NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『おむすび』
2024年12月2日 〜 12月6日放送
あらすじ
子供たちのための防災訓練
平成19年(2007年)7月。神戸さくら通り商店街で子供たちのための防災訓練が行われることになり、結は炊き出し隊長を任されることになりました。
結は商店街の人々に集まってもらい、震災当時、避難所でどんなものを食べていたのか話を聞かせてもらいました。
そんな中、水分と食物繊維が不足し美佐江の娘・菜摘などが体調を壊す中、孝雄が買い置きしていた豆類の缶詰が避難所生活をする人の助けになったことを知りました。
娘の死から立ち直れない孝雄
孝雄は震災で一人娘の真紀を亡くして以来、ふさぎ込んでいました。同じく兄夫婦を震災で亡くした美佐江は、いつまでも立ち直れない孝雄を嫌っていました。
そんな中、神戸で古着屋のバイヤーを始めていた歩は、孝雄が持つ靴の修理技術に目をつけ、中古の靴を孝雄の技術によって新品のようにする商売を思いつきました。
しかし孝雄は歩の提案を拒否。震災で亡くなった真紀の親友だった歩と会うことが、孝雄には耐えられなかったのです。
美佐江と孝雄の仲直り
防災訓練の前日、聖人は孝雄に炊き出しの手伝いを頼むことを提案。しかし、いつまでもふさぎ込んでいる孝雄を嫌う美佐江は反対しました。
一方、結は美佐江と孝雄が仲直りすることを望んでいました。結は野菜の種類によって収穫までの期間が異なるように、人も立ち直るまでの時間は人それぞれだと説得。
そして迎えた防災訓練の当日。美佐江は孝雄を手伝いに呼びました。そして姿を表した孝雄に、美佐江の娘・菜摘は避難所で助けられた感謝を述べました。
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今週の展開
46: 12/2(月)
47: 12/3(火)
48: 12/4(水)
49: 12/5(木)
50: 12/6(金)
予習レビュー
今週は孝雄さん週と言っても差し支えない週かと思います。
実際、今週のサブタイトル「人それぞれでよか」とは、孝雄さんのことです。
今週、防災訓練を背景にして、孝雄さんの心の再生の第一歩が描かれます。
靴職人・渡辺孝雄
まずは、靴職人の孝雄さんの基本情報から。
孝雄さんは、震災前から神戸・さくら通り商店街で靴店を営んでいました。
奥様を早くに亡くしたらしく、娘の真紀ちゃんを一人で育ててきました。
口下手で口数は少ないものの、腕の良い靴職人、それが孝雄さんです。
阪神淡大震災では当然のことながら孝雄さんの住居兼店舗も被災を免れることはできませんでした。
そして、激しい揺れでタンスが転倒。
その下敷きになって娘の真紀ちゃんは亡くなってしまいました。
それ以来、立ち直ることができない、というのが孝雄さんというキャラの基本設定です。
真紀ちゃんと歩ちゃんが親友だったこともあり、歩ちゃんと孝雄さんの交流の場面も今週以前に何度かあるはずです。
孝雄さんがと歩ちゃん
ところで、孝雄さんの娘の真紀ちゃんは歩ちゃんの親友でした。
そして歩ちゃんの人生を代わりに生きるために歩ちゃんはギャルになりました。
本人はギャルとはほど遠い性格だったはずなのに。
さて、今週までのどこかのタイミングで、歩ちゃんが孝雄さんにあるお願いをする場面があります。
歩ちゃんは神戸で古着屋のバイヤーをやっています。
そんな歩ちゃんは大量に仕入れた靴を、腕の良い靴職人の孝雄さんに新品同様に修繕してもらい、それは販売するという商売を思いつきます。
ところが、歩ちゃんのアイデアを孝雄さんは拒否。
娘の親友と会うことで娘を思い出してしまうからなのでしょう。
そんな孝雄さんが、次週には歩ちゃんの頼みを引き受けることに。
今週を前後して変化する孝雄さんの歩ちゃんへの態度。
この態度の変化によって、孝雄さんの心の再生が描かれるようです。
今週のサブタイトル「人それぞれでよか」
今週のサブタイトル「人それぞれでよか」とは、人が立ち直るまでの時間は、人それぞれだという意味です。
孝雄さんは12年経っても娘の死の悲しみから立ち直れない。
一方、何夫婦を震災で亡くした美佐江さんはいつも前向き。
なので美佐江さんはいつまでも立ち直れない孝雄さんのことが嫌いです。
そんな美佐江さんに対して結ちゃんが言うそうです。
野菜も種類によって収穫までの期間はそれぞれ違う。
人が立ち直るのも、誰もが一律ではない、みたいなことを。
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