2025/10/27(月)第5週「ワタシ、ヘブン。マツエ、モ、ヘブン。」
あらすじ
銀二郎との別れから4年ほど経過したものの、トキは相変わらず借金の返済に追われる貧乏暮らしから抜け出せずにいました。そんなある日、シジミ売りで生計を立てるトキはお得意様の一つである花田旅館に足を運びました。
そしてトキは、花田旅館の主人である花田平太と平太の妻で女将をしているツルから、松江に外国人の英語教師がやって来ることを知らされました。一方、遊女のなみは「ラシャメン(西洋人の妾)」になるため英語の勉強を始めていました。
その数日後、ついに迎えた外国人の英語教師が松江に到着する日。松江で初めてとなる西洋人を一目見ようと、トキはサワを誘って船着き場に足を運びました。トキはそこで、東京で出会った錦織と再会。錦織はヘブンの通訳を任されていました。
そしてついにヘブンを乗せた船が松江の船着場に到着しました。ヘブンの姿を見るために集まった群衆は歓声をあげてヘブンを歓迎。ヘブンを迎える群衆の中で、トキはサワとともに興奮しながら初めて見る西洋人に手を振りました。
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感想
ついにヘブンさんが登場しました。
ヘブンさんの登場によって、どちらかといえば悪いことばかりだったトキちゃんの人生が好転する日も近づくのでしょう。
銀二郎くんと別れて4年
銀二郎くんと別れてから4年が経過。
トキちゃん22歳。
離婚歴があり家は貧乏。
トキちゃんの愚痴のこぼし方、なんだかすっかりおばさんっぽくなってきました。
まだまだ若いのというのに。
雨清水織物の閉鎖によって失職したトキちゃんの今の仕事は天秤棒を担いでシジミ売り。
夜は内職をやっているらしい。
そこまで働き詰めでも借金は一向に減らない。
今のトキちゃん、このような状況でしょうか。
そんな中で西洋人が松江に初めてやって来るという。
トキちゃんの暮らしに余裕があれば、初の西洋人と聞いてトキちゃんはなんらかの反応を示したかもしれません。
しかし、今のトキちゃんは西洋人なんてどうでもいいこと。
だから関心がないのでしょう。
印象に残るような反応は見られませんでした。
一方、遊女のなみさんの行動や早かった。
サワちゃんに英語を教わり、語学力はすでに県知事と同レベルにまでなっているらしい。
そしてなみさん曰く。
「ラシャメン(西洋人の妾)」になるつもり。
「ラシャメン(西洋人の妾)」は給金がとっても高い。
「ラシャメン(西洋人の妾)」になって遊郭を出るつもり。
遊郭から出られるの給金が驚くほど高いから。
この給金が高いという情報、これはトキちゃんが「ラシャメン(西洋人の妾)」を選択する以外に道はないことを示すフラグでしょうか。
ヘブンさんも到着し、いよいよトキちゃんの人生が動き出しそうです。
ヘブンさんの到着場面
今回のヘブンさんの登場場面は船上での姿のみでした。
ヘブンさんの到着場面で主に描かれたのはヘブンさんを迎える人々の様子。
まずは錦織青年が学校の先生になって登場。
トキちゃんが東京で会ってから4年。
東京での錦織くん、初めて登場した瞬間の態度は大人になりきれていない青さも感じました。
しかし今回の錦織くんはもうすっかり大人です。
トキちゃんに対する態度も実に物腰がやわらかく紳士的。
明日以降、すっかり大人になった錦織くんとお目にかかることができるのでしょうか。
そして江頭県知事も本格登場。
以前、司之介さんが松野家の婿探しをする場面でも登場しましたが、あの場面では怖い人という印象しかありませんでした。
しかし今回、必死になって英語を覚えたらしいチャーミングなおじさんの素顔が見え隠れ。
実は楽しいキャラなのかもしれません。
そしてヘブンさんを乗せた船が到着。
船上のヘブンさん、なんだか緊張している様子。
次回はヘブンさんが船を降りところからスタートでしょうか。
予習レビューと史実のリアルエピソード
今週の主なトピック
第5週「ワタシ、ヘブン。マツエ、モ、ヘブン。」の主なトピックは次の4つです。
1:ヘブンさんが松江に
2:トキちゃんのその後
3:ヘブンさんを迎える人々
【その1】ヘブンさんが松江に
今週、ついにヘブンさんが本格登場します。
アメリカでのヘブンさんの姿が描かれるのではなく、ヘブンさんが松江にやって来るんです。
これが今週の最大のトピックです。
ドラマ全体の中でも極めて重要な週になるものと思われます。
ヘブンさんが松江にやって来る理由は、島根県知事に英語教師として招聘されたからです。
島根県知事は島根県の英語教育に力を入れようと考え、そのために西洋人の英語教師を松江に招いたわけです。
しかし、ヘブンさんが日本にやって来た目的は英語教師になることではありません。
「日本滞在記」を書くことがヘブンさんが日本にやって来た目的です。
そして「日本滞在記」を書き上げたら、ヘブンさんは愛する人が待っているアメリカに帰国するつもりです。
一方で島根県知事はヘブンさんをいつまでも松江に繋ぎ止めたい。
そんな思惑のすれ違いも今週のどこかで描かれるようです。
【その2】トキちゃんのその後
明治23年(1890年)から今週が始まります。
トキちゃんは22歳。
前週から数年経っています。
前週、傳さんの機織り工場が閉鎖。
この失職によって今週のトキちゃんの仕事は天秤棒を担いでのシジミ売りです。
また、前週ではトキちゃんは銀二郎くんと別れました。
なので、借金返済に追われ離婚歴があるため新たな縁談は絶望的。
それが今週のトキちゃんの状況です。
そんな状況のトキちゃんですが、ヘブンさん初登場週となる今週、トキちゃんとヘブンさんの最初の出会いが描かれます。
ヘブンさんが松江に到着し松江の人々に大歓迎される中、ひょんなことからトキちゃんはヘブンさんと握手することになり、これがファーストコンタクト。
ただし、この瞬間に二人の間で何かが通じ合う、なんていうことは皆無のようです。
【その3】ヘブンさんを迎える人々
ヘブンさんが本格登場することで、ストーリーが新たな展開を始める今週は新キャラも続々と登場します。
新登場するキャラは以下の通りです。
花田平太(演、生瀬勝久)
ヘブンが寄宿する花田旅館の主人です。
ヘブンさんの食事を作るのも平太さんです。
花田ツル(演、池谷のぶえ)
平太さんの奥様で花田旅館の女将です。
平太さんと一緒に花田旅館を切り盛りしています。
ウメ(演、野内まる)
花田旅館に雇われている女中。
ヘブンさんの日々のお世話をするのがウメちゃんの役割です。
錦織友一(演、吉沢亮)
松江の中学校の英語教師です。
ヘブンさんの通訳をしながら公私にわたってヘブンさんのサポートをする存在です。
江藤安宗(演、佐野史郎)
島根をこよなく愛する島根県知事。
ヘブンさんを松江に招聘したのがこの人物です。
江藤リヨ(演、北香那)
島根県知事・江藤安宗のお嬢様。
英語が堪能なのでヘブンさんに急接近。
そしてヘブンさんに恋をしてしまいます。
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いよいよヘブン氏登場、ただまだまだ山や谷、沢山ありそう。「銀二郎かい!」のり突っ込み。宿屋主人夫婦、夫婦漫才。出た、ラシャメン。伯耆大山。勘右衛門さん、おなみさんと大バトル。記者かもめんたるさん。典型的トップ屋(表現が昭和)。錦織さんと再会。念願の中学教師に。英語が堪能なので知事直属の通訳?記者さん盛り過ぎ。(松江人口現在でも19万人、百万人はいくら何でも。)
トキ「天狗だあ・・・・・。」
これが後の配偶者に抱いた第一印象なのですね。