2025/11/18(火)第8週「クビノ、カワ、イチマイ。」
あらすじ
ヘブンに解雇されないようトキは奮闘を続けるものの、女中としては未熟なトキは空回りを続けるばかり。
ヘブンに頼まれた「ビア」を見つけることができずトキは家族に相談するものの答えは得られずにいました。
トキはクビになることを覚悟しはじめました。
そんな中、錦織は「山橋薬舗」に行けば購入できるはずだとトキに教えました。
トキはさっそく「山橋薬舗」に足を運び店主の山橋と出会いました。
ヘブンが求めている「ビア」は無事に入手できました。
しかし、その直後にトキとヘブンは想定もしていなかった事態におちいりました。
参考:Yahoo!テレビ
第13週
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
ヘブンさんの中でのトキちゃんの存在感
今週、トキちゃんの女中生活が始まります。
ヘブンさんが松江に到着し初めての登校日を迎えるまでの間、ヘブンさんの視野の中にトキちゃんは入ってはいませんでした。
上陸直後にヘブンさんとトキちゃんが握手することはありました。
しかしヘブンさんにとってトキちゃんは群衆の中に一人に過ぎませんでした。
なので握手した直後にトキちゃんの存在なんてヘブンさんの心の中から消えていたはずです。
その後、ヘブンさんに近くにはトキちゃんが常にいました。
トキちゃんがシジミを売るために花田旅館に出入りし、またなみさんに頼まれてヘブンさんの様子の観察をするためです。
そんなわけでトキちゃんはヘブンさんに注目していました。
しかし、一方のヘブンさんの眼中にトキちゃんの存在感は希薄。
物理的な距離は近いことは多かったのに、ヘブンさん視点ではトキちゃんは存在しないかのようでした。
その後、トキちゃんが女中候補として錦織くんから紹介されても、ヘブンさんはトキちゃんが農家の娘だと疑いトキちゃんのことを信じようとはしない。
ヘブンさんとトキちゃんがオープニング映像のように仲間睦まじくなる姿など想像もできませんでした。
しかし今週に入ってようやくヘブンさんとトキちゃんの心の距離が縮まり始まるようです。
トキちゃんの女中生活始まる
トキちゃんを女中として迎えたヘブンさん。
しかし今週も初めのうちは二人の間には心の距離があるようです。
心の距離の原因は二つ。
一つ目、当時は西洋人の女中は西洋人の妾と考えるのが常識だったようです。
ヘブンさんがトキちゃんを雇ったのはあくまで女中としてであって妾ではないと訴えても。
トキちゃん自身が自分は女中以上でも女中以下でもないのだと訴えても。
世間はヘブンさんの訴えもトキちゃんの訴えも信じません。
世間の人々、とくにヘブンさんのことをよく知らない世間の人々は、トキちゃんはヘブンさんの妾であると思い込んでいる。
その勘違いがヘブンさんには煩わしい。
そんなこともありヘブンさんはトキちゃんに対して心を許せないのでしょう。
二つ目、トキちゃんが英語が全く分からないことです。
現代でもそうですが、明治時代に英語をしゃべれる日本人なんて滅多やたらといなかったはずです。
多言語が当たり前の世界で育ったヘブンさんには、言葉の壁がかなりのストレスのようです。
なので、なおさらのことヘブンさんはトキちゃんに対して心を開くことができません。
そんな中でもトキちゃんはヘブンさんへの心づかいを忘れません。
そのトキちゃんの心づかいがヘブンさんの心を少しづつ開くのが今週の最大の見どころになるかもしれません。
トキちゃんの心づかい
上にも記したように、トキちゃんを女中として迎えたもののヘブンさんはストレスを抱え込みます。
妾を囲ったと勘違いされるストレス。
言葉が通じないストレス。
そんなヘブンさんのストレスを少しでも軽くしようと考えるのでしょうか。
トキちゃんの涙ぐましい努力が始まるようです。
どのような努力が始まるのか詳細はまだ明らかにされていません。
しかし明らかになっていることの一つは、トキちゃんが茶を点て花を活けヘブンさんを喜ばせることです。
そのためにトキちゃんはタエさんに再び稽古をつけてもらうほど。
そんなプロセスを経て少しづつトキちゃんに対して心を開き始めるヘブンさん。
オープニング映像の仲睦まじい二人の姿に少しづつ近づいて行く最初の一歩が今週描かれるものと思われます。
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