2025/1/28(火)第17週「Re Start」
あらすじ
孝雄が自宅の階段から転落、負傷して入院しました。孝雄の入院を知らされた歩は、孝雄の病室に見舞いに行きました。そのころ孝雄は真紀のことを忘れる日が増え、そのことで落ち込み気味でした。
一方、さくら通り商店街では、菜摘が商店街を活性化するアイデアを提案しました。飲食店がそれぞれ名物メニューを作るという提案に乗り気になった聖人はさっそく結に相談。「オーロラ餃子」や「ほぼメロンのパン」の試作品が出来上がりました。
そんな中、孝雄が勝手に退院してしまいました。孝雄の退院を愛子から聞かされた歩は、愛子に打ち明けました。孝雄は真紀のことを忘れがちになっていることを悩んでいるが、実は自分も真紀のことを忘れがちになっていると。
愛子は歩に告げました。忘れることは悪いことではない。それは前に進んでいる証拠だ。思い出せる時だけ思い出せばよいと。そんな愛子の言葉を聞かされた歩は、真紀の声が収録されたカセットテープの存在を思い出しました。
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感想
歩ちゃん
前回、孝雄さんが入院。
階段から転落して脳震盪を起こした孝雄さんのために救急車を呼んだのは聖人さんでした。
聖人さん、どうやら歩ちゃんに連絡をしたらしい。
孝雄さんが意識を回復したタイミングで歩ちゃんは病室の外にいました。
もしかすると歩ちゃんも病室に入ろうとしたのかもしれません。
しかし病室に入ろうとしたその瞬間、孝雄さんの弱気の声が聞こえたのでしょうか。
今、自分が病室に入るタイミングではない。
弱気になった姿、聖人さんが相手ならさらせても歩ちゃんにはさらせないだろう。
とっさに空気を読んだ歩ちゃん。
病室には入りませんでした。
歩ちゃん、今回も安定の優しさです。
歩ちゃんは病室の外で孝雄さんが口にした言葉を聞いていました。
孝雄さんは言いました。
真紀ちゃんのことを忘れることがよくある。
命日も忘れてしまったと。
思いがけず耳にしてしまったこの孝雄さんの言葉が歩ちゃんの心に刺さったようです。
まるでトゲのように。
そのトゲを抜いてくれたのは愛子さん。
「忘れるってそんなに悪いことじゃない」
「その分前に進めている」
「思い出せる時だけ思い出したらいい」
愛子さんにトゲを抜いてもらった歩ちゃん。
思い出したのは歩ちゃんの声が収録されているカセットテープの存在です。
そのカセットテープを持参し孝雄さんの店に駆けつけた歩ちゃん。
カセットテープを入れられたラジカセが動き始める。
今回はそこでおしまい。
明日、孝雄さんはどのような反応を示すのでしょうか。
聖人さん
商店街の飲食店がそれぞれ名物メニューを持ってはどうか。
この菜摘ちゃんの提案に、飲食店ではない聖人さんが大いに乗り気に。
まずは商店街の足を運んでもらうこと。
そこから始めようと言う聖人さん、視座が高い!
聖人さんが商店街の人々に頼りにされる理由がわかったような気がします。
そして、すぐに行動に移す聖人さん。
名物メニュー開発の相談相手はやっぱり結ちゃんでした。
聖人さんのおかげで今回も結ちゃんの登場場面が用意されました。
それはさておき、菜摘ちゃんの提案に聖人さんが乗ったことで、名物メニューの試作品が二つも出来上がりました。
「オーロラ餃子」と「ほぼメロンのパン」。
「オーロラ餃子」は「レインボウ餃子」の方がイメージしやすいかも。
7色揃ってはいませんでしたが。
一方の「ほぼメロンのパン」のネーミングは絶妙。
このネーミング、美佐江さんの発案?
ひみこさんの荒唐無稽なアイデア「カーニバル」案はお金がかかり過ぎて頓挫しましたが、菜摘ちゃんのアイデアは具体的に動き始めました。
第三、第四の名物メニューの試作品もこれから登場するでしょうか。
だとすると結ちゃんの出番も再びあるのかな?
予習レビュー
今週のサブタイトルは「Re Start」。
登場人物たちがRe Start、すなわち再起動する節目の週になるのかもしれません。
そこで節目を迎えそうな登場人物のこれまでの歩みを振り返ってみました。
結ちゃん
まずは主人公の結ちゃんから。
結ちゃんは阪神亜大震災の被災経験がトラウマとなり、頑張ることに意味を見いだせない高校生でした。
しかし、頑張ることに意味があると証明すると宣言した翔也くんを応援する中、誰かを応援する喜びを見出しました。
そして翔也くんを応援する中で深めた栄養学の知識をより深めようと栄養士の道を高校卒業後の進路に決定。
神戸栄養専門学校に入学し、そこで学んだことを翔也くんの応援に活かました。
社会人になってからも、栄養士としての知識を活かしながら仕事をしつつ翔也くんの応援を継続。
しかし翔也くんが肩を壊して野球を断念し、さらに翔也くんと絶縁の危機に。
応援する対象を失った結ちゃんは一時は迷うものの、最終的に翔也くんと結婚。
共働きをする中で体調を損ね、管理栄養士という次のステージと出会いました。
ただし管理栄養士は手段に過ぎず歩むべき道ではありません。
結ちゃんの新たな道、それは今週描かれる神戸さくら通り商店街の復活プロジェクトへの関わりのその先にあるのかもしれません。
菜摘ちゃん
今週から結ちゃんが関わることになる神戸さくら通り商店街の復活プロジェクト。
このプロジェクトの主人公は菜摘ちゃんです。
菜摘ちゃんはこれまで、合コンが楽しみの普通の女子大生みたいな描かれ方しかされてきませんでした。
防災訓練の準備のときには炊き出しをバーベキューにしようと合コン発想。
結ちゃんが翔也くんと一時的に別れたときも、結ちゃんのために合コンをセッティングしました。
何に情熱を注いでいるのか、菜摘ちゃんはそこが見えなかった。
しかし美佐江さんの娘のことだけはあり、生まれ育った神戸さくら通り商店街に深い愛情を持っているようです。
このプロジェクトを機に菜摘ちゃんの行動と考え方が変化し、ヒロインと同い年のキャラとして、ストーリーの真ん中に入ってきてほしいものです。
美佐江さんという重要なキャラの娘なのだから、菜摘ちゃんがドラマの中でもっと重要なポジションをとっても決して不自然ではない。
ブログはそのように考えています。
チャンミカ
チャンミカも主人公の姉の大事な友達という、ドラマの真ん中に入ってきても決して不思議ではないキャラでありながら、存在感が示されないキャラでした。
チャンミカは真紀ちゃんとも友達でしたが、歩ちゃんと真紀ちゃんの回想場面にもチャンミカの出番はありませんでした。
菜摘ちゃん以上に正体が見えないキャラでした。
今週、そんなチャンミカが人生最大の危機を経験します。
実に厳しい試練にさらされるのだから、今週の試練とRe Startすなわち再起動を機に、チャンミカもドラマの真ん中近くに入ってきてもらいたい。
または歩ちゃんとともに新しいストーリーを見せてもらいたい。
ブログ主の中では実は歩ちゃんが本作の主人公です。
そんな歩ちゃんの最も大事な友達がチャンミカなわけです。
再起動後のチャンミカに期待しています。
ルーリー
ルーリーもRe Startすなわち再起動の時期を迎えるはずです。
ルーリーは本作の第一回から登場し、しかも主人公をギャルの道に導いた極めて重要なキャラです。
ルーリーは家庭に居場所を失い孤独な少女でした。
しかし、そんな家庭環境に育ちながらも、仲間たちの心づかいを忘れず、仲間たちに常に寛容な態度を示していました。
そんなルーリーの夢は社長になること。
ルーリーは今週、仕事を失うはずです。
前週、チャンミカの店で雇われることになったものの、そのお店が閉店してしまうので。
働き口を失ったルーリー、社長に向けて再起動するストーリーがそろそろ始まって欲しいものです。
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ここの所、展開を静観しております。早く管理栄養士編になってほしい。善悪こなす名わき役馬場君が見たい。
ウマイかもしれないがあんなカラフルな餃子は食いたくないわ
メロンパンは食ってみたいけどコスパは悪そうだなあ、誉められて照れるストレッチマンだけど最終回までに一度ぐらいはヌハハハハとあの笑い声聞きたいわな
確かに忘れるのは悪いことではないけど、厄介なのは年取れば大事なことをスコーンと忘れてしょーもない過去のことをふと思いだしてホンマいやになるということ