おむすび

ハギャレンに復帰する結 / おむすび 第31回

2024/11/11(月)第7週「おむすび、恋をする」

あらすじ

結は、家族にギャルをやりたいと宣言。ほどなくして結は、3名の新人が加わったハギャレンに復帰しました。一方、過労で倒れた時に助けてもらったことへのお礼をしたいと、結は翔也に申し出ました。

どのようなお礼ができるかとの結の問いかけに、翔也はスタミナが欲しいと答えました。翔也の求め聞き、佳代のスープで元気を取り戻せたことを思い出した結は、家に戻ると佳代にスタミナのつく弁当を二つ作ってほしいと頼みました。

結が弁当を2つリクエストした理由は愛子と佳代にすぐにばれ、佳代の指導を受けながら結が自分で弁当を作る日々が始まりました。結は図書室で栄養の知識も勉強しつつ、指に怪我をしながらも弁当を作り続けました。

二週間が経過したころ、翔也と野球部の監督・中西が米田家にやってきました。結の弁当で翔也の体重が増え体のキレが悪くなったことへの苦情を言いにきたのです。その席で中西は、結と翔也は交際しているのかと二人を問い詰めました。

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感想

前週までに歩ちゃんの過去が一通り語られ、結ちゃんと歩ちゃんの姉妹関係も修復。

震災で受けた心の傷のストーリーは一区切りつきました。

そして今週のサブタイトルは「おむすび、恋をする」。

ギャルになり、前週までと打って変わって表情が明るくなった結ちゃんの新しいストーリー展開がスタートです。

恋のフラグ

今週のサブタイトルには「恋」の一字が入っていますが、月曜日から「恋」のフラグがいくつも立ちました。

フラグは登場人物たちの反応を通して描かれました。

最初のフラグは、結ちゃんのギャル姿を見たときの翔也くんの反応でしょうか。

驚くかと思ったら意外にも好反応。

次のフラグは、結ちゃんの弁当作りにノリノリになる愛子さんと佳代さんの反応。

愛子さんと佳代さんはよくわかっています。

結ちゃんの今の気持ちと行動が恋に発展することを。

ノリノリになる愛子さんと佳代さんに対して、激しい動揺を見せた聖人さんの反応もまたフラグなのでしょう。

しかし、恋への発展を確信している愛子さんは、その一方で恋への発展に支障が生じないよう聖人さんの動揺をうまいこと抑え込みました。

「彼氏じゃないから、ただのお礼だから」

愛子さん、さすがです。

高校でも「反応」によるフラグが立ちました。

翔也くんからのメールの着信を待ちわびている結ちゃん。

そんな結ちゃんの様子を見た恵美ちゃんは、結ちゃんが誰からのメールを待っているのか皆目見当がつかない。

ところが陽太くんはするどく反応していました。

陽太くんも結ちゃんに何が起こり始めているのか、わかっているようです。

でも、愛子さんや佳代さんと、陽太くんの立場は異なります。

結ちゃんに何が起こっているのかを分かっているという点では一緒でも。

愛子さんと佳代さんはこれからの結ちゃんが楽しみでしかたない。

でも陽太くんはこれからの結ちゃんが気がかりでならない。

陽太くん、つらいところです。

そして今回の最後で、とてもわかりやすいフラグが立ちました。

中西監督が真正面から尋ねました。

「まさか二人は交際してるのか?」

中西監督は、翔也くんと結ちゃんがいつもハモっていることから何かを察したらしい。

愛子さんと佳代さんもまた、翔也くんと結ちゃんがハモることに反応。

わかりやすいフラグによって「おむすび、恋をする」のストーリーのスタートです。

栄養士のフラグ

恋のフラグと並んで、ヒロインのライフワークのフラグも立ちました。

こちらのフラグの方が重要かもしれません。

豚レバーのお弁当を翔也くんに渡した結ちゃんは、豚レバーは何に効くのかという翔也くんからの質問に答えられない。

そこで昼休みに図書室へ行って栄養学の書籍のコーナーへ。

結ちゃんと将来のライフワークの記念すべき出会いの瞬間です。

ただし結ちゃんはまだ、それが自分の将来のライフワークになるという自覚は皆無です。

そして一夜漬けならぬ一昼漬けで覚えた栄養の知識を自慢げに披露。

丸暗記した本の記述をそのまま伝えただけですが、いつか自分の言葉で栄養の知識を語れる日が来るのでしょう。

恋のフラグと栄養士のフラグ。

二つのフラグが立って、ヒロインのストーリーが動き始めました。

追伸:高校の図書室でありながら書棚に「手づくりビール教本」という本があることがひどく気になりました。

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今週の主なトピック

今週の主なトピックは次の4つです。

1:結ちゃんと翔也くんの恋バナスタート
2:結ちゃんがライフワークと出会う
3:2年スキップし結ちゃんは高校三年生
4:結ちゃんの高校卒業後の進路と神戸

【その1】結ちゃんと翔也くんの恋バナスタート

今週のサブタイトル「おむすび、恋をする」がすべてを物語っていますが、今週から結ちゃんの恋バナがスタートします。

しかし、大半の朝ドラの例にしたがってヒロインの恋は簡単には成就しません。

今週の恋の行方の詳細は本欄では省きますが、結ちゃんの恋のきっかけは結ちゃんが過労で倒れたときのこと。

倒れた結ちゃんを翔也くんは家まで連れて帰りました。

そのお礼にと、スタミナ不足がアスリートとしての課題である翔也くんのために、結ちゃんはお弁当を作ることに。

しかし、そのお弁当は翔也くんを太らせてしまい野球部からクレーム。

そんな事態を招いてしまったことを翔也くんは結ちゃんに謝罪するのですが、謝罪の前後の翔也くんの振る舞いが爽やかであることこの上ない。

その爽やかな振る舞いを見て結ちゃんは恋におちます。

【その2】結ちゃんがライフワークと出会う

結ちゃんがライフワークの「栄養」と出会うきっかけは、翔也くんとの恋です。

スタミナ不足がアスリートとしての課題である翔也くんのために、結ちゃんはお弁当を作ることに決めたのは上で述べたとおり。

しかしスタミナを補完するための食事ってどんなものか結ちゃんにはわからない。

そこで高校の図書室で栄養学の学習を開始する結ちゃん。

これが結ちゃんがライフワークと出会う瞬間です。

しかし栄養学の学習を開始した時点では、結ちゃんはまだ栄養学が自分のライフワークになるなどとは夢にも考えていません。

【その3】2年スキップし結ちゃんは高校三年生

今週、結ちゃんと翔也くんの恋バナが始まりますが、二人の恋バナはお互いに想いはあるものの交際に発展しない恋です。

翔也くんは甲子園出場に集中したい一心から、甲子園出場が決まったら結ちゃんに告白とすると約束し、結ちゃんもその約束を信じてその日を待ちます。

しかし、翔也くんが所属する福岡西高校は甲子園出場を果たせず。

月日は流れ、結ちゃんも翔也くんも高校三年生になってしまいます。

そして迎えた高校三年の夏。

翔也くんにとっては甲子園に挑む最後の夏です。

翔也くんは改めて結ちゃんに約束します。

甲子園出場を決めたら告白すると。

福岡県予選では翔也くんが所属する福岡西高校は決勝戦に進出。

そして、その結果は・・・

【その4】結ちゃんの高校卒業後の進路と神戸

高校三年になり、結ちゃんも翔也くんも、そして結ちゃんの同学年の仲間たちも、それぞれ高校卒業後の進路を決め始めます。

しかし、そんな中で結ちゃんだけがなかなか決まらない。

自分がやりたいことが見つからない結ちゃん。

しかし高校一年から三年まで、翔也くんの栄養の知識によって応援し続けてきた満足感を思い出した結ちゃん。

栄養士になろうと決意し、両親もそんな結ちゃんを応援することに。

一方、聖人さんもいよいよ神戸で理髪店を再開することを決意。

翌週の「さよなら糸島 ただいま神戸」へと続きます。

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POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    あ~ムカつくなあ、あの監督
    なんでこんなにムカつくかと言えば走れ走れという調整を強要し結果近鉄バファローズから去った野茂選手・吉井選手・立花トレーナーのことを思いだしたから
    永吉さんがソフバンの帽子被ったシーンが今週あるけど近鉄バファローズには2005年は来なかったんだぜ
    だいたいこの時代には、水飲むなとかウサギ飛びを強要する指導者がまだ残っていたんだよな、投手の肩だって消耗することを知らないで過度な投げ込みさせたり
    加えて男女交際などもっての他という姿勢みたいだけど、「スクールウォーズ」のモデルになった山口良治さんが「悔しいです!」の展開の後でラグビー部の規律をいろいろと決めた中で男女交際は節度を持ってと寛容だったぞ
    過酷な練習を止めて長髪をOKした慶応高校が令和になり甲子園を制覇するけどこのアナクロニズムに被れたこの監督は何思うんだろね

  2. 還暦のたつお より:

    河童に弁当。効果の程は。でもなんか嫌な予感。やっぱり。

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    この監督、使えね~な
    初対面の方々に潰す気ですかと荒い言葉使い、スタミナが足らない課題のある主力選手の悩みに対し栄養士の奥さんと共有しないで走れ走れと単純指導、カッパくんが母ちゃんが持ってきたイチゴを食うなと指導し結果配りまくってたんだろね
    だいたい体重管理と男女交際を禁止するのは成長期かつ思春期のヤローに強制するのはムリがあり過ぎると個人感、時には息抜きも必要とイチローも言っているとカッパくんに言ったチームメイトの方が正解、とりあえず監督は「タッチ」読め

  4. 名乗る程の者ではございません より:

    オマエラーッ、俺のスタミナ源を知ってるかー?納豆だ、このヤロー!強くなりたかったら納豆食え、バカヤロー!
    いくぞーっ!1 2 3、ダーッ!
    というコメント(かなり脚色していますが)をアントニオ猪木さんの著書で読んだ学生時代には毎日納豆食ってたなあ、因みにその時に陸上部だったけど10キロ越えたら校内無敵だったしその後も徹夜で麻雀したり仕事したりしても結構平気だった
    科学的根拠ないし今から思い返せば元々スタミナがあり性格が単純だから思い込んだ結果のプラシーボ効果だったんだろうね、実際に今でも納豆好きだけどあの時のスタミナなんかどこ行ったんだという位すぐヘロヘロになるし

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