2025/10/7(火)第2週「ムコ、モラウ、ムズカシ。」
あらすじ
トキが早く結婚したいと焦りを募らせる中、機織り工場ではせんに続いてチヨの結婚も恋占いのとおりに決まりました。
恋占いの散々な結果とおり、自分はなかなか結婚できないのではないかと絶望するトキ。
そんなトキを見かねた機織り工場の社長でありトキの親戚でもある雨清水傳は、トキを励ましました。
一方で傳は妻のタエとともにトキの見合い相手探しに奔走。
ようやくトキの見合い相手が見つかりました。
参考:Yahoo!テレビ
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
子役ちゃん時代は最初の週で終わり。
2週目ですでに18歳に成長した主人公のトキちゃん。
今週、二度の見合いを経験します。
一度目の見合い
一度目の見合い相手は中村守道という名の好青年。
中村家は松江藩の元武家。
明治になり武士の立場を失い今はお父上とともに商いに従事しているという設定です。
そして時代の変化に柔軟に対応しているこの親子はすでにまげも落としている。
トキちゃんのお父上、そして祖父の二人が武士の誇りを捨てられず働こうとはしないのと対照的な親子です。
見合いではこの青年もトキちゃんのことを気に入り、トキちゃんもこの青年のことを気に入るようです。
見合いの当事者は二人ともお互いに問題なし。
『虎に翼』も物語が始まって早々に主人公の見合いの場面がありましたが、あの作品で描かれた見合いは主人公の態度に問題があり過ぎて見合いは失敗しました。
本作の見合いの場面では主人公の態度には問題なし。
にもかかわらず縁談は破棄。
トキちゃんの松野家。
お父上と祖父に問題があるのかもしれません。
というわけでお見合いの初戦はトキちゃんの完敗です。
二度目の見合い
二度目の見合い相手は山根銀二郎という名の青年。
山根家も元武家です。
武家と言っても足軽です。
貧窮足軽の次男です。
1回目の見合い相手とは異なり時代が明治になっても武士としての生き方を変えようとしないというキャラクター設定です。
こちらの見合いは成功します。
ちなみに江戸時代、武家の次男以降は嫁をとることが出来なかったのだそうです。
なので武家の次男以降は後取りの息子がいない武家に婿として入ればラッキー。
その頃の慣習が明治になっても残り、その慣習に従って銀次郎くんは松野家の婿になります。
ところで第1週の冒頭で描かれた通り、トキちゃんは外国人と夫婦になります。
では銀二郎くんとの結婚はどうなるのか。
以下、ちょっとだけネタバレです。
銀二郎くんは出奔します。
銀二郎くんは明治になっても武士としての生き方を変えようとしないキャラクターではありますが、それ以上に変化を拒む松野家の男性陣に愛想を尽かすそうです。
八重垣神社の占い
トキちゃんが見合いをするトリガーになる出来事が前週の最後に描かれます。
八重垣神社の占いです。
ドラマの中で描かれる八重垣神社の占いは実際に存在する占いで、実在モデルのセツさんも娘時代にこの占いをしています。
占いのやり方は次のとおりです。
八重垣神社の境内には「鏡の池」と呼ばれる澄んだ水の池があります。
良縁の占いをしたい人は紙で小さな船を作りその紙の船の上に一厘銭硬貨を乗せて岸辺から向こう岸に向けて流します。
その紙の船が岸辺のすぐ近くで沈んだ場合、良縁は近所で見つかる。
岸辺から遠いところで紙の船が沈んだ場合、良縁は遠方で見つかる。
そんな占いです。
実在モデルのセツさんは、二人のご友人ヨシさんとキクさんとともにこの占いを行います。
するとご友人のヨシさんもキクさんも、紙の船はすぐに沈みました。
そして実際に二人とも近所の家に嫁ぐことになりました。
しかしセツさんだけは池の半ばを越えても紙の船はなかなか沈まなかったそうです。
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