2025/11/12(水)第7週「オトキサン、ジョチュウ、OK?」
あらすじ
ウメが用事で持ち場を離れたことでトキは初めてヘブンと二人きりになりました。
ヘブンに手を引かれたトキは、ついにラシャメンになってしまうのだと思い込み固まってしまいました。
その日の夜、トキが帰宅すると銭太郎が借金の回収のために姿をあらわしました。
急な来訪で返す金もなく困惑する家族を前に、トキは大金を差し出し銭太郎を追い返しました。
一方、トキが銭太郎に差し出した金があまりにも多額なことを家族は違和感を感じました。
そして家族は、トキが本当に花田旅館で働いているのかと疑い始めるのでした。
参考:Yahoo!テレビ
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
松野家の人々の思い込み
花田旅館の女中になったというトキちゃんの話が作り話であることが松野家の人々に分かってしまいました。
実はトキちゃんはヘブンさんの女中だと分かった松野家に人々。
トキちゃんはヘブンさんの女中ではなくヘブンさんの妾になったと思い込んでも当然です。
当時、西洋人の女中は西洋人の妾とみなされていたこと。
また、トキちゃんが作り話をしてまで本当のことを隠そうとしたこと。
これら状況から松野家の人々が誤った思い込みをするのは当然です。
そして誤った思い込みとはいえ「真実」を知ってしまった松野家の人々の胸中は察するにあまりあります。
特に勘右衛門さんが心配です。
かつて銀二郎くんが遊郭の客引きをしただけで勘右衛門さんは、銀二郎くんを絶対に許さないという勢いで激怒しました。
今度は心から愛し大切にしていた「おじょ」がまさかの妾です。
勘右衛門さん、文字通り寿命が縮まる思いをするのではないでしょうか。
銀二郎くんの遊郭の客引きをやむを得ないと黙認していた司之介さんとフミさんも、トキちゃんが妾になるというのはとても黙認できるレベルの話じゃない。
怒り心頭の松野家の人々、ヘブンさんに家で騒動を起こすそうです。
そんな松野家の人々へのヘブンさんの反応は・・・
ヘブンさんの反応
ヘブンさん、最初は理解できないようです。
自分の目の前で松野家の人々が怒り狂っている理由が。
もしかすると怒り狂っているその人たちがトキちゃんの家族であることも最初は分からないかもしれません。
そこで通訳の錦織くんの登場です。
錦織くんがヘブンさんに説明します。
今、ヘブンさんの目の前で怒っている人たちはトキちゃんの家族で、トキちゃんが妾になったことを怒っているのだと。
錦織くんの説明を聞いたヘブンさん。
今度はヘブンさんが本気で起こり始めます。
怒り狂う松野家の人々、それに輪をかけるようにヘブンさんまで怒り始める。
まさにカオスです。
ところでヘブンさんはどうして怒り始めるのか?
実はヘブンさんは、妾を囲ったと思われることに腹を立てていました。
ヘブンさんにはそんなつもりはありませんでした。
あくまでも、身の回りの世話をしてくれる女中を雇っただけ。
それがヘブンさんの考えでした。
【史実】ラフカディオ・ハーンが女中を雇った理由
ドラマの中で、ヘブンさんは妾を囲ったと思われたことに立腹。
自分は女中を雇っただけだと言います。
朝ドラならではのキレイゴトにも見えますが、このキレイゴトは史実をモチーフにしたエピソーです。
史実でラフカディオ・ハーンが女中を雇うことにした経緯は次のとおりです。
ラフカディオ・ハーンが松江で初めて迎える冬は、例年にない寒波に見舞われる極寒の冬でした。
ラフカディオ・ハーンは寒さが苦手でした。
それに加えてその年の松江の冬はラフカディオ・ハーンがそれまでの人生で経験したことがないような寒さだったようです。
そのためラフカディオ・ハーンは体調を損ねました
寝込んでしまうラフカディオ・ハーンの世話をしていたのは錦織くんの実在モデル・西田千太郎氏でした。
ところが病弱だった西田千太郎氏は、ラフカディオ・ハーンの回復と入れ替わりで寝込んでしまいました。
西田千太郎氏に頼ることが出来なくなったラフカディオ・ハーンは女中を雇うことにします。
そしてラフカディオ・ハーンに妾を囲うつもりはまったくありませんでした。
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