舞が「こんねくと」設立 / 舞いあがれ！ 第107回

2023/3/6（月）第23週「飛躍のチャンス」

あらすじ

平成27年（2015年）夏。IWAKURAを退職した舞は、御園とともに新会社「こんねくと」を設立。新しい事務所を開いた日の夜、舞と御園は「うめづ」に集まった東大阪の町工場の社長たちに挨拶をしました。

その数日後、的場の紹介による最初の来客が「こんねくと」にやって来ました。パンチングメタルを製造する仙波は自社の技術を紹介。しかし仙波は、開業間もない「こんねくと」に対して不安を抱いていました。

仙波の工場のパンチング技術を活かしたデザインパンチングという技法によって商品を開発するのが舞の課題でした。ほどなくして舞は、デザインパンチングを使ってランプにするというアイデアをひらめきました。

その数日後、舞と御園は仙波にアイデアを提案。仙波はそのアイデアを気に入り、試作品づくりが始まりました。しかし照明器具には様々な規制があることが判明し、舞は我妻に協力を求めました。しかし我妻は舞の相談を一蹴しました。

感想

佳晴さんの「飛躍のチャンス」？

新会社の営業が始まり第一号のお客さんがやって来るものの、最初のプロジェクトはいきなり課題に直面。

舞ちゃんのアイデアを具体化するために欠かせない技術を持った我妻社長が舞ちゃんの頼みを一蹴。

文字通りの一蹴、前置きもなくたった一言で協力を拒みました。（笑）

そんなところからスタートした第23週ですが、ブログ主が心をざわつかせたのは、佳晴さんのエピソードです。

今週のサブタイトルは「飛躍のチャンス」。

舞ちゃんが「飛躍のチャンス」をつかむ週になるとは思うのですが、挫折続きだった佳晴さんに「飛躍のチャンス」をつかんでもらうのがブログ主の切なる願いです。

また佳晴さんは悠人くんと意気投合しているらしい。

佳晴さんが悠人くんの義理のお父さんになるフラグであることをブログ主は期待しています。

売上の見込みもないまま従業員を雇い広すぎる事務所を借りてしまった舞ちゃんの新会社も心配ですが・・・

ブログ主が最も注目する今週の最大のポイントは、やっぱり佳晴さんです。

舞ちゃんの選択

舞ちゃんが社長になりました。

かつてはパイロットを目指していた舞ちゃんがめぐりめぐって社長に。

意外な展開のようにも見えますが、なるべくしてなったのではないかと思います。

何で読んだか忘れましたが、人は親族の中で最も多い職業に就く傾向があるのだとか。

親族に公務員が多いと公務員になり、親族に会社員が多いと会社員に。

もちろん例外はありますが。

さて、舞ちゃんの両親は社長です。

亡くなった浩太さんも社長、めぐみさんも期せずして社長になりました。

舞ちゃんが生まれる前に亡くなった父方の祖父も社長。

同じく舞ちゃんが生まれる前に亡くなった母方の祖父も個人事業主。

祥子さんも個人事業主。

またお兄ちゃんの悠人くんも、彼の事業の規模や内容から考えても法人化して社長になっていることは十分に考えられます。

社長あるいは個人事業主の一族に生まれたのが舞ちゃんです。

浩太さんは一時はサラリーマンでしたが、舞ちゃんが生まれた時はすでに社長です。

舞ちゃんの夫も歌人という名の個人事業主。

舞ちゃんの義理の両親も個人事業主。

また、東大阪は工場街なので周囲のお父さんお母さんも社長や個人事業主ばかり。

看護師として組織の一員として働く久留美ちゃんと、不安定ながらもサラリーマンの佳晴さんなど、社長や個人事業主でない立場の人は少数派。

舞ちゃんが社長になったことは自然な選択だったと言えそうです。

次週の気がかりな展開

次週は次の２つのエピソードが事前にアナウンスされていました。

１：舞ちゃんの第一子出産
２：久留美ちゃんのキャリアアップ

これら２つに加えて、とっても気がかりなエピソードが追加されました。

舞ちゃんが長女を出産したその二年後。

五島の祥子ばんばが船で倒れるという連絡が入るエピソードです。

今のところわかっているのは、ばんばが船で倒れたという知らせがめぐみさんに入るというところまで。

ばんばの容態の詳細は伏せられています。

次週を含めて本作『舞いあがれ！』の放送期間は残り３週です。

最終週を目前にしてばんばとの別れなどという悲しい描写はあって欲しくないと願うばかりです。

予習レビュー

２週にわたるオープンファクトリーのエピソードを経て、舞ちゃんが新会社を設立するところから今週はスタート。

新会社の社名は「こんねくと」。

そして「こんねくと」によって新しい事業にチャレンジする舞ちゃんが描かれる今週のサブタイトルは「飛躍のチャンス」。

新会社の設立そのものを「飛躍のチャンス」とするサブタイトルなのか。

それとも新会社がさまざまな案件を受注する中で「飛躍のチャンス」をつかむ、という意味でのサブタイトルなのか。

どちらかは不明ですが、舞ちゃんが何らかの飛躍のきっかけをつかむ週になることは間違いなさそうです。

一方でブログ主が心配なのはIWAKURAのその後です。

なにしろ舞ちゃんはIWAKURAの営業のエースとして、会社の売上高に貢献してきました。

そんな存在がいきなり抜けてしまったら、IWAKURAにとっては大打撃になるはずです。

舞ちゃんの暴走と一部の視聴者からはバッシングがあるかも。

ただ、新事業をIWAKURAの社内で立ち上げなかったのは懸命な選択でした。

舞ちゃんの新事業は、金食い虫になるリスクが高い。

なので、もし新事業をIWAKURAの社内ではじめてしまったら、社長令嬢の道楽と言われかねないからです。