ばけばけ

傳が倒れて三週間が経過 / ばけばけ 14回

2025/10/16(木)第3週「ヨーコソ、マツノケヘ。」

あらすじ

トキが傳の看病を始めて三週間が経ちました。

しかし、傳の病状は一向に回復の兆しを見せませんでした。

工場の様子を心配する傳に、いつもトキは工場は順調だと答えていました。

しかし、そのころトキや機織り工場の女工たちは、傳が回復して復帰するまでに機織り工場の経営状況を改善するためにこれまで以上に働かされていました。

そんなある日、傳の看病のために夕食の支度をしていたトキがケガをしてしまいました。

トキがケガをしたと聞いて駆けつけてきたタエは、トキにある提案をしました。

その提案にトキは衝撃を受けました。

参考:Yahoo!テレビ

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鑑賞後の感想

感想欄は放送後に追記します。

予習レビューと史実のリアルエピソード

松野家の零落

第1週で、司之介さんが借金して大量のウサギを仕入れた直後にウサギに相場が下落。

松野家は多額の借金を抱えることになりました。

松野家の零落の瞬間でした。

第1週の最後には松野家が借金を抱えた十年後が描かれました。

十年経っても借金の返済は終わらず、その返済のためにトキちゃんは雨清水家が経営している織物工場で働くことになりました。

司之介さんがウサギの商売を始める前、ただでさえ松野家は切り詰めた生活を送っていました。

その頃、武士の誇りを捨てられない司之介さんは働いていませんでした。

収入源はフミさんの内職だけ。

そして貯金を切り崩しながら口糊をしのぐ日々。

質素を極めた松野家の食事がすべてを物語っていました。

そんなギリギリだった状態の松野家が収入源が失われた状態で、多額の借金を背負ってしまったわけです。

松野家は一気に零落しました。

一方で松野家の遠縁の雨清水家は安泰でした。

トキちゃんがお茶(?)の稽古で雨清水家を訪ねる場面や、傳さんとタエさんの二人きりの場面で、経済状況は安泰であることが表現されていました。

今週、その雨清水家にも暗雲が・・・

雨清水家の没落

今週、傳さんが経営する織物工場は経営が傾き始めます。

それに加えて傳さんは重い病気を患い、織物工場を指揮するのも困難な状況に。

経営が傾いている上に経営者も病気。

最悪の状況です。

そんな中、傳さんは織物工場の経営を三男の三之丞くんに託します。

ちなみに三之丞くんは家督を継ぐ立場ではないため、これまでずっと雨清水家で自分の居場所も役割もありませんでした。

居場所も役割もない。

すなわち親からまったく期待されていない立場です。

三之丞くん、これまで孤独でとてもつらい思いをし続けてきたことが考えられます。

そんな三之丞くんがいきなり経営を任されるわけですが、いきなりそんな大役を任されても引き受けられるわけがありません。

後継ぎとして教育されてきたわけでもないので。

そのため織物工場の経営はますます悪化。

そして傳さんの死去。

雨清水家は坂道を転げ落ちるような零落が始まります。

【史実】リアルでは何があったのか?

雨清水家の実在モデルである小泉家は機織会社を経営していましたが、経営悪化の末に倒産。

また機織会社の倒産を機に、広大な屋敷も失いました。

屋敷を追われた小泉家は、かつて家来を住まわせていた長屋に転居。

その長屋すら追い出され、縁者の家の厄介に。

しかし、その縁者の家からも転居を余儀なくされました。

そんな困難に直面する中、小泉家の次男の武松さんが病死。

傳さんの実在モデルである小泉湊さんは息子の死を深く悲しみましたが湊さん本人もリウマチを発症。

小泉家の受難はまだ続きます。

家督を継ぐはずだった長男の氏太郎さんは町家の娘と駆け落ちして行方知れずに。

小泉で残された唯一の男子、三男の藤三郎さんは趣味の小鳥の飼育に没頭し家族のことなど関心を払わない。

藤三郎さんの行状へのストレスから湊さんの症状はますます悪化。

小泉セツさんの結婚はそんな状況下でのことでした。

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