2026/1/28(水)第17週「ナント、イウカ。」

あらすじ

サワのことを記事にしてもらうというヘブンのアイデアが成功。サワが試験勉強により一層励んでいることを知り、トキは喜びました。機嫌が良くなったトキの様子を見てヘブンも安心することができました。

そんな中、錦織がヘブンのもとにやって来ました。錦織は校長になる決意を固めていました。そして、その決意を伝えにやって来た錦織の背中をヘブンは押しました。錦織は校長になってもヘブンの手伝いを続けることも約束しました。

一方、サワは庄田に指導されながら引き続き試験勉強に取り組み続けていました。そんなある日、勉強に一区切りついたサワは庄田と二人で昼食をとりに行くことになりました。サワと二人きりになった庄田は錦織との関係などをサワに語りました。

ところがサワには庄田の言葉を聞いている余裕がありませんでした。男性と二人きりで食事をするのが初めてのサワは緊張していたのです。そして食事を終えたサワと庄田が散歩をしていると、トキとヘブンに遭遇しました。

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感想

庄田くん

ブログ主の推測はまたしても外れました。

庄田くんに関する推測のことです。

庄田くんは教員免許取得までねばったので東京に何年も戻ってこなかった。

そんな推測をしたのですが庄田くんは一発合格でした。

錦織くんは不合格、庄田くんは合格。

なので庄田くんは合格してすぐに松江に戻れば、即座に教員として採用されたはずです。

しかし、そうはしませんでした。

東京の学校で教員にならないかという誘いがあり、東京で自分の実力を磨きたくなったのか。

あるいは錦織くんへの遠慮からすぐに松江に戻ることができなかったのか。

どちらかは分かりませんが、庄田くんは錦織くんに対して複雑な感情など持ってはいませんでした。

それどころか今も錦織くんのことを尊敬しているらしい。

庄田くん、どこまで純真で優しい青年なんだろう。

今週はトキちゃんとサワちゃんのぎこちなくなった関係、錦織くんと庄田くんのぎこちなくなった関係。

二つのぎこちない関係が並行して描かれるものとばかり思っていました。

しかし、錦織くんと庄田くんの二人に関しては決してぎこちなくなってはいませんでした。

ただし錦織くんには庄田くんに対する後ろめたさがあるのかもです。

自分は教員免許試験で不合格だったのに松江中学の教師になってしまった。

しかも校長になるオファーまでもらった一方で、自分の後任は教員試験に一発合格した庄田くんという皮肉な展開。

錦織くんの性格から考えてこれはつらい。

江藤知事は錦織くんが無免許である事実を庄田くんが知っていることを懸念していました。

しかし錦織くんはそれほど気にしていないでしょう。

それよりは、無免許の自分が免許取得車の庄田くんの上司になることへの後ろめたささがあるのでしょう。

一方、庄田くんは無免許の錦織くんが出世したことについては何とも思っていないらしい。

それよりは自分が松江中学の教師になることで錦織くんがやりにくくなることが一番の気がかり。

庄田くん、好青年過ぎます。

庄田くんとサワちゃんの距離

庄田くんとサワちゃんの距離が縮んできました。

何よりもサワちゃんの変化が大きい。

庄田くんの前で素直な笑顔を見せるようになったサワちゃん、ずいぶん変わりました。

サワちゃんを見守る庄田くんの目も暖かい。

天国町脱出でトキちゃんとなみさんに先を越されたサワちゃんにも春到来のフラグがついに立ちました。

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予習レビューと史実のリアルエピソード

前週、ヘブンさんの『日本滞在記』が完成。

完成記念パーティーにやってきた新聞記者の梶谷さんが連載を始めた「ヘブン先生日本録」によって、今週は松野家の人々も松江の有名人に。

松野家の人々の中でもとりわけトキちゃんの存在。

トキちゃんとヘブンさんの夫婦関係に注目が集まるものと思われます。

ところで、ドラマの中の『日本滞在記』の実在モデルと思われる『知られぬ日本の面影』について興味深いエピソードが残されています。

『知られぬ日本の面影』出版の危機を救った小泉セツさんのエピソードです。

今回の本欄ではそのエピソードをご紹介します。

小泉セツの機転で救われた『知られぬ日本の面影』

『知られぬ日本の面影』は、ラフカディオ・ハーンの代表作として高い評価を受けていますが、出版が実現するまでには小さな騒動がありました。

熊本での執筆がひと段落し最終校正を米国の出版社へ送った後のことです。

ラフカディオ・ハーンは出版社が提示してきた契約条件が気に入らず、送られてきた契約書にサインせず送り返そうとしたのです。

この一件は小泉セツによって語られています。

ラフカディオ・ハーンはセツに対し契約書の入った郵便物を投函するよう頼みました。

しかし、セツはその言葉どおりに行動しませんでした。

ハーンの表情を見てセツはあることを「察した」のです。

セツの目から見たラフカディオ・ハーンは、自分の信念を強く持ち、曲がったことが嫌いな頑固者でした。

その性格が原因で、編集者とケンカになることもあったと語っています。

ラフカディオ・ハーンがセツに郵便物の投函を頼んだとき、ラフカディオ・ハーンは怒りの感情に支配されていることをセツは察しました。

夫は契約書にサインせず、契約書を突き返すつもりではないか。

そう考えたセツは、郵便物を投函せずタンスにしまっておきました。

その数週間後。

ラフカディオ・ハーンは「契約書を突き返してしまった」自らの行動を後悔している様子を見せました。

そのとき、セツはタンスにしまった郵便物を取り出しました。

ラフカディオ・ハーンは大いに喜び、セツの機転に心から感謝したといいます。

ラフカディオ・ハーンは自分の感情を抑えきれず強く出てしまう一面がありました。

セツはそんな夫の性格を理解し、必要なときにはそっと立ち止まらせる役割を果たしていました。

もし、ラフカディオ・ハーンが怒りにまかせて契約書を送り返してしまっていたら。

あるいはセツがラフカディオ・ハーンの依頼を素直に引き受けていたら。

後の代表作となる『知られぬ日本の面影』の出版に悪い影響があったことは間違いありません。

そう考えると、セツの判断は、『知られぬ日本の面影』という名作を無事に世へ送り出すための大きな支えとなったと言えるでしょう。

『知られぬ日本の面影』出版の裏には、こうした夫婦の支え合いがありました。

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