2024/2/13(火)第20週「ワテかて必死や」
あらすじ
ラクチョウのおミネがスズ子の楽屋に乗り込んできました。おミネは、芸能雑誌に掲載されたスズ子の取材記事の内容に怒っていました。スズ子は誤解だと説明。しかしおミネは、スズ子の言葉を無視してその場を立ち去ってしまいました。
そんな中、秋山美月がスズ子の家に訪ねてきました。秋山美月はリリーなどの近況をスズ子に報告。愛助を亡くしたスズ子を心配していた。しかし、スズ子の活躍に励まされたと打ち明けました。
一方、山下はおミネにこれ以上関わるべきでないとスズ子に助言しました。しかし、スズ子は誤解されたままでいたくありませんでした。そこでスズ子は、おミネと会って話をするために、夜の女たちが集まる有楽町のガード下に足を運びました。
有楽町のガード下にやって来たスズ子がおミネの姿を探していると、スズ子は数人の夜の女たちにからまれてしまいました。スズ子が夜の女たちと押し問答していると、そこえおミネが姿をあらわすのでした。
第25週
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感想
秋山美月
久しぶりに秋山美月が登場しリリーの近況もわかりました。
大阪の劇団でスズ子ちゃんが知っている人は秋山美月だけになったらしい。
林部長はどうされているのかな?
なつかしい顔ぶれの再登場に感激です。
なつかしい顔ぶれといえば前回にチラッと出て来たタイ子ちゃん。
今回は登場がなかったですが、次回には登場するはずです。
タイ子ちゃんの本格的な再登場の予習
ブログ主の中での今週の最大のトピックはタイ子ちゃんの再登場です。
前回、登場してスズ子ちゃんへの複雑な感情を見せたタイ子。
今回もタイ子ちゃんの登場を期待していましたが、今回の登場はなし。
しかし次回、スズ子ちゃんが夜の女たちと話をした後にタイ子ちゃんが再び登場するものと思われます。
そこで、次回のタイ子ちゃんの本格的な再登場の予習のために、タイ子ちゃんのこれまでをまとめてみました。
タイ子ちゃんの初登場
タイ子ちゃんの初登場は第1回。
初回から登場するほど重要なキャラということです。
第1回では、チビ鈴子ちゃんがチビタイ子ちゃんと一緒に、タイ子ちゃんのお母さんから日本舞踏を習う場面が描かれました。
またタイ子ちゃんが鈴子ちゃんに好きな人はいるのかと尋ねたのも第1回でした。
鈴子ちゃんの運命を変えるタイ子ちゃんの一言
タイ子ちゃんの好きな人の存在を知って鈴子ちゃんが余計なお節介を焼いたのは第3回。
また、この回でタイ子ちゃんは失恋。
さらに同級生の悪ガキたちから「妾の子」とバカにされることに。
そしてこの回ではタイ子ちゃんがとても重要な言葉を鈴子ちゃんに告げました。
小学校の卒業後、私が鈴子なら花咲に行くと。
小学校の卒業後は実家の銭湯を継ぐものと思い込んでいた鈴子ちゃんに、将来の別の選択肢が出てきたのがこの回です。
安定感のある存在
第2週に入りチビ鈴子ちゃんが劇団に入ってすぐのタイミングで、女学校に進学して制服に身を包んだタイ子ちゃんが登場しました。
第1週同様、第2週でもタイ子ちゃんは安定感のあるヒロインの親友として登場。
そのころブログ主は、ヒロインを支え続けてくれる存在になることをタイ子ちゃんに期待していました。
成長したスズ子ちゃんとタイ子ちゃん
第5週、すでに鈴子ちゃんはスズ子という芸名を名乗り、さらに演出家の松永氏に歌唱力を評価され東京の劇団に移籍する話が持ち上がりました。
しかし実家を離れることがスズ子ちゃんは不安でした。
そこで真っ先に相談したのがタイ子ちゃんでした。
タイ子ちゃんは上京することをスズ子ちゃんにすすめ、ようやく両親に上京したい旨を伝えることができました。
このとき、タイ子ちゃんは期待通りに働きをしてくれたとブログ主は思ったものです。
その翌週、スズ子ちゃんは上京。
大阪を発つスズ子ちゃんを見送る人々の中にタイ子ちゃんの姿もありました。
幸せそうなタイ子ちゃんの最後の姿
ツヤさんが亡くなった第8週。
東京で働いていたスズ子ちゃんは大阪に帰省しました。
そして、そのときにスズ子ちゃんはタイ子ちゃんと再開しています。
はな湯の常連客たちが、亡くなったツヤさんの思いで話に花を咲かせる中でタイ子ちゃんもはな湯を訪問。
そのときタイ子ちゃんは妊娠していました。
タイ子ちゃんのセリフによれば、タイ子ちゃんのご主人は東京の人。
出張で大阪に来るたびにタイ子ちゃんを呼んだのがご主人との出会い。
そして出産後は子供を連れて東京に引っ越す予定であることをスズ子ちゃんに告げました。
東京でまた遊んでなとタイ子ちゃんはスズ子ちゃんに言いました。
またタイ子ちゃんは、スズ子ちゃんの家みたいなにぎやかな家庭を作ることが夢でした。
このときのタイ子ちゃんの二つの願いは今のところ実現しないままです。
予習レビューと史実のリアルエピソード
ラクチョウのおミネ
ドラマの中に登場する「ラクチョウのおミネ」というキャラクターは実在する「ラク町のお米」こと佐藤米子さんがモデルになっていると思われます。
夜の女たちを差別せずむしろ応援していた笠置シヅ子さんは、「ラク町のお米」と深い交流をしていました。
昭和25年(1950年)笠置シヅ子さんの渡米が決まったときのこと。
「ラクチョウのお米」は日劇の1階の半分にあたる800席を買い占めた上で、仲間たちを劇場に集めました。
さらに「ラクチョウ夜咲く花一同より」と書かれた花束を笠置シヅ子さんに贈呈。
笠置シヅ子さんを感激させる一幕もありました。
また、「ラクチョウのお米」が後年に肺結核を患い危篤になった際には、笠置シヅ子さんが訪問。
すでに話すこともできなくなっていた「ラクチョウのお米」を励ますというリアルストーリーも残されています。
さて、ドラマの中に登場する「ラクチョウのおミネ」の実在モデル「ラク町のお米」のように夜の女たちを取りまとめていた女性は他にも存在しました。
次回の本欄では、そのあたりのことをまとめてみます。
第25週
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朝ドラには、序盤に登場した人物を大切にして、主人公との関係を発展させていってくれるものと、とにかく次々に新しいキャラが登場して人物を掘り下げて描かないものがあります。『まんぷく』は前者の好例で、私はそういうドラマが好きです。『ブギウギ』はやや後者。いまだに「小夜ちゃん」を登場させ描く必要があったか疑問です。タイ子ちゃんや秋山をもっと描いて欲しかった。
おミネさん激怒。もっともだが。愛子さんの泣き声でおミネさん一瞬、怒りが緩んだのだが。秋山さん訪問、リリーさんの近況を知る、玉の輿達成。「任せて下さい。」無理です。ガード下へ。おミネさん悪い人ではなさそう。でもピンチ。おミネさんに救われ。でも誤解は解けるかな?
マキ、タマ、ラン
惜しいな。あとちょっとでキャンディーズなのに。