2025/6/2(月)第10週「生きろ」
あらすじ
草吉が朝田家を出て行きました。
朝田家を去って行く前の晩、草吉は乾パン作りを拒んだ理由を釜次に語っていました。
草吉が話したことを釜次から聞かされたのぶは言葉を失いました。
そしてのぶは、乾パン作りを無理に頼んでしまったため草吉を傷つけてしまったと悔やんでも悔やみきれない気持ちになりました。
そんなのぶに釜次は、草吉はのぶのせいで出て行ったのではないと言って聞かせました。
そんな中、草吉が残していった乾パン作りのメモを見つけた羽多子は、娘たちの手を借りながら乾パン作り続けようと動き始めました。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
今週の主なトピック
第10週「生きろ」の主なトピックは次の4つです。
1:ヤムおじさんの過去
2:米英との戦争開始の影響
3:のぶちゃんの迷い深まる
4:嵩くんに赤紙が来る
【その1】ヤムおじさんの過去
今週、隠され続けてきたヤムおじさんの過去がついに明らかになります。
戦争の話題が出ると激しく反応するヤムおじさん。
実はヤムおじさんは日清日露の両戦争時には兵役にとられない年齢設定になっています。
なのにどうして戦争の話題に激しく反応するのか。
実はヤムおじさんは第一世界大戦(当時は欧州大戦)に日本人義勇兵として参戦していました。
パンの修行のためにカナダに密航したヤムおじさん、自分の意思とは関係なく入隊を余儀なくされてしまったようです。
そして戦場では飢餓を経験。
命を落とした兵士のコートから乾パンを取り出しそれで飢えをしのいだ経験が、乾パンづくりをヤムおじさんが拒んだ理由として語られます。
【その2】米英との戦争開始の影響
今週、昭和16年(1941年)12月8日を迎えます。
米英との開戦の日です。
そして、戦況の悪化による影響が描かれます。
小麦が配給制となり朝田パンは営業ができなくなり休業。
健ちゃんが召集され入隊。
旅行と貿易のための次郎さんの船も改修され兵隊と軍需物資を運搬する船になり、航海は危険な仕事に。
そして今週、嵩くんも召集され入隊します。
【その3】のぶちゃんの迷い深まる
豪ちゃんの葬儀の際に蘭子ちゃんから「嘘っぱち」と言われ、自分が教師としてやっていることに迷いが生じ始めたのぶちゃん。
その迷いが今週に入ってますます深くなります。
のぶちゃんの迷いがはっきりわかるように描かれる場面があります。
教え子の女の子のお兄さんが出征。
お兄ちゃんは無事に帰ってくるだろうかと不安に押しつぶされそうなその女の子に、のぶちゃんは大丈夫だと言い切る。
しかしその日、のぶちゃんは蘭子ちゃんに打ち明けます。
口では勇ましいことを言ってはいるが、実は不安でならないのだと。
次郎さんが、兵隊と軍需物資の運搬という危険な航海に出ることものぶちゃんの迷いを深めることになるのかもしれません。
のぶちゃんの迷いがますます深まっていくようです。
【その4】嵩くんに赤紙が来る
今週、ついに嵩くんも召集されます。
そして嵩くんの入隊前後に注目すべきエピソードが二つあります。
まずは入隊前。
御免与で出征する日を迎えた嵩くん。
そこへなんと登美子さんがやって来ます。
これまで、母親らしい姿をほとんど見せることがなかった登美子さんが、母性愛を炸裂させるまさかの姿を、嵩くんの出征場面で見せるようです。
この場面が描かれる回は号泣回になるかもです。
そして入隊後。
妻夫木聡さんが演じる、上官の八木信之介という人物との出会いが描かれます。
この八木という人物、物語後半では、嵩くんだけでなくのぶちゃんにも影響を与えるとアナウンスされています。
詳細は不明ですが物語の後半に入ってから、とても重要なキャラとなるようです。
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