おむすび

詩が逃亡をはかるも失敗 / おむすび 第118回

2025/3/19(水)第24週「家族って何なん?」

あらすじ

練習中に足にケガをし結が勤務する病院へ行った花は、そこで詩と出会いました。しかし具合がとても悪そうな詩のことが花は心配でした。そのとき詩は病室を抜け出し病院から逃げ出そうとしていました。結局、詩は病室に連れ戻されました。

病室で結は、詩が持っている手鏡が歩のブランド「キングオブギャル」のものであることに気がつきました。その手鏡は一部が壊れていました。そこで結は、その手鏡の修理を引き受けました。

その後も結は、詩のための栄養計画を立て詩に向き合うものの、詩は結に対して心を開かず食事に手をつけようともしませんでした。一方、手鏡の修理を頼まれた歩は、真紀を思い出しながら修理を進めました。

そんな中、愛子が書き置きを残して一人で糸島に行ってしまいました。激しく動揺する聖人は家族や美佐江から問い詰められ、移住の話を拒んだことを打ち明けました。その頃、愛子は糸島の佳代のもとに到着していました。

<<前回117回 | 次回119回>>

第24週 | 最終週/第25週
おむすび|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

感想

詩ちゃん再び

誰に対しても心を閉ざしていた詩ちゃん。

コミュニケーションスキルが高く評価されてNSTに参加することになった結ちゃんですらも手に負えない。

しかし今回、ちょっとだけ心を開いたような気がします。

ただし、ちょっとだけ心を開いた相手は花ちゃんと、そして歩ちゃん。

好きなことはないのかと花ちゃんに尋ねられ、歌を歌うことかなと答えた詩ちゃん。

他の大人たちが同じ質問をしても詩ちゃんはきっと答えなかったかと。

花ちゃんが年下だからむげにできなかったということもあるのでしょう。

でも、詩ちゃんは花ちゃんに何かを感じたと信じたい。

また、病室に連れ戻された後に詩ちゃんが言いました。

変なことに巻き込んでしまったことを謝っておいてほしいと。

これも、花ちゃんに対してはちょっとだけ心を開いた証拠かと。

心を閉ざしたままなら謝罪する気持ちも起こらないと思うので。

そして「キングオブギャル」に詩ちゃんは激しく反応。

一瞬だけ笑顔さえ見せました。

キングオブギャルというブランドだけでなく、そのブランドの創始者の歩ちゃんのことも詩ちゃんはよく知っているらしい。

そしてどうやら歩ちゃんに対して憧れかそれに近い感情も持っているらしい。

歩ちゃんに対しても、詩ちゃんは間接的ながらも心を開きました。

詩ちゃんが登場して三日目。

詩ちゃんのストーリーが少しづつ動き始めました。

一方で歩ちゃんも動き始めました。

真紀ちゃんによく似た少女が入院していると聞かされても、ふーんそうなんだぐらいの反応しか示さなかった歩ちゃん。

しかし、真希ちゃんの写真と比較しながら詩ちゃんの写真を食い入るように眺める歩ちゃん。

そんな歩ちゃんにとっても詩ちゃんが特別な存在になってきたようです。

CEOが自ら手鏡を修理。

この行動が、歩ちゃんの中で詩ちゃんが特別な存在になってきた何よりの証拠かと。

ついに行動を起こす愛子さん

今回は前半の7〜8分が過ぎても詩ちゃん関連のストーリー。

月曜、火曜と描かれた聖人さんと愛子さんのすれ違いは今回はおあずけかな?と思っていたら、今回もしっかりと描かれました。

美佐江さんが言いました。

母が亡くなり一人残った父は生まれ故郷の宝塚にこだわり続けた。

佳代さんもそれと同じなのかな。

それにしても、どうしてそこまで糸島にこだわるのだろう、みたいなことを。

この美佐江さんの言葉を聞いて考え込んでしまう愛子さん。

愛子さんはもしかして、佳代さんが糸島にこだわる理由を知りたくて、一人で糸島に向かってしまったのかな?

次回あたり、佳代さんが糸島にこだわり続ける理由が明らかになるのでしょうか。

そして佳代さんの気持ちを聖人さんも知ることになるのでしょう。

そのとき聖人さんはどんな反応を示すのか。

聖人さんと愛子さんのすれ違いのストーリー。

愛子さんが一人で行動を起こしたことで何かが動き始めました。

Sponsored Link



予習レビュー

田原詩という名の入院患者

最終週を翌週に控えた今週、新キャラが登場します。

田原詩という名の女の子です。

詩ちゃんは大阪新淀川記念病院の入院患者です。

極度の栄養失調で入院して来ました。

繁華街で倒れているところを保護され、血液検査の結果、極度の栄養失調と判明。

入院が余儀なくされたのです。

入院してすぐに詩ちゃんはNSTが担当することになりました。

そして結ちゃんによる食事指導が始まるものの、詩ちゃんは食事を食べようとはしません。

自分が病気になろうが、病気の末に命を落とそうが、悲しむ者などいない。

だから食べないと拒む詩ちゃん。

この女の子に一体何があったのでしょうか。

詩ちゃんの生い立ち

詩ちゃんは神奈川県藤沢市生まれ。

8歳のときに事故で両親を亡くし、児童養護施設で育ちました。

児童養護施設で生活をしながら小学校と中学校に通いました。

中学校を卒業後、詩ちゃんはスーパーマーケットに就職。

しかし、そこでの仕事は長続きせずに退社。

先輩に呼ばれて大阪まで来ました。

しかし、大阪に着いて早々、財布とスマホを盗まれてしまい、水道水だけを飲んで二週間が経った頃、倒れてしまった。

というのが大阪新淀川記念病院に入院するまでの流れです。

食事を拒む詩ちゃん

詩ちゃんは、自分がどうなろうが悲しむ者などいないという理由から食事を拒みす。

両親を失い児童養護施設暮らし。

中学を卒業し社会人になってから自分の居場所を失ってしまったのでしょう。

居場所がないということはすなわち心配してくれる人がいないということです。

だから自暴自棄に陥ってしまったのでしょう。

そんな詩ちゃんのことを真剣に心配し始める人物が登場します。

歩ちゃんです。

詩ちゃんは亡くなった真紀ちゃんにそっくりなのだとか。

そんなわけで歩ちゃんは詩ちゃんのことが気になり始めます。

そして歩ちゃんに心配してもらえたことが良かったのか、詩ちゃんは心を開き始めます。

ようやく詩ちゃん、食事を食べるように。

しかし食事を食べるようになり、体調が回復したら退院するしかありません。

やっと心を開いたと思った矢先の退院。

詩ちゃんは新たな児童養護施設に引き取られることに。

今週の詩ちゃんのストーリーはここまで。

詩ちゃんのストーリーが完結するのは次週・最終週です。

<<前回117回 | 次回119回>>

第24週 | 最終週/第25週
おむすび|感想あらすじネタバレトップページ

POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    私にはなにもない
    そんな悲しいこと言うなよ
    笑えばいいと思うよ
    と、瞬時脳内にかけめぐったワイはエヴァ脳です

コメントを残す