NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ブギウギ』
2024年2月19日 〜 2月23日放送
あらすじ
スズ子がタナケンと映画で共演
スズ子がタナケンと映画で共演することになり、スズ子は愛子を連れて撮影所に通うことになりました。
しかしおてんばな愛子は撮影所の面々に迷惑をかけ、ついにケガをして撮影が中断。仕事と育児の両立にスズ子は悩みました。
スズ子と茨田りつ子の対談
ある日、記者の鮫島がスズ子を酷評する茨田りつ子のインタビュー記事を掲載。その挑発に乗ったスズ子は茨田りつ子と対談することになりました。
その対談は激しい口論に発展。しかし仕事と育児の両立に悩むスズ子の気持ちを知った茨田りつ子は、ほどなくして青森出身の家政婦をスズ子に紹介しました。
新曲『ヘイヘイブギー』
そのころ、羽鳥はブギではない曲をスズ子に歌わせるつもりでいました。しかしスズ子は、茨田りつ子からブギは終わった言われたことを羽鳥に告げました。
茨田りつ子にブギを否定された羽鳥は大いに発奮し、スズ子のための新曲『ヘイヘイブギー』を完成させるのでした。
ブギウギ|感想あらすじネタバレトップページ
今週の展開
97: 2/19(月) タナケン映画に出演する
98: 2/20(火) 茨田りつ子が取材受ける
99: 2/21(水) 対談するスズ子とりつ子
100: 2/22(木) スズ子が新曲リクエスト
101: 2/23(金) りつ子が紹介した家政婦
予習レビューと史実のリアルエピソード
笠置シヅ子さんとエノケンの共演映画
史実では『東京ブギウギ』の空前の大ヒットの前年に、笠置シヅ子さんとエノケンこと榎本健一さんは初の共演をしています。
初の共演は舞台でした。
しかし当時、多くの劇場は利益率の高い映画館への商売替えをしているころ。
世の中の人々もまた、芝居よりも安価に楽しめる映画を求めていました。
そんな中で、笠置シヅ子さんとエノケンの二人はついに映画でも共演することに。
そして二人が共演した舞台が次々と大ヒットしたのと同様、二人が共演した映画も次々とヒットを飛ばしました。
笠置シヅ子さんとエノケンの主な共演作品は次のとおりです。
『歌うエノケン捕物帳』(昭和23年/1948年)
『エノケン・笠置のお染久松』(昭和24年/1949年)
『エノケン・笠置の極楽夫婦』(昭和24年/1949年)
また、笠置シヅ子さんは、エノケンが設立した日本喜劇人協会に参加もしています。
笠置シヅ子さんとエノケンが共演を繰り返し、世の中の流行が舞台から映画に移りつつあるころ、映画界は困難な状況にありました。
昭和23年(1948年)4月、エノケンが所属している東宝で東宝争議が勃発。
『ブギウギ』前半で描かれた「桃色争議」とは異なり、東宝争議は「空には飛行機、陸には戦車、来なかったのは軍艦だけ」と呼ばれるほどの争議でした。
東宝争議によってエノケンは東宝での映画出演が不可能な状態に。
そこでエノケンは映画製作会社「エノケンプロ」を設立。
「エノケンプロ」では13本の映画が製作されました。
なお「エノケンプロ」製作の映画でも笠置シヅ子さんとエノケンは共演しています。
ブギウギ|感想あらすじネタバレトップページ