あんぱん

のぶが過去の言葉を反省 / あんぱん 第85回

2025/7/25(金)第17週「あなたの二倍あなたを好き」

あらすじ

嵩の存在の大きさに気づいたのぶは、高知との連絡が再開した際に、嵩にひどいことを言ってしまったことを悔やみ、そのことを八木に話しました。一方、のぶを怒らせたことを落ち込んでいる嵩は、羽多子たちの手料理で励まされていました。

食事の席で蘭子が嵩に言いました。のぶを好きな気持ちをなかったことにしないでほしいと。その言葉が心に刺さった嵩は、その日の夜に編集室に戻ると、黙々と仕事に取り組み表紙の絵を完成させました。それは誰の目にものぶを描いた絵でした。

その二日後、心に穴が空いたようになってしまったのぶがガード下で子供たちと過ごしていると、そこに嵩が姿をあらわしました。のぶと向き合った嵩は、渡せずにいた赤いハンドバッグをようやく渡すことができました。

そして嵩はのぶへの気持ちを打ち明けました。しかし、のぶの返事を恐れる嵩はその場を立ち去ろうとしました。立ち去る嵩を止めたのぶも嵩に言いました。嵩はなくてはならない人だ。嵩の二倍、嵩のことが好きだと。

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感想

ついに嵩くんがのぶちゃんに気持ちを打ち明けることができました。

そしてのぶちゃんまでもが・・・

のぶちゃんの気持ち

前回、のぶちゃんが嵩くんをこれでもかというぐらいに罵倒して終わり。

言い過ぎたのぶちゃん、言われっぱなしだった嵩くん。

二人のその後から今回が始まりました。

のぶちゃん、またしてもやらかして深く落ち込んでいました。

「なんで嵩にだけ、うちはこうなってしまうのがでしょうか」

嵩くんが相手だとブレーキが効かなくなると八木さん相手にこぼすのぶちゃん。

のぶちゃん、嵩くんにだけ心を許していたのかも。

次郎さんと一緒ののぶちゃんも確かに幸せそうでした。

しかし、お行儀が良すぎてのぶちゃんらしさが半減していたような気がします。

それが嵩くんの前だといつものぶちゃんはのぶちゃんらしくなる。

ブレーキが効かなくなるというよりはブレーキを踏むことを忘れてしまう。

ブレーキを踏まなくても安心していられる存在。

それがのぶちゃんにとっての嵩くんだったのでしょう。

深く落ち込むのぶちゃんに八木さんは言いました。

「失ってからその大切だに気づくバカもいる」

八木さんのこの言葉で、のぶちゃんは嵩くんを失ったことを覚悟したのかも。

嵩くんの気持ち

一方の嵩くんも、のぶちゃんに見限られたと思い込んでいました。

今度こそのぶちゃんを失ったと考えたのでしょう。

「今度の今度こそ、完全に嫌われました」

深く落ち込む嵩くんの言葉を聞いていたのは朝田家の女性たち。

しかし、嵩くんがのぶちゃんから言われた言葉を口にすると朝田家の女性たちは一瞬にしてすべてを悟る。

嵩くんが口にした言葉がこれです。

「死ぬほど心配して損した」

羽多子さん、蘭子ちゃん、メイコちゃんは、こののぶちゃんの言葉が意味するところを完全に理解しています。

でも嵩くんは全くわからない。

鈍感すぎる嵩くんに、メイコちゃんがこれ以上は望めないほど分かりやすく解説。

「嵩さんにもしものことがあったら生きていけんということ」

ここまで噛み砕いて言われて、やっとのぶちゃんの言った言葉の意味を理解できたらしい嵩くん。

しかも、メイコちゃんが解説してからしばらく間があった後に反応する嵩くん。

ポンコツを極めてます。

あきれ果てた羽多子さん。

嵩くんものぶちゃんも手がつけられないと二人を斬って捨てる。

嵩くん、前回に引き続き笑わせてもらいました。

のぶちゃんと嵩くん

嵩くん、表紙の絵を完成させると休みをもらって東京へ。

表紙のために描いた絵は、前回の表紙以上にのぶちゃんにそっくり。

表紙の絵から嵩くんの本気の決意が伝わってきました。

東京のガード下、嵩くんが姿をあらわしたことに最初に気づいたのは八木さんでした。

そして、すべてを察して子供たちを連れ去る八木さの繊細な気遣いが男前。

一方ののぶちゃんは、いきなり目の前に現れた嵩くんの姿に大混乱し、またしてもブレーキを踏まずにアクセルを踏んでしまう。

ブレーキが効かなくなったのぶちゃんの矢継ぎ早の問いかけに対する嵩くんの返事がまたしてもポンコツ。

何しに来たのかと目的を問われても、汽車と船を乗り継いできたと手段を答える。

聞いてるのはそこじゃないとのぶちゃんが言うと、今度は徹夜で表紙を仕上げたので編集長が休みをくれたと答える嵩くん。

そんなポンコツの返答の後は、忘れられない場面となりました。

「好きや、嵩の二倍、嵩のこと好き」

次週からいよいよ、のぶちゃんと嵩くんの二人三脚の人生が始まります。

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予習レビューと史実のリアルエピソード

今週描かれるのぶちゃんの高知新報の退社。

そして上京。

のぶちゃんと嵩くんの関係をのぞいて、今週のエピソードは史実をモチーフにしたストーリーです。

そこで今回の本欄では、今週のストーリーのモチーフとなった史実をまとめてみます。

高知新聞の退社

ドラマの中では高知新報という社名になっていますが、リアルのぶちゃんが勤務してたいのは高知新聞です。

ある日、リアルのぶちゃんは高知県出身の代議士から頼まれます。

東京に来て、自分の秘書になってもらえないかと。

リアルのぶちゃんに秘書をやってほしいと頼んだ高知県出身の代議士は、もともとリアルのぶちゃんとは知り合いでした。

ドラマの中で描かれたように、東京出張の際に知り合った代議士というわけではありません。

ところで当時、代議士は速記のスキルを持つ秘書が必要でした。

演説の原稿を書く際に、当時の代議士は口述筆記を秘書にやらせていました。

この口述筆記で速記のスキルが求められるのです。

リアルのぶちゃんと旧知の知り合いの高知県出身の代議士にも、速記ができる秘書の存在が必要でした。

そこで、速記ができるリアルのぶちゃんに秘書をやってもらえないかと依頼。

リアルのぶちゃんはこの依頼を引き受けます。

これがリアルのぶちゃんが高知新聞を退社したきっかけでした。

なお、リアルのぶちゃんが高知新聞を退社したころ、リアルのぶちゃんとリアル嵩くんはすでに交際を始めていました。

交際相手がいるにも関わらず、リアルのぶちゃんはどうして上京を決めたのか。

それには、リアル嵩くんのある事情があったからです。

リアルのぶちゃんがリアル嵩くんを高知に置いて上京した理由

当時のリアル嵩くんには、ある望みがありました。

再びデザインの仕事をするという望みです。

そして、デザインの仕事をするなら、最先端のデザインに触れられる環境がある東京で仕事をしたい。

そんな望みもリアル嵩くんは持っていました。

しかし、リアル嵩くんは東京に行くべきかどうかずっと迷っていました。

ドラマの中でも再現されましたが、リアル嵩くんは製薬会社に就職して広告デザインの仕事を始めて間もなく軍隊に入隊。

デザイナーとしてのキャリアを積まないままの入隊でした。

しかも軍隊生活は五年に及び、デザイナーとして極めて重要な二十代の役半分を軍隊で過ごすことになりました。

つまりデザイナーとしてのキャリアに致命的な空白期間があるわけです。

なので、自分が今さら東京に行ったところでデザイナーとしてやっていけるのか、リアル嵩くんは不安だったわけです。

そんなリアル嵩くんの迷いをリアルのぶちゃんは知っていました。

そんな中での東京への誘いです。

リアルのぶちゃんは次のように考えたのでしょう。

自分が東京に言ってしまえば、リアル嵩くんも後から東京にやってくるだろうと。

そしてリアルのぶちゃんは次のような言葉を残して東京に旅立ちました。

「先に東京に行って待ってるわ」

リアルのぶちゃんが上京

リアル嵩くんの背中を押すつもりだったのか、リアル嵩くんより一足先に上京したリアルのぶちゃん。

当時の東京は住宅難だったこともあり、友人夫婦の家で間借りすることになりました。

場所は東急東横線の大岡山駅の近くです。

その家には、3歳の男の子と生まれたばかりの女の子がいました。

女の子は両親と同じ部屋で眠り、3歳の男の子は子供部屋で眠る、そんな暮らしをしていました。

リアルのぶちゃんは、3歳の男の子の面倒を見るという条件付きで、子供部屋に間借りすることになったのです。

やがてリアル嵩くんも上京し、この子供部屋とリアルのぶちゃんと一緒に暮らすことになります。

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POSTED COMMENT

  1. おむすび→あんぱん→ばけばけ より:

    のぶちゃんは崇くんにだけはひどいことを言ってしまうみたいだけどこれはのぶちゃんは崇くんのことが好きだからではないかなあ、次郎さんと結婚している時も友達として好きだったのでは、逆に嫌いだったらひどいことを言わない代わり全く口を聞かないのでは、でも崇くん戦争のときも今回の地震のときも少しのんきなところがあるような気がする。のんきなところを見せた時にのぶちゃんに怒鳴られている。

  2. おむすび→あんぱん→ばけばけ より:

    この調子だったら結婚後ものぶちゃんは崇くんにひどいことを言ってしまって、夫婦になったというのにまた崇くん(もしかしたら主人ていう言葉を使うか?)に言ってしまったと八木さんか誰かに愚痴をこぼすようなシーンがあるのでは?蘭子ちゃんとメイコちゃんものぶちゃんを追って東京に来るそうだからこの2人に愚痴をこぼすのか?

  3. monbabi より:

    「失ってからその大切だに気づくバカもいる」
    という八木さんの言葉は、のぶちゃんに向けたものでなく、自身に向けた後悔の言葉ではないかなと思いました。

  4. たかさん より:

    おっしゃるとおり大岡山駅は当時は目蒲線ですね.(私もそれよりはもちろん後ですが大岡山駅の近くの風呂なし1Kアパートに住んでました) それにしてものぶがタカシに抱きついたときハンドバッグの蓋がひらいてしまったのにはドキドキしました.大切なバッグが壊れちゃうじゃないか,と.

  5.  やっとここまで来ました。やれやれ。長かったなあ。八木さんのぶっきらぼうだけど暖かい心遣いが嬉しい。でもここから「ゲゲゲの女房」的展開になりそうな。実在の人物も沢山出て来て。

  6. A より:

    リアル下宿。大岡山駅でしたら、東横線ではなさそうです…

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