ブギウギ

スズ子が新曲リクエスト / ブギウギ 第100回

2024/2/22(木)第21週「あなたが笑えば、私も笑う」

あらすじ

スズ子は次の新曲もブギにしたいと羽鳥にリクエスト。羽鳥は、ブギが続くことに対して懸念を示しました。しかし、茨田りつ子が口にしたブギの人気は終わるという言葉を聞かされ、羽鳥はブギの新曲に大いに乗り気になりました。

一方、茨田りつ子のもとに芸能記者・鮫島が再びやって来ました。そして鮫島からさらなるコメントを求めらた茨田りつ子は、逆に鮫島に詰め寄りました。雑誌に取り上げられ注目を集めなくても自分はかまわないと。

その数日後の夜、茨田りつ子がスズ子に家にやって来ました。スズ子に会うなり茨田りつ子はスズ子への発言を謝罪。そして茨田りつ子は、行き詰まりを感じている今の気持ちをスズ子に打ち明けました。

ほどなくして羽鳥は新曲『ヘイヘイブギー』を完成しました。そんなある日、大野晶子と名乗る見知らぬ女性がスズ子のもとに訪ねてきました。茨田りつ子の紹介でやって来たという大野をスズ子は家政婦として雇うことになりました。

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感想

今回は茨田りつ子回でした。

茨田りつ子が鮫島氏を撃退

茨田りつ子が鮫島氏を撃退。

鮫島氏はこれでようやく退場?

ラクチョウのおミネの一件以来、登場し続けてきた鮫島氏。

登場する度に漢字の悪さを炸裂させていました。

鮫島氏は繰り返しスズ子ちゃんを挑発。

スズ子ちゃんも、そして時に山下さんまでもが鮫島氏の挑発に乗ってしまう。

その結果、鮫島氏はますます図に乗ることに。

鮫島氏にまったく歯がたたないスズ子ちゃんと山下さん。

ところが、そんな鮫島氏が歯がたたない相手が登場しました。

それが茨田りつ子です。

茨田りつ子と鮫島氏が初めて会ったのは今週です。

鮫島氏はいつもの調子で茨田りつ子を挑発。

鮫島氏の手の内を知らない茨田りつ子は、簡単に鮫島の挑発に乗ってしまいました。

このときはブログ主は驚きました。

あの茨田りつ子を手のひらの上に乗せて操る鮫島氏は大したものだと。

しかし、そこは茨田りつ子です。

鮫島氏の手の内をすぐに見抜いたらしい。

今回、鮫島氏が茨田りつ子にさらなるコメントを求めた意図はただ一つ。

新たなコメントを引き出して、それを記事にするつもりだったのでしょう。

しかし鮫島氏の手口はもう通用しませんでした。

茨田りつ子は鮫島氏に言いました。

「哀れね」
「人気を集めるために歌っているわけではない」
「一人のお客に忘れられない歌を歌う」

鮫島氏が反論できない言葉を次々に浴びせかけ、茨田りつ子は鮫島氏を撃退。

鮫島氏、これで退場となるのでしょうか。

茨田りつ子の愛子ちゃんへの態度

あの鮫島氏を撃退してしまうほどの最強の茨田りつ子が別の一面を見せてくれました。

愛子ちゃんと向き合うときの、子供好きであることを隠そうとしない茨田りつ子の態度です。

鮫島氏を撃退し、スズ子ちゃんに対しても相変わらず上から目線の茨田りつ子。

しかし愛子ちゃんに対してだけは、態度がまるで違います。

愛子ちゃんに対する茨田りつ子の態度は子供好き全開。

愛子ちゃんに対して「会いたかった」と言った茨田りつ子。

この言葉は社交辞令ではなく本心からのものでしょう。

またスズ子ちゃんの家を去り際に、愛子ちゃんに別れを告げる茨田りつ子の姿にもグッときました。

背の高い茨田りつ子はその場にしゃがみ込んで愛子ちゃんと視線を合わせて別れの挨拶。

子供への態度を見ればその人の人となりがわかると言いますが、茨田りつ子の人となりがよくわかる回でした。

茨田りつ子が素直に謝罪

愛子ちゃんへの態度に加えて感心したのがスズ子ちゃんに素直に謝罪したことです。

茨田りつ子みたいな性格の人は、あげたこぶしを下ろすことが苦手です。

しかし茨田りつ子は、いとも簡単にあげたこぶしを下ろしました。

茨田りつ子の器の大きさを感じずにはいられませんでした。

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予習レビューと史実のリアルエピソード

ブギ

第19週では『東京ブギウギ』。

第20週では『ジャングルブギー』。

そして今週、第21週では『ヘイヘイブギー』。

ドラマの中ではブギのリズムの曲は上記の順番で発表されましたが、史実の発表順はドラマとは異なります。

史実では

『東京ブギウギ』
『さくらブギウギ』
『ヘイヘイブギー』

の順番です。

『ヘイヘイブギー』の後、

『博多ブギウギ』
『北海ブギウギ』
『大阪ブギウギ』

と続き、その後に第20週で描かれた『ジャングルブギー』です。

なお『東京ブギウギ』から『ジャングルブギー』、そしてその次のブギ曲『ブギウギ時代』まで、すべて昭和23年(1948年)に発表されています。

翌年の昭和24年(1949年)以降もブギのリズムの曲は何曲も発表されています。

その中でヒットした曲は

『ホームラン・ブギ』(昭和24年/1949年)
『買物ブギー』(昭和25年/1950年)

なお『買物ブギー』が完成するまでのエピソードは次週のドラマの中で描かれます。

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POSTED COMMENT

  1. ずんこ より:

    茨田さん、さすがです。
    スズ子ちゃんとの対談で、鮫島記者の人となりややり口が分かったのですね。
    切り返し、爽快でした。
    スズ子ちゃんとの和解も出来たし、一安心。
    スズ子ちゃんも、良きライバルに恵まれました。

    そう言えば、昨日のタナケンさんも、言うべきことは厳しく言うがちゃんとその後を気に掛けてフォローしてくれる、さらに大切なアドバイスもしてくれる、素晴らしい先輩です。
    羽鳥先生といい山下さんといい、本当に人に恵まれていますね。

  2. 名乗る程の者ではないでおま より:

    木野花さんが出演したらいいひとに違いないということですが、ドラマ「女囚セブン」では悪い人役だったぞ(同情の余地はあったけど)

    青森の人は情に厚いって茨田さんが言っていたけど「太宰治は?」という疑問がよぎりますね、まあ自身が過去に文学青年で太宰センセの作品かなり読んだ経験からどうしてもね

    史実に鮫島さんに該当するひとがいたのかは存じませんが、毒舌コメンテーター淡谷さんを引き出したのなら後年の芸能界にかなり貢献したと思うんだ、うん!

  3. 還暦のたつお より:

    「ゴシップには興味はない」正しい考え。でも茨田さんの言葉に羽鳥先生俄然ブギに燃え。「目障りね。消えなさい。」「人気が欲しくて歌ってるわけじゃない。」茨田さん男前。鮫島そこまで言われて撃沈。ゴシップ誌って別に無くても困らない。茨田さん愛子さんを前に東北弁になってる。茨田さんの後悔。家政婦のミタさんじゃなくて大野さん、茨田さんの心遣い。大野さん間違いないと思うよ。

  4. 丹善人 より:

    押しかけ家政婦。茨田さん、よくわかっている。相談だけなら絶対受けないから、
    強引に行かないと。
    ヘイヘイブギですか。買い物ブギまではまだ遠い。

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