2025/10/7(火)第2週「ムコ、モラウ、ムズカシ。」
あらすじ
トキが早く結婚したいと焦りを募らせる中、機織り工場ではせんに続いてチヨの結婚も恋占いのとおりに決まりました。恋占いの散々な結果のとおり、自分はなかなか結婚できないのではないかとトキは絶望。
そんなトキを見かねた傳は、トキを励ますために「ランデブー」に誘いました。傳がトキを連れて行った場所は、トキが大好きな怪談の舞台となっている清光院でした。初めて訪れた清光院にトキは大喜びしました。
夜になって帰宅したトキは家族に尋ねました。傳はどうして親戚に過ぎない自分を我が子のように可愛がってくれるのだろうと。トキのこの問いかけは、司之介、フミ、そして勘右衛門を動揺させました。しかしトキが家族の動揺に気づくことはありませんでした。
それから半月が経ったころ、タエがトキの見合い相手を見つけました。見合い相手は松野家と同格の元士族の中村守道。すでにざん切り頭で洋装の中村家の父子は、まだ髷を結っている司之介と勘右衛門の姿に驚かされました。
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感想
出生の秘密
トキちゃんが傳さんに「ランデブー」に連れて行ってもらった日の夜。
トキちゃんは家族にりげなく尋ねました。
「我が子のように可愛がってくださるのは何故だろう」
そのトキちゃんの問いかけに対してあわてふためく司之介さん。
「無類の親戚好き」
「無類のトキ好き」
あわてるあまりに訳のわからない言葉を連発する司之介さん。
フミさんも焦りを隠せない。
トキちゃんの出世の秘密が明かされる日が近いことを暗示したのでしょうか。
司之介さんとフミさんが焦りに焦っていることを、今回のトキちゃんは気づきませんでした。
でも、トキちゃんの過去には何かあるらしい。
松野家と雨清水家の過去には何かあるらしいことが視聴者にはよく分かりました。
親戚とはいえ家の格が違いすぎる松野家と雨清水家。
にもかかわらず傳さんはトキちゃんを溺愛し、あのクールなタエさんでさえもがトキちゃんの見合い相手探しに奔走していたらしい。
ちょっとネタバレになりますが、次週のどこかのタイミングでトキちゃんの出生の秘密は明かされます。
なので、今週はそのフラグがこれからも随所に立つかと思います。
傳さんと三之丞くんの関係
前回もちらっと描かれましたが、傳さんと三之丞くんの関係が今回も気になります。
傳さんの工場への出入りを禁じられているらしい三之丞くん。
しかし三之丞くんは「座敷わらし」のように工場に入り浸っています。
前回も、今回も。
女工たちとおしゃべりするのが楽しんでしょう。
他にやることなさそうだし。
そんさ残念キャラの三之丞くんが真面目な顔になる瞬間があります。
それは傳さんが工場にやって来たときです。
傳さんが工場に姿を見せたその瞬間、三之丞くんは誰よりも早く立ち上がって傳さんを迎えます。
三之丞くん、傳さんをかなり恐れているらしい。
傳さんに最大限の敬意を払う三之丞くんですが、傳さんはそんな三之丞くんをいつも無視。
前回も今回も、傳さんは三之丞くんに見向きもしませんでした。
意図的に無視しているとしか思えないほどの態度です。
ちょっとネタバレになりますが、次週では傳さんと三之丞くんの関係が回収されます。
三之丞くんを無視しまくる傳さんですが、次週は三之丞くんの力も借りなければならなくなる状況に。
三之丞くんを無視する傳さんの図。
次回以降も描かれるかもしれません。
次週描かれる傳さんと三之丞くんの関係の回収場面を楽しむためにも、今週これからも描かれるであろう傳さんと三之丞くんの関係をしっかり観察しておきたいです。
予習レビューと史実のリアルエピソード
子役ちゃん時代は最初の週で終わり。
2週目ですでに18歳に成長した主人公のトキちゃん。
今週、二度の見合いを経験します。
一度目の見合い
一度目の見合い相手は中村守道という名の好青年。
中村家は松江藩の元武家。
明治になり武士の立場を失い今はお父上とともに商いに従事しているという設定です。
そして時代の変化に柔軟に対応しているこの親子はすでにまげも落としている。
トキちゃんのお父上、そして祖父の二人が武士の誇りを捨てられず働こうとはしないのと対照的な親子です。
見合いではこの青年もトキちゃんのことを気に入り、トキちゃんもこの青年のことを気に入るようです。
見合いの当事者は二人ともお互いに問題なし。
『虎に翼』も物語が始まって早々に主人公の見合いの場面がありましたが、あの作品で描かれた見合いは主人公の態度に問題があり過ぎて見合いは失敗しました。
本作の見合いの場面では主人公の態度には問題なし。
にもかかわらず縁談は破棄。
トキちゃんの松野家。
お父上と祖父に問題があるのかもしれません。
というわけでお見合いの初戦はトキちゃんの完敗です。
二度目の見合い
二度目の見合い相手は山根銀二郎という名の青年。
山根家も元武家です。
武家と言っても足軽です。
貧窮足軽の次男です。
1回目の見合い相手とは異なり時代が明治になっても武士としての生き方を変えようとしないというキャラクター設定です。
こちらの見合いは成功します。
ちなみに江戸時代、武家の次男以降は嫁をとることが出来なかったのだそうです。
なので武家の次男以降は後取りの息子がいない武家に婿として入ればラッキー。
その頃の慣習が明治になっても残り、その慣習に従って銀次郎くんは松野家の婿になります。
ところで第1週の冒頭で描かれた通り、トキちゃんは外国人と夫婦になります。
では銀二郎くんとの結婚はどうなるのか。
以下、ちょっとだけネタバレです。
銀二郎くんは出奔します。
銀二郎くんは明治になっても武士としての生き方を変えようとしないキャラクターではありますが、それ以上に変化を拒む松野家の男性陣に愛想を尽かすそうです。
八重垣神社の占い
トキちゃんが見合いをするトリガーになる出来事が前週の最後に描かれます。
八重垣神社の占いです。
ドラマの中で描かれる八重垣神社の占いは実際に存在する占いで、実在モデルのセツさんも娘時代にこの占いをしています。
占いのやり方は次のとおりです。
八重垣神社の境内には「鏡の池」と呼ばれる澄んだ水の池があります。
良縁の占いをしたい人は紙で小さな船を作りその紙の船の上に一厘銭硬貨を乗せて岸辺から向こう岸に向けて流します。
その紙の船が岸辺のすぐ近くで沈んだ場合、良縁は近所で見つかる。
岸辺から遠いところで紙の船が沈んだ場合、良縁は遠方で見つかる。
そんな占いです。
実在モデルのセツさんは、二人のご友人ヨシさんとキクさんとともにこの占いを行います。
するとご友人のヨシさんもキクさんも、紙の船はすぐに沈みました。
そして実際に二人とも近所の家に嫁ぐことになりました。
しかしセツさんだけは池の半ばを越えても紙の船はなかなか沈まなかったそうです。
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恐怖マンガの大御所・つのだじろう先生が描いた「雪女」等の小泉八雲原作の怪談の本がネットで紹介されているのを見たけど・・・
読みてぇ〜!
そう言えば「恐怖新聞」や「うしろの百太郎」等が少年誌にバリバリ連載されていた頃のマンガ世代なんだけど読んだ記憶ないなぁ、だって怖え〜んだもん
つのだ作品では「空手バカ一代」は読みまくったけど空手やろうとは思わなかったなあ、だってめっちゃ痛そうだったもん
タエ「お相手を『狐と狢』と思えば・・・・・。」
トキ「狐と狢・・・・狐と狢・・・。」
トキちゃんが茶を持って部屋に入るとみんな目も鼻も口もない「のっぺらぼう」
トキ「きゃあああっ・・・・。」
と元の部屋に取って返すと
タエ・フミ「どうしたの・・・・・?」
見るとおば様と母上の顔も「のっぺらぼう」
以上、リアルヘブン君の作品「むじな」をヒントに勝手に私が創造した話でした。
武士姿、正しくは、袴、裃。訂正します。失礼しました。
「ただの呪うけんね。」本音だよね。逢引きって、おじさんも冗談きつ過ぎる。怪談ゆかりの廃屋、トキさん怪談オタクなので大喜び。実はおじさんの心遣い。トキさんのおじさんって実は?おじさん、おばさんの計らいで初のお見合い。父と祖父は、ちょんまげと武士姿。男性側は洋装でさんぎり頭。お見合い相手はあっけに取られ。破談のフラグ立ちまくり。肝心のトキさんはからくり人形と化しているし。