おむすび

結がつくった翔也の献立 / おむすび 第43回

2024/11/27(水)第9週「支えるって何なん?」

あらすじ

落ち込む聖人と歩の様子を見かねて、愛子は気分転換をさせようとお好み焼きパーティーを開きました。そのパーティーに、愛子はデート中の結と翔也も呼びました。翔也に興味津々の歩は、翔也に対して根掘り葉掘り質問を浴びせかけました。

そんな中、聖人は翔也を店に連れて行き、店で二人きりになると翔也に告げました。これから君の髪は俺が切る。その代わり結を絶対に悲しませるなと。それは聖人が翔也を受け入れた瞬間でした。

一方、専門学校では栄養カウンセリングの授業が行われ、結たちは沙智が病気で入院していた事実を初めて知りました。その日、佳純は米田家に泊まることになりました。専門学校をやめろと父から言われ、反発した佳純は家出をしたのです。

同じころ、翔也は結の作った献立に従いながら日々の食事を摂っていました。結には調子が良くなったと伝えるものの、実は翔也は食事の量に不足を感じていました。そんな翔也を澤田も気にかけていました。

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感想

翔也くん

初回から登場していたのに、今回初めて家庭の事情が語られる翔也くん。

翔也くんに興味津々の歩ちゃんが根掘り葉掘り聞き出すことで翔也くんの家庭の事情が浮かび上がってきました。

翔也くんのお母さんがイチゴばかり送ってきましたが、イチゴばかりだったのは送料だけで贈れるものだから、だったのかも。

イチゴ農園の経営はそれほど楽でもないらしい。

しかし翔也くんはそのイチゴ農園を継ぐ必要はないらしい。

これで、もし翔也くんがプロ野球選手になれなかったとしても、結ちゃんが翔也くんの実家に嫁ぐという展開は無くなりました。

歩ちゃん、いいところを質問しました。

さて、決して裕福とは言えない家庭で生まれ育ちながら野球をやらせてもらっている翔也くん。

その感謝を決して忘れていないことが分かり好感度は急上昇。

聖人さんの中での翔也くんに対する好感度は爆あがりしたようです。

顔には出しませんでしたが。

これから君の髪は俺が切る、あの一言は翔也くんを結ちゃんの彼氏と認めたことの証。

それまで聖人さんは、翔也くんが結ちゃんの彼氏であることを頑なに認めようとはしませんでしたが、ついに彼氏認定。

結ちゃんと翔也くんの関係の大きな転換点となりました。

沙智ちゃんと佳純ちゃん

沙智ちゃんと佳純ちゃん、それぞれの事情も語られ始めました。

前回、実はインターハイ優勝実績もありオリンピック出場を期待されていた事実が判明した沙智ちゃん。

どうして陸上をやめたのかとの結ちゃんの問いに沙智ちゃんは答えず。

沙智ちゃんの過去に何かあることが暗示されて前回は終わりましたが、前回の暗示が今回少しだけ回収されました。

栄養カウンセリングの際に沙智ちゃんが思い出したのは病室の風景。

その病室で横たわっているのは沙智ちゃん。

そして病院食には手をつけてない。

栄養カウンセリングの沙智ちゃんの演技に対して、佳純ちゃんが「私情が入っている」と言いました。

佳純ちゃんが言う私情とは結ちゃんが嫌いという私情です。

でも、別の私情も入っていたらしい。

別の私情とは入院中の気持ちです。

病気によって陸上を断念した無念。

入院中、その無念さを誰からも理解してもらえない孤独。

そんな気持ちを沙智ちゃんは思い出しのかも。

そして空気が読めない結ちゃんによって、沙智ちゃんの中で当時の感情がリアル過ぎるくらいによみがえってしまったのかもしれません。

一方、佳純ちゃんの抱えている事情も語られ始めました。

さすがお金持ちの家のご令嬢です、寿司を振る舞って泊めてもらうとは。

しかしお金持ちの家にはお金持ちの家なりの事情と悩みがあるらしい。

代々、医師の家系。

お兄ちゃんもお姉ちゃんも医師で自分だけが落ちこぼれ。

そんな自分のことをお父さんは憎んでいるとまで言う佳純ちゃん。

ハギャレンのルーリーに次いで家庭に問題を抱えているようです。

明日と明後日の二回で、沙智ちゃんと佳純ちゃんの事情は回収されるのでしょうか。

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予習レビュー

今週、歩ちゃんが念願叶って亡くなった親友・真紀ちゃんのお墓参りにようやく行くことができます。

その際、歩ちゃんは真紀ちゃんの墓前で、真紀ちゃんのお父上・孝雄さんに遭遇。

すると孝雄さんが歩ちゃんに対して耳を疑うような言葉を投げかけます。

墓参りには来ないでほしいと。

神戸の回想場面でもいろいろと面倒臭そうだった孝雄さん。

あれから何年も経って、ますます意固地になっているようです。

一体、孝雄さんに何があったのでしょうか。

震災後の孝雄さん

震災から一年ほど経ったころ。

震災前にあれほど反対していた神戸さくら通り商店街のアーケード設置に、なんと孝雄さんは積極的に乗り出すのだそうです。

いきなり気が変わった理由は今のところ不明です。

しかし、神戸を震災前に姿に戻して、かつての賑わいを取り戻そうと奔走するそうです。

そんな孝雄さんの良い意味での変わりっぷりを美佐江さんらも大歓迎するのですが・・・

アーケードが完成すると、またしても意固地な孝雄さんに戻ってしまうのだそうです。

孝雄さんの再度の変化の理由も不明です。

そして以下はブログ主の憶測です。

孝雄さんが、神戸さくら通り商店街のアーケード設置に積極的に乗り出したのは、真紀ちゃんを亡くした悲しみを忘れるため、何かに没頭していたかったのかもしれません。

そして、アーケード設置を完成させるまでの日々は神戸の復興時期とも重なり多忙を極めていたに違いない。

孝雄さんは悲しみに沈んでいる暇もなかったのでしょう。

ここまでは孝雄さんの狙いどおりに行きました。

しかし、アーケードが完成。

街並みの復興がある程度進む中で、多忙を極める日々も終了。

またしても一人ぼっちで真紀ちゃんを亡くした悲しみと向き合うことになり、元の意固地な孝雄さんに戻ってしまう。

以上がブログ主の孝雄さんに関する憶測です。

孝雄さんの近況

震災時の回想場面でも語られていましたが、孝雄さんの家は倒壊を免れました。

そのため、孝雄さんの家とお店は震災前のまま。

しかし周囲の建物はほぼすべてが建て替えられ、孝雄さんの家だけが震災時から時間が止まった状態のようになっています。

これは孝雄さんの心の時計が震災で止まったままであることを表現しているのでしょう。

しかし倒壊を免れたとは言っても、孝雄さんの家は烈震によって大きなダメージを受けているはずです。

そこで市役所の職員の若林さんが、今のままでは危険なので建て替えを提案。

ところが孝雄さんは聞く耳を持たない。

そんな状況から孝雄さんのストーリーが始まります。

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POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    翔也くんって実は肥満体質じゃないの?
    ハダカになるシーンないからわかんないけどマッチョ体型ではないからユニフォームの下はモチっとした体型かも
    高校野球部の監督って身体のキレを優先させることで体重管理してスタミナには目を瞑ったんじゃないかな?(それならリリーフ投手育成していなかったことに無能感を隠せないが)
    実際、肥満体質で身体能力キレッキレの人っているよ、初代タイガーマスクがそうだったんだけどね

  2. 還暦のたつお より:

    交際相手に家族の尋問ついでに散髪。お父さんカットいやかっこいい。あれナベさん。折角の献立ボリューム不足。結さん、いろいろ大変。

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    入院歴のあるサッチンや親との確執で家出のカスミンよりも温厚なモリモリのキレ芸は不動産会社勤務時の体験が垣間見得る、深く語らずに演劇部出身で済ましたことが
    逆に闇深い

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