2024/1/11(木)第15週「ワテらはもう自由や」
あらすじ
再開した劇場で開催された久しぶりの公演。茨田りつ子に続いて、スズ子がステージに立つ番がやって来ました。スズ子は、これまでの鬱憤を晴らすかのように踊りながら『ラッパと娘』を披露。渾身のパフォーマンスは満員の観客たちを大いにわかせました。
そんな中、客席の一角からスズ子の姿を見守る者がいました。上海から無事に帰国することができた羽鳥善一でした。楽屋でスズ子と茨田りつ子との再会を果たした羽鳥は、二人の熱演を心から讃えました。
その日の夜、スズ子が帰宅すると愛助が玄関でスズ子の帰りを待ち侘びていました。愛助はスズ子に言いました。これまで見た福来スズ子のステージの中で最高のものだった。さすがは福来スズ子だと。
そんなある日、スズ子と小夜が買った宝くじの当選結果が発表される日を迎えるものの、二人の宝くじは当選しませんでした。小夜が外れくじをタバコと引き換えに行くと、小夜は米兵のサムと再会。小夜はサムに食事に誘われました。
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感想
久しぶりに聴く『ラッパと娘』。
羽鳥先生の帰国、などなど。
失われた日常が戻りつつあることが実感できる回でした。
スズ子ちゃんのパフォーマンス
前回の最後に描かれた茨田りつ子のステージに続いて、今回はスズ子ちゃんのステージからスタート。
ステージに立ったスズ子ちゃんは挨拶もそこそこに、もう我慢できないと歌い出しました。
日常が戻ってきた喜びを全身で表現するスズ子ちゃん。
このスズ子ちゃんが表現した「日常が戻ってきた喜び」。
数年前までだったらブログ主は感情移入できなかったかもです。
実際、当たり前の日常がテーマとして描かれた『とと姉ちゃん』の頃は、当たり前の日常の価値が今ほどにはわかっていませんでした。
ここ数年、実際に日常が失われる経験をしたからこそ、スズ子ちゃんの喜びを深く理解することができました。
ただし、取り戻しかけた日常が再び失われてしまった人々がいます。
その人たちが日常を取り戻すのには、まだまだ時間がかかると思われます。
しかし、1日も早く日常を取り戻せるよう祈るばかりです。
羽鳥先生が無事に帰国
上海で窮地におちいった羽鳥先生のその後の描写はドラマの中では省略されました。
しかし、羽鳥先生は無事に帰国することができました。
スズ子ちゃんや茨田りつ子との再会の場面だけでなく、家族との再会の瞬間もしっかりと描かれたのが嬉しい。
今回は、羽鳥先生はまだまだ帰国するまでの困難な日々の疲れが取れてはいない様子。
でも、もうしばらくしたら「妙に明るいおじさん」の姿を取り戻すのでしょうか。
羽鳥先生が羽鳥先生らしさを取り戻す日が待ち遠しくてなりません。
愛助くんの賛辞
以前からスズ子ちゃんの熱狂的なファンだった愛助くん。
思えば愛助くんとスズ子ちゃんが出会ったのは戦時中で自由が失われていた頃のこと。
その後、愛助くんは憧れの福来スズ子と一緒に暮らせるまでになったものの、その間ずっと福来スズ子が本領を発揮するパフォーマンスを見る機会がありませんでした。
戦前、愛助くんのハートをわしづかみした福来スズ子のパフォーマンスがやっと戻ってきた。
愛助くん、感無量だったかと。
その愛助くんの感激が、玄関でスズ子ちゃんの帰りを待ち侘びる姿を通してみごとに表現されていました。
日常が戻ってきたことを実感できる描写が今回は数多くありましたが、この玄関の場面にブログ主は日常の回復を一番実感しました。
ジャガイモの収穫
ジャガイモの収穫の場面もまた、日常が取り戻されつつあることを上手に表現していました。
そして蒸したジャガイモを3人で食べる場面。
食卓に乗ったのはジャガイモだけでしたが、朝ドラにつきもののどの美味しそうな料理にも劣らない美味しそうなジャガイモでした。
そして小夜ちゃんの恋バナ
小夜ちゃんの恋が始まりました。
といっても今回の段階では、小夜ちゃんはまだ恋心を抱いてはいません。
お相手のサムも恋心は抱いてはいません。
ところで今回は昭和20年12月。
次回は愛助くんの復学が描かれるのでおそらく昭和21年春ころかと。
今回から3〜4ヶ月が経過し、小夜ちゃんとサムの関係も進展しているのでしょう。
次回、小夜ちゃんは早退と遅刻を繰り返すのだとか。
早退と遅刻の理由、サムとのデートが理由?
次回から次週にかけて、小夜ちゃんとサムのストーリーが描かれるはず。
最終的に二人はどこにたどり着くのかな?
予習レビューと史実のリアルエピソード
笠置ジズ子さんが日本劇場の再開第1回公演『ハイライトショー』に出演していたころ、服部良一氏が上海から帰国し東京に戻ってきます。
服部良一氏は昭和20年(1945年)12月初旬、上海からの最初の引き揚げ船『盟友丸』で鹿児島の加治木港に到着。
鹿児島から東京に戻った服部良一氏を乗せた鉄道車両が有楽町駅近くに差し掛かったころ。
車窓から見える日本劇場の看板は再開第1回公演『ハイライトショー』を告知し、そこには懐かしい笠置シヅ子さんの名前が。
服部良一氏はすでにでも楽屋に駆けつけたかったものの、自分の帰りを待つ家族との再会を優先するために自宅に直行。
しかし服部良一は車窓から日本劇場の看板を見たときの気持ちを自伝の中で次のように記しています。
敗戦の東京に早くも大衆娯楽の復活のきざしを目にすることができて、ぼくは心を励まされる思いであった。
参考:服部良一著『ぼくの音楽人生』
ドラマの中の羽鳥先生の帰国がいつどのように描かれるのかはまだ不明ですが、ようやく「妙に明るいおじさん」が戻ってくることだけは確かです。
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ジャックケネディ選手
調べたら関西外大留学経験もあり、それ以降は日本に定着しそれなりに日本語も話せるみたいですね
う~ん、日本語をある程度使えるのは外国人プロレスラーとして強みだよな
ケニーオメガ選手だってマイクパフォーマンスで日本語交えること多かったし、スタンハンセンさんなんて一時期は奥さんの実家がある大和市在住だったからそれなり以上に日本語理解できただろうしね
ここの所、脚本は足立さんじゃなくて、櫻井さんだけどあんまり違和感ないね。スズ子さんの口上、万感の想い。久々の熱唱。何CM以上出ちゃ駄目ってそんな馬鹿な事誰が考えたんだろう。あれっ羽鳥先生いつ生還したの?家族と涙の再会。愛助さん相思相愛じゃなければほとんどストーカー。じゃがいも育ちました。ふかしたジャガイモ、バターがあれば最高だけどそんな物あるわきゃない。宝くじ当選発表。全員外れ。サムさんと小夜ちゃんなんか変な感じ。飽くまでも妄想だけど、サムさんと小夜ちゃんは結婚するけど、朝鮮戦争でサムさん戦死して、また小夜さんスズ子さんの所へ帰って来る気がする。
鬱憤を晴らすような「ラッパと娘」目一杯のパフォーマンス。
申し訳ないが、昨日の「別れのブルース」のフルバージョンの方が心に響いた。
羽鳥先生、無事に帰国。詳しいことは語られないのかな。
小夜ちゃん、米兵に引っかかった。悪い人には見えないけれど、でもねえ。