ばけばけ

松野家の面々トキを尾行 / ばけばけ 34回

2025/11/13(木)第7週「オトキサン、ジョチュウ、OK?」

あらすじ

物乞いをしているタエの前に新聞記者の梶谷が取材をしたいと言って姿をあらわしました。タエが物乞いしていることを記事にされることを恐れた三之丞は、トキに渡されていた生活費を口止め料として梶谷に渡しました。

一方、司之介、フミ、勘右衛門はトキが本当に花田旅館で働いているのか疑っていました。そこで三人はトキを尾行。すると、一度は花田旅館に入って行ったトキが裏口からそっと抜け出すところを三人は目撃しました。

花田旅館の裏口から出たトキを追った三人がたどり着いたのはヘブンの家でした。三人はヘブンの家に押しかけ、フミはトキを問い詰めました。問い詰められたトキはラシャメンになったと打ち明けました。

一方のヘブンは自分が妾を雇ったと思われていると知り激怒。ヘブンはトキをただの女中として雇ったつもりだったのです。ヘブンの言葉で安堵した松野家の面々は家に戻る途中で物乞いになったタエと遭遇しました。

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感想

ヘブンさんがトキちゃんを雇った理由

ヘブンさんがトキちゃんを雇った理由が明かされました。

ヘブンさんはあくまでも女中を雇っただけでした。

それにしても錦織くん、松江一の秀才の割にあまりにもうかつでした。

ヘブンさんの女中を雇う意図を錦織くんは本人に確認していません。

江藤知事の「両方できる女中」という言葉を鵜呑みにしただけ。

確かに「両方」というテーマは本人に確認しづらいテーマではありますが。

確認しづらいとは言ってもトキちゃんの人生がかかっていることでもあります。

トキちゃんの家族の心配だってある。

そのあたりの配慮がないまま、江頭知事の言葉を鵜呑みにしてしまった錦織くん。

ブログ主の中ではちょっとばかり残念なキャラになってしまいました。

10円の行方

トキちゃんが銭太郎さんに返したお金の額が判明。

家の中で返したのが5円。

銭太郎さんの後を追い家の外で返したのが5円。

家の中で10円をいきなり返したのでは家族にあやしまれる。

そこで家の中と外とで「分割払い」をしたようです。

一方、トキちゃんがヘブンさんから給金として受け取ったのは20円。

半分の10円は三之丞くんに渡したということなのでしょうか。

今回、松野家の家族は理解しました。

トキちゃんが稼いだお金は20円。

トキちゃんが銭太郎さんに返済したのが10円。

残りまだ10円があることを。

その10円はおそらく三之丞くんの手元に。

そして三之丞くんの手元にある10円も、次回には回収されそうです。

三之丞くんのお金

前回、トキちゃんからお金を受け取ったことをタエさんに言い出せずにいた三之丞くん。

思いがけない形でお金を持っていることをタエさんに知られることになりました。

新聞記者の梶谷さんへの口止め料を差し出し所持金が発覚。

今回、新聞記者の梶谷さんが登場すること。

三之丞くんが口止め料を差し出すことは事前に知っていました。

しかし、このエピソードが何を意味するのかブログ主には理解できませんでした。

今回の冒頭の場面でようやく納得。

三之丞くんがお金を持っていることをタエさんに打ち明けるきっかけのためだったんですね。

ところが・・・

三之丞くんは社長になれたと嘘を言いました。

トキちゃんから受け取ったとまでは言えませんでした。

隠し事を残したままの三之丞くん。

この最後の隠し事はどんなきっかけで発覚してしまうのか。

その「発覚のきっかけ」のフラグらしきものが今回の最後で立ちました。

松野家の面々がヘブンさん宅からの帰り道に物乞い姿のタエさんを目撃した上に、破れ寺の軒先で雨風をしのいでいる姿まで見てしまいました。

松野家の面々が見てしまったこと。

これが次回には何らかの形で回収され、三之丞くんが持っているお金の出所もタエさんが知ることになるのかもしれません。

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予習レビューと史実のリアルエピソード

タエさんが物乞い

前週、タエさんが物乞いをする姿がトキちゃんによって目撃されました。

タエさんが物乞いする姿は、トキちゃんがヘブンさんの女中になると決めるトリガーになる出来事でもありました。

トキちゃんがタエさんの物乞い姿を目撃してしまった直後、三之丞くん情報が入りました。

傳さんの死後、雨清水家は織物工場だけでなく屋敷も手放していました。

トキちゃんが銀二郎くんを連れ戻しに上京している間に勘右衛門さんが雨清水家を訪問。

訪問を受けたタエさんは松江を去る旨、勘右衛門さんに告げました。

おそらくタエさんが松江を去る際、雨清水家の屋敷も手放すことになったのでしょう。

そしてタエさん三之丞くんは親戚の家へ。

その後、何があったのかは分かりませんが、前週になってタエさんが物乞いする姿が目撃されました。

ところで物乞いするまで追い詰められたタエさんと三之丞くんはどのように暮らしているのか。

前週は、そこまでは踏み込みませんんでした。

今週になってようやく雨清水家の暮らしぶりが明らかにされるようです。

雨清水家、視聴者の想像を超えるレベル没落していました。

雨清水家の没落

今週、タエさんは破れ寺の軒下で雨風をしのぐような暮らしをしています。

つまり住む家がないわけです。

収入がないタエさんと三之丞くん、どうやら収入がないことで親戚の家を追い出されてしまったらしい。

厄介になれる場所すら失ってしまった。

それが今週のドラマの中で描かれる雨清水家の状況です。

さらに、こんなひどい状況に加えてタエさんは気の毒すぎる仕打ちを受けます。

雨清水家はすっかり没落してしまいましたが、タエさんはもともと松江藩の中で有名人でした。

格の高い家のお姫様として藩の中で知られた存在です。

そんな人が住む家を失った。

人々の好奇の目を集めるような状況です。

そこに目をつけた新聞記者が、タエさんが住む家を失い破れ寺の軒下でかろうじて雨風をしのいでる状況を記事にしようとする。

そんな残酷なエピソードが今週描かれるようです。

ちなみに記事にされるのはギリギリのところで回避出来ます。

三之丞くんが口止め料を新聞記者に払うようなので。

トキちゃんの反応

タエさんの物乞い姿がトキちゃんがヘブンさんの女中になる決断のトリガーになったのは上の記したとおりです。

今週、その「トリガー」がトキちゃん自身の口から語られます。

トキちゃんが松野家の家族に告げるそうです。

タエさんを助けたいがためにヘブンさんの女中になったのだと。

一方で三之丞くんはトキちゃんの支援を一時は拒否。

自分の力だけで母親を支えたかったようです。

傳さん存命中は頼りな三男でしたが、いつの間にか母親思いのしっかりとした青年になったのでしょうか。

しかし意気込みは立派ですが、具体的にどのように母親を支えるのか、その考えはないらしい。

そのためトキちゃんとフミさんに説得されて、三之丞くんはトキちゃんが稼いだお金を受け取ることに。

かくしてトキちゃんは松野家と雨清水家、養家と生家の両家を支えることになります。

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POSTED COMMENT

  1. ずんこ より:

    雨降って地固まる?
    ドタバタ劇のような尾行からの、これまたドタバタとした大立ち回りの末に、ようやくヘブンさんの真意が知れました。
    「ダキタクナイ」
    それはそれで、失礼でしょう(笑)
    帰り道に新たな事件勃発。
    物乞いをして荒れ寺で暮らすおタエさまを、松野家のみんなが観てしまった。
    それにしても、三之丞くんは何を考えているのやら…。

  2. 名乗るほどの者ではない より:

    外交に言葉と相互文化理解大事
    一方通行の主張だけでは怒りしか残らない
    現代日本の縮図が今回
    ただ改善傾向が見られることが救い
    ウキウキする日本なんざいらねえ、誇れる日本になってほしい
    ということまで思ってたらドラマ終わっていた

  3. 還暦のたつお より:

    ヘブンさんの片思いの相手のイライザさん(シャーロット・ケイト・フォックスさん)もイライザさんのモデルのエリザベスさんもスレンダーな美女。対しておトキさんは可愛いけれど、幼少からの肉体労働で手足に筋肉が着いて太く逞しくなり(金貸しの善太郎さんから、あからさまに太い腕と言われていた。)なのでヘブンさんの理想のタイプからは程遠いタイプなのは確か。見た目そんなにおトキさん、ムキムキな感じはしないのだけど、中の人は映画「ある用務員」や「ベイビーわるきゅーれ」シリーズで大の男を格闘戦でバタバタ倒していた。もともとダンスが得意で、運動神経が良くスタント無しのアクションをこなしていく過程でそれなりにハードなトレーニングもしていたろうから筋肉質になるのも納得なんだけど。だからヘブンさんのあの失礼な発言(笑い)も妙に説得力が。

  4. あさのあさみ より:

    セレブの没落を記事にして注目を集めよう、本当にクズ野郎な記者です(怒)
    「ブギウギ」や「虎に翼」でもクセ強な記者がいて、はじめはヒロインの邪魔になるような記者でしたが、最後は共感して同士のようになりました
    今回の記者も変わるのでしょうか?

    そして、本当に女中業だけで月20円もらえるのなら、月90銭で働いてるウメちゃん、転職したくなりませんか?(笑)

  5. 還暦のたつお より:

    記者への口止め料、お金はその為だった。三之丞さん来月にはばれる嘘。でも母上にはどうせ嘘をつくなら肉体労働でも何でもやって生活費稼いだ方が。「不憫な煎餅」空耳アワーか?とうとうバレた。トキさんの嘘。「まだ一本も指も触られて。」でもこの人バツイチ。「抱きたくない。」それはそれで。ヘブン先生、まだアメリカにいる女性記者さんに片思いしているから、トキさんは女性として見られてはいない。タエさんを見かけて尾行する父と祖父、事情を理解してくれるか。

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