2024/5/30(金)第9週「絶望の隣は希望」
あらすじ
ある日の夜、釜次が草吉に乾パンを焼いてほしいと頭を下げて頼みました。
そして釜次は、夜が明けるまで草吉と向き合いました。
釜次が草吉に頭を下げた翌朝、朝田家に乾パンの材料が運び込まれたものの、朝田家の人々は誰も事情を飲み込めませんでした。
材料を運び込んだ業者とともにやってきた憲兵は、すぐに乾パンを焼き始める釜次に指示。
釜次が戸惑っていると、そこにやってきた草吉は・・・
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
ヤムおじさんの振り返り
今週、ヤムおじさんが自分の過去をカマジイ相手に語り始めます。
ただし、今週描かれるのは「語り始める」最初の瞬間だけで、語った内容な来週におあずけなのですが。
さて、ヤムおじさんが自分の過去を語り始めるにあたり、ヤムおじさんの過去が見え隠れする場面を振り返ってみます。
まず、ヤムおじさんの過去に何かがあると見え隠れし始めたのは第5週の金曜日の最後の瞬間です。
嵩くんが美術学校に合格し、寛先生と一緒に銀座の美村屋に行ったときのこと。
美村屋の店内に飾ってある職人たちの写真の中にヤムおじさんの姿がありました。
そのとき嵩くんはまだそのことに気がつきませんでしたが、ヤムおじさんがただの面白いおじさんでないらしいことが暗示されました。
その翌週から「嵩くんの東京編」がスタート。
嵩くんは健ちゃんと一緒に銀座の美村屋へ。
そこでついに嵩くんは写真の中のヤムおじさんを発見します。
手紙でのぶちゃんにそのことを伝える嵩くん。
のぶちゃん、さっそくヤムおじさんに写真のことを尋ねるものの、ヤムおじさんは答えをはぐらかしてその場を逃走。
羽多子さんも、人には知られたくないことがあるから詮索するなとのぶちゃんに注意。
写真の真相はわからずじまいでした。
そして、夏休みになり、嵩くんが健ちゃんを連れて御免与に帰省。
健ちゃん、ヤムおじさんが写真に写っていたことを思い出しそのことを尋ねるものの、ヤムおじさんは再び答えをはぐらかして逃走。
一方、ヤムおじさんは戦争の話題が出るたびに強い拒絶反応を示しています。
豪くんの出征前にはしきりと逃げろとまで言ってもいました。
ヤムおじさんの美村屋の過去と戦争の過去。
それらがすべて明かされるのは来週です。
繰り返しになりますが、今週はヤムおじさんが「過去を語り始める瞬間」までが描かれます。
ヤムおじさんが過去を語り始める瞬間
陸軍からの乾パンの注文が入ったところからヤムおじさんのストーリーが動き始めます。
ある日の夜、カマジイがヤムおじさんに尋ねます。
どうして乾パンを焼きたくないのかと。
しかし、ヤムおじさんが答えるわけもなく。
しかし、カマジイがヤムおじさんに語りかけた目的は、ヤムおじさんが乾パン作りを拒む理由を知ることではなく、乾パンを焼いてくれと頼むためでした。
カマジイはヤムおじさんに頭を下げて頼みます。
乾パンを焼きたくないわけを言いたくなければ言わなくてもいい。
乾パンを焼いてくれ、それだけが頼みだと。
すると、わけを言わなくてもいいと言われたヤムおじさん、へそ曲がりな性格ゆえにわけを言いたくなってしまう。
そして、カマジイとヤムおじさんは夜を徹して語り明かします。
それが、ヤムおじさんが過去を語り始める瞬間です。
ヤムおじさんが何を語ったのかは次週に持ち越しです。
ヤムおじさんが御免与を去る
最終的にヤムおじさんは、乾パンづくりに協力。
そして、乾パンを陸軍に納入した翌日の早朝、ヤムおじさんは朝田家を出て行ってしまいます。
虫の知らせで、カマジイとのぶちゃんが家を出ると、二人の視線の先には朝田家を去るヤムおじさんの後ろ姿。
のぶちゃんはヤムおじさんを連れ戻そうと走り始めるものの、カマジイがのぶちゃんを止めます。
「これ以上、あいつを苦しめたらいけない」
カマジイの言う「苦しむ」という言葉の意味がわからないのぶちゃん。
乾パンの何がヤムおじさんを苦しめたのか。
ヤムおじさんの苦しみは次週に入って早々に描かれるものと思われます。
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