまとめてみます。

ネタバレあり:次回のニーニーと清恵ちゃんのストーリー

次回、ニーニーと清恵ちゃんは大ゲンカをすることがわかっています。

また、予告映像の中に、金髪でド派手なドレスを着ている清恵ちゃんの姿が一瞬だけ登場しましたが、これは清恵ちゃんの回想と思われます。

次回の大ゲンカと予告映像の中の清恵ちゃん。

これら二つの情報から次回の予想をしてみました。

清恵ちゃんは自分の口から涌井との過去を語るのでしょう。

水商売をして稼ぎ、その稼ぎを涌井に貢いでいた過去を語る中で、「金髪でド派手なドレス」の回想場面が挿入されるものと思われます。

今回、品川のホテルの社員たちは、清恵ちゃんとニーニーは夫婦であると勘違いしていました。

しかし、その勘違いを清恵ちゃんは嬉しく思っていたかと。

そんな中での涌井氏の登場です。

過去の傷の痛みがよみがえってしまった清恵ちゃんは、ニーニーとの結婚の可能性を完全に断念。

しかしニーニーの性格から考えて、清恵ちゃんの過去を彼なら十分に受け入れてくれるかと。

でも、清恵ちゃんにはそれがわからない。

このすれ違いが、大ゲンカに発展するのかもしれません。

ネタバレあり:次週のニーニーと清恵ちゃんのストーリー

次回、清恵ちゃんは家出をします。

そして次週の月曜日も、清恵ちゃんは家出の最中のようです。

次週の月曜日(早ければ今週の金曜日)家出中の清恵ちゃんは「ちむどんどん」に姿をあらわします。

「ちむどんどん」がニーニーの妹の店であることを清恵ちゃんが知っているかどうかは定かではありません。

また、暢子ちゃんが清恵ちゃんが何者なのかを知っているのかどうかもわかりません。

また、「ちむどんどん」に姿をあらわした清恵ちゃんが、その後どのような行動をとるのかもまだ伏せられたままです。

しかし「ちむどんどん」を舞台にして、清恵ちゃんとニーニーの関係が修復され、結婚が決まる。

そんな展開が見えてきました。

追記:「ちむどんどん」がニーニーの妹の店であることを知らないまま、清恵ちゃんが「ちむどんどん」に姿をあらわしたとしたら・・・

その偶然がまたしても「反省会」の格好のネタになりますね。(笑)

矢作くんの成長

矢作くんへの言葉が過ぎたことを詫びる暢子ちゃんに、矢作くんが言いました。

「謝ることができるお前は大したもんだ」

この矢作くんの一言で、矢作くんの成長を確信できました。

ブログ主にとって、矢作くんのこの一言は、またしても迷惑なキャラが騒ぎを起こす中での唯一の救いでした。

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予習レビュー

前週・第21週で、暢子ちゃんの沖縄料理の店「ちむどんどん」がオープン。

今週は開店してから三ヶ月ほど経過した頃からストーリーがはじまります。

ところで、前々週の金曜日の放送のあとに挿入される第21週の予告映像では、暢子ちゃんのネガティブな言葉を口にする場面が収録されています。

「もし失敗したら・・・」
「どうしようかね・・・」

そして、その暢子ちゃんのセリフをバックに映し出されるのが、「ちむどんどん」の前を通り過ぎてしまう人の姿。

「ちむどんどん」店内は空席がチラホラ。

おそらくこれらのセリフや場面は、第21週の終わり近く。

今週・第22週につながる場面かと思われます。

今週・第22週は、客足が遠のいてしまう「ちむどんどん」のピンチがお題。

暢子ちゃんはかつて、売上不振のおでんの屋台の経営を立て直した経験をしていますが、はたしてその時の経験が役に立つのでしょうか。

ちなみに「ちむどんどん」は今週中にはピンチを脱することはできないようです。

ピンチ脱出は次週以降に持ち越しです。

そして、次週以降のピンチ脱出に最大の貢献するのは、もしかするとあのニーニーかもしれません。

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POSTED COMMENT

  1. オペラ座の怪人 より:

    先週号の週刊文春の
    エッセイのコーナーで、
    林真理子さんが
    かなり辛辣な「ちむどんどん」批判を書いておられて、

    曰く「和彦がねずみ講の現場にいた写真は、誰が撮ったんだ?」
    曰く「暢子は『でも、うち、やりたいんです』の一点張り」
    曰く「出産経験のある全ての女性がびっくりしているだろう」

    本当だよ。
    今日の、暢子の暗い顔を見ていると
    「自業自得」と思ってしまいます。

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  2. 還暦のたつお より:

     このドラマの脚本家、羽原氏に関するあきれ果てるようなエピソードをネットで見かけて、かえって腑に落ちてしまいました。暢子さんそれを言っちゃあおしまいだよ。矢作君が正しい。矢作君、少しずつ男気を見せ始めた。案の定のタイミングで涌井現る。縁、本当に切れたのかな?地獄を見た先輩が身近に二人いる。暢子さんにとって力強い味方になるはずなのですが。

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    また?

    「舞い上がれ」のショート予告編を見ましたがヒロイン幼少期の女の子が飛行機模型を右手で飛ばしているシーンがある
    ということは左利きの福原遥さんは子役時代と同様に右利きとして演じるの?
    というか、なぜ左利きではダメなのか?
    公共放送では左利きはタブーなのか?

    過去にお付き合いしていた女性が左利きで日常の苦労を語っていたからそう思ってしまいます

  4. 還暦のたつお より:

    すみません、先週月曜日に入力する投稿を間違えて一週間後の本日付で入力してしまいました。申し訳ありませんでした。

  5. 名乗る程の者ではございません より:

    東京人の口に合わせるという方向性は間違いではないと思うんだが
    実例として陳建民さん(鉄人・陳建一さんの実父)が本場の辛すぎる麻婆豆腐を日本人向けにアレンジして成功してますしね
    それに、関東の黒い出汁のうどんは関西ではウケませんし(関西うどんの出汁はチェーン店が出来るくらいですが、これは大阪→東京に転居する人が明らかに逆のパターンより多いからでは?)

    要するに不味いわけではないがリピーターとなる美味さではないということなのでしょうね

    あと、以前にもコメントしましたが気候なんかも影響するのでは?某沖縄ビールは沖縄で飲めば美味いと感じますが、本州で飲めば「軽っ!」と個人的には感じますから

  6. 還暦のたつお より:

    また大河ドラマ絡みですみません。トウ役の山本千尋さんは、「太秦ライムライト」で福本清三さんの弟子になってた子だね。他のサイトで指摘されるまで気付かなかった。まさに令和の志穂美悦子。どうせなら先に「カムカム」で虚無蔵さんの弟子役で出て欲しかった。

  7. 還暦のたつお より:

     やっと、料理についてちゃんと取り上げてくれた。でもいささか遅すぎ。洗い場とホールのスタッフの事は暢子さんのいつものチョンボ。なんでも一人で出来ると思い込み。まさか歌子さんを東京へ呼ぶ?智君それ貰いものじゃないでしょ。そこで姉ちゃんの名前出すなよ。

  8. 還暦のたつお より:

     もう残り一か月。私のコメントをブログ主様に取り上げて頂き、誠にありがとうございます。ストーリーも大詰めになり、いろんな情報が出て来て、何故このドラマがこんな形になったのか朧げに見えてきました。シナリオライターを志す若い人には、このドラマを詳細に分析して何故出来上がりがこういう状態になったのか突き止める事をお勧めしたいと思います。

  9. 還暦のたつお より:

    すみません。関係ないけど昨日の「鎌倉殿の13人」で、暗殺者善児と弟子のトウの件を見ていたら、
    チャールス・ブロンソン、ジャン・マイケル・ビンセント主演の映画「メカニック」(リメイク版はジェイソン。・ステイサムとマーク・フォスター)を思い出しました。あと「レオン」も、最近の映画では「ガンパウダーミルクシェイク」。ただ殺し屋がターゲットの遺児を育てて、最終的に復讐されるという物語はもっとストレートに近い映画があったような気がするのですが、それが何か思い出せません。ご存知の方があれば教えて頂ければ幸いです。

    • 林 芳彦 より:

      傑作マカロニ・ウェスタン、『怒りの荒野』にも通じるものを感じました。ジュリアノ・ジェンマが弟子役で、師匠のリー・ヴァン・クリーフの存在感が強烈でした。リー・ヴァン・クリーフの代表作だと思います。

  10. 朝ドラ好き より:

    以前、寛大さんの言っていた「ハワイの豚」の話がようやく回収されるのでしょうか。

  11. 名乗る程の者ではございません より:

    よるは去った様

    このドラマでは完全無視されていますが、現実世界ではウリミバエ・ミカンコミバエの大量発生により植物検疫法により沖縄からの野菜持ち出しは禁止されていました
    累計530億匹の不妊虫散布等により上記のハエは殲滅され90年代になり沖縄野菜の持ち込みは解禁され、2000年代前後にはスーパー等でゴーヤーや沖縄マンゴーがフツーに購入可能になりました
    「美味しんぼ」の沖縄料理対決はちょうどその頃の回で食もヘルシー嗜好になりつつある時代でしたので沖縄料理がスポットを浴びました
    ちなみに安室奈美恵さんが沖縄から上京しスポットを浴び始めたのもこの時期です

    • zebra より:

      今作は下調べも時代検証もまるでやっていないのが今までの話から明らか。そこまで調べることを望むのは無理だろう。

  12. よるは去った より:

    沖縄料理がスポット浴びるようになったのは、雁屋哲先生の「美味しんぼ」で「長寿料理」として取り上げられたあたりからじゃないですかね。

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