舞の協力要請を断る我妻 / 舞いあがれ！ 第108回

2023/3/7（火）第23週「飛躍のチャンス」

あらすじ

デザインパンチングによるランプを製品化するには、板金を専門とする我妻の協力が必要でした。しかし、舞の協力の要請を我妻は一蹴しました。売れる見込みのない製品の試作などはしないというのが我妻の言い分でした。

しかし、舞はあきらめず自分が持っているネジと板金の知識を最大限に活かして吾妻の説得に当たりました。その日の夜、舞は我妻と食事をし、改めて我妻を説得しました。舞の覚悟を確かめた我妻は一回だけという条件で試作を引き受けました。

そんな中、舞、貴司、久留美の三人が久しぶりに「うめづ」で顔を合わせました。久留美はフライトナースを目指していることを報告。舞は久留美を応援するものの、佳晴のことを考えて迷っている久留美のことが心配でした。

その数日後、我妻が試作を繰り返して、ついに試作品が完成。一方で久留美は、佳晴のことを案じて長崎行きをあきらめるつもりであることを舞に報告。その時、泥酔した佳晴が悠人に抱えられてノーサイドにやって来ました。

感想

我妻さん

久しぶりにパンチの効いたキャラが登場しました。

舞ちゃんからの頼みを一撃で斬って捨てたものの、舞ちゃんの知識の豊富さを知り、舞ちゃんの本気を察する我妻さん。

食事の席での「ヒョウ柄の大阪のおばちゃん」スタイルもどハマり。

社長になった舞ちゃんの師匠にもなってくれそうな予感でいっぱいです。

「師匠」といえば、菱崎重工の荒金氏が、師匠的な存在になるのかなと期待していたのですが、あっという間に退場。

我妻さんには師匠としてのポジションに立って欲しいもの。

しかし、今後の展開の中で我妻さんが活躍するようなエピソードがないのも事実。

我妻さんも今週限りの登場で終わってしまうのでしょうか。

久留美ちゃんとその周辺

久留美ちゃんがフライトナースになるために東大阪を離れる展開は事前にアナウンスされていましたが、行き先は不明のままでした。

その行き先が判明。

行き先は長崎でした。

しかも、フライトナースを乗せたドクターヘリが飛ぶのは離島。

久留美ちゃんが進む道が五島で回収される展開が見えて来ました。

今回の久留美ちゃんは長崎に行くべきかどうか迷っていましたが、次週の久留美ちゃんは長崎行きを決意します。

一方、次週は五島の祥子ばんばが船で倒れるという事態が発生。

長崎の離島でフライトナースとして活躍する久留美ちゃんと、船で倒れる祥子ばんばのエピソードが接点をもつのかもしれません。

また、本作の制作発表時には、舞ちゃんは最後には五島の島々を結ぶ小型飛行機の製造に携わる展開になるとアナウンスされていました。

この小型飛行機は空飛ぶクルマに差し替えられました。

この空飛ぶクルマが五島の島々を結ぶ役割を果たすことになり、そこに久留美ちゃんも絡んでくる。

などなど、想像が広がる回でした。

佳晴さん

佳晴さんの今後についても、想像が広がりました。

久留美ちゃんは看護師としてのキャリアアップのために、長崎に行くことを希望するものの、佳晴さんを東大阪に置いておくことが心配です。

だから今回の久留美ちゃんは長崎行きをあきらめかけていました。

そこに泥酔した佳晴さんが乱入。

その佳晴さんのドラマが次回あたりからスタートします。

佳晴さんはノーサードのオーナー道子さんにプロポーズ。

プロポーズの結果がどうなるのかは分かりませんが、もし道子さんが佳晴さんからのプロポーズを受け入れれば、久留美ちゃんは安心して長崎に行くことができます。

佳晴さんと道子さんがここに来て急に距離を縮め始めた作劇上の理由。

それは久留美ちゃんが安心してキャリアアップの道を進めるためだったのかな？

悠人くん

今回、泥酔した佳晴さんを抱えていたのが悠人くん。

悠人くんの人生もこれから動き出す予感でいっぱいです。

雨の降る公園で倒れたところを助けてもらって以来、すっかり意気投合した悠人くんと佳晴さんの不思議なコンビ。

一方で悠人くんは久留美ちゃんとの距離も変化しつつあります。

久留美ちゃんの長崎行きの迷いについては、悠人くんも久留美ちゃんに何らかのアドバイスをするのだそうです。

久留美ちゃんの長崎行き、佳晴さんのプロポーズ。

望月父娘に、悠人くんがこれからどのようなかかわりを持つことになるのか。

面白くなって来ました。

予習レビュー

舞ちゃんが設立した新会社の初のプロジェクトがさっそく壁にぶつかりました。

初のプロジェクト＝デザインパンチングによるランプを製造するには、我妻さんという板金業者の技術が不可欠。

ところが我妻さんはシビアな人のようで舞ちゃんの頼みを一蹴。

見込みのない製品の試作など、やるだけ無駄とでも言いたいのでしょうか。

しかし我妻さんの言うことはもっともな話で、試作に手間ひまかけてもそれが商売につながらなければ時間の無駄なわけです。

最終的には、我妻さんは舞ちゃんの協力依頼を引き受けるものと思われます。

そこに至るまで、舞ちゃんはどのような説得を試みるのか。

夢を追うというふわふわした経営感覚しかない舞ちゃんと、徹底したリアリストらしい我妻さんという正反対の二人。

そんな二人の落とし所はどこになるのか。

今回の注目ポイントはその一点といったところでしょうか。

特にブログ主は、我妻さんみたいなリアリストが好きなので、リアリストが夢というふわふわしたものにどう折り合いをつけるのかが楽しみです。