ばけばけ

トキが再び解雇の危機に / ばけばけ 38回

2025/11/19(水)第8週「クビノ、カワ、イチマイ。」

あらすじ

ヘブンに頼まれた「ビア」を手に入れることができたトキはからくも女中クビを回避することができました。

ヘブンとのコミュニケーション方法もできたトキは気持ちの余裕が少しだけ生まれました。

そんなある日、ヘブンがトキにスキップを教えました。

スキップを気に入ったトキは、自分が教わったことを司之介、フミ、勘右衛門、そしてサワにも教え、面々はスキップに挑戦しました。

そんな心おだやかな日々は長くは続きませんでした。

トキは女中の仕事の最中にヘブンを怒らせてしまったのです。

そのことでトキは再び解雇の危機におちいりました。

参考:Yahoo!テレビ

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鑑賞後の感想

感想欄は放送後に追記します。

予習レビューと史実のリアルエピソード

これまで失意のどん底にいたであろうタエさんの心が今週から再生し始めるようです。

そこで、これまでのタエさんを振り返ってみました。

タエさんの生家

タエさんの生まれた家は名家中の名家という設定です。

タエさんのキャスティングが発表された際にアナウンスされた情報によると、

・松江でも随一の名家に生まれた。
・三十人近い奉公人にかしづかれ育ったお姫様。

以上が傳さんと結婚する前のタエさんについての設定です。

ドラマの中では、タエさんの生家について直接的に語られる場面はありませんでした。

しかし、その立ち居振る舞いの姿。

夫の傳さんを「傳」と呼び捨てし、傳さんもタエさんに頭が上がらない様子。

以上の間接的な描写からタエさんの生まれた家がどれほどの格にあったのかが見え隠れしていました。

また、傳さんが病気で倒れたころ三之丞くんが口にしたセリフもタエさんの育てを暗示していました。

傳さんが病気で倒れた頃、雨清水家は奉公人たちに暇を出しました。

そこでタエさんが自ら家のことをしなければならなくなったのですが、そんなタエさんについて三之丞くんが一言。

「襖を開けるのも今日が生まれて初めて」

タエさんの生まれ育った環境がよくわかる三之丞くんのセリフでした。

雨清水家の没落

三之丞くんのセリフ「襖を開けるのも今日が生まれて初めて」。

これが雨清水家の没落の始まりでした。

傳さんが病気で倒れる直前まで、傳さんは資金調達に奔走していました。

ひらたく言えば借金しまくっていたのです。

しかし思い通りにお金を借りることが出来なかったのでしょうか。

雨清水家は奉公人などを雇う余裕はなくなり、奉公人は全員現代でいうリストラの対象に。

奉公人がいなくなった雨清水家では、これまで家のことはすべて奉公人や家来に頼りきりだったタエさんが家のことをする必要が生じました。

そんな中で出てきたのが三之丞くんのセリフ「襖を開けるのも今日が生まれて初めて」です。

これまで襖すら開けたことがなかったタエさんです。

お粥など作れるわけもなく。

お粥という水をふんだんに使う料理でありながら煙が出るほどに米を焦がすタエさん。

そしてほどなくして傳さんは逝去。

傳さんは多額の借金を残し、しかも織物工場を経営できる者はもういない。

織物工場の閉鎖により入ってくるお金はなくなり、出て行くお金と返さないといけないお金だけになった雨清水家。

ついに立派なお屋敷を手放すことに。

悲劇はそこでは終わらず、襖さえ開けたことがなかったタエさんが物乞いするまでに。

失意のどん底に落ちたタエさん。

そんなタエさんの心の再生が今週から静かに始まるようです。

タエさんの心の再生

タエさんを救うためにヘブンさんの女中になるという決断を下したトキちゃん。

ヘブンさんは茶道や華道などの日本文化に興味を持っていました。

そんなヘブンさんのためにトキちゃんが茶を点て花を活けるとヘブンさんはとても喜ぶ。

そこでトキちゃんは茶道や華道の腕をあげようと心に決めます。

トキちゃんが茶道や華道の腕をあげるための師匠はタエさん以外に考えられません。

トキちゃんがタエさんに教えを乞うことで、失意のタエさんの心がこれから少しづつ再生してゆくものと思われます。

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