2026/2/13(金)第19週「ワカレル、シマス。」

あらすじ

ヘブンが松江を離れようと言い出した理由を理解したトキは熊本に行くことを決意しました。そんな中、トキは天国長屋を訪問。サワは正規の教師になることをトキに誓い、二人はお互いの未来を励まし合いました。

一方のヘブンは錦織と庄田が見守る中、松江を離れることを中学校の生徒たちに報告しました。突然のヘブンの報告に動揺を隠せない生徒たち。生徒たちはまた、庄田からの知らせにさらに驚かされました。

庄田は自分が次の校長に就任すると報告しました。庄田の報告を聞かされ騒然とする生徒たちを錦織は一喝。錦織は自分は帝大に入学できなかったこと。教員の免許すら持っていないことを生徒たちに告白しました。

明治24年(1891年)11月15日。松野家が松江を離れる日を迎えました。大勢の人が松江港に見送りに集まる中、錦織は姿をあらわしませんでした。ヘブンは錦織から贈られた虫籠を抱えて出航。その頃、錦織は喀血していました。

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感想

今週の振り返り

今週は、ヘブンさんがトキちゃんに松江を離れ熊本に行こうという提案場面からスタート。

そしてヘブンさんの提案に対してトキちゃんはNOと即答。

松江を離れることを頑なに拒み続けるトキちゃん。

松江を離れることを諦めないヘブンさん。

今週の木曜日の途中まで、二人のこう着状態が描かれました。

ヘブンさんが松江を離れたいという理由は松江の寒さ。

ヘブンさん、この一点しか言いません。

しかし木曜日の回に勘右衛門さんに強く迫られたヘブンさんはついに口を開きました。

ヘブンさんはトキちゃんに言いました。

顔を隠さず松江の町中を歩くことができるか。

自分たちのことを誰も知らない土地で安心して暮らそう、みたいなことを。

ヘブンさんが松江を離れようと提案した理由。

それは松江の寒さではなく、トキちゃんへの思いやりでした。

ヘブンさんがトキちゃんへの思いやりを真っ先に口にすれば、トキちゃんは松江を離れることをもっと早く受け入れたような気もします。

しかしヘブンさんは、そのことを隠し続けていました。

トキちゃんへの思いやりを口にしても、トキちゃんはますます反発するかもしれないとヘブンさんは考えたような気がします。

トキちゃんは家族を松江から離れさせることに対して一番の抵抗を感じていたような気がします。

松野家の人々も雨清水家の人々も松江に生まれ松江で育った人ばかり。

雨清水家のお二人は一時は松江を離れましたが、しばらく経ってから再び松江に戻ってきました。

やっぱり生まれ育った松江が暮らしやすいのでしょう。

そんなわけで、家族は皆、松江を離れのが嫌に違いないとトキちゃんは考えた。

なので、家族思いのトキちゃんとしては、家族を松江から離れさせることなのできない。

そして、家族を松江から離れさせることなのできないと考えているトキちゃんに向かって、ストレス回避のために松江を離れようと提案しても、トキちゃんは拒絶するに決まっている。

トキちゃんなら、自分のために家族に悲しい思いをさせたくないと考えるに決まっている。

そんなトキちゃんの性格を熟知しているので、ヘブンさんは松江を離れようと提案する本当の理由を言えなかったのだと思います。

しかし、ヘブンさんの気持ちをタエさんは遠回しに代弁してくれました。

そして、ヘブンさんの気持ちを勘右衛門さんが語らせました。

タエさんと勘右衛門さん、これまでお二人のトキちゃんへの深い愛情を表現する描写が何度もありましたが、そんな描写の数々が回収される瞬間を見たような気がします。

錦織くんの今後の予想

そして今回、松野家の面々は松江を去って行きました。

一方、前週に放送された予告映像、すなわち暗闇を背景にした錦織くんの姿の映像が今回の最後に放送されました。

錦織くん、まさかの喀血。

ちなみに錦織くんの実在モデルは病弱で早逝しています。

その要素はドラマでは省かれるのかなと思っていたのですが、「早逝」だけはドラマの中でも再現されるようです。

数週先で松野家の面々は必要あって松江に少しだけ戻ってきます。

その頃、ヘブンさんは作家としての行き詰まりを感じているのですが、そんなヘブンさんを救うのが錦織くんです。

ここまでは確かな情報。

以下はブログ主の予想です。

繰り返しになりますが、錦織くんは作家として行き詰まったヘブンさんを救います。

そんな錦織くんの活躍が描かれる週が、錦織くんの「早逝」による退場の週になるのかもしれません。

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予習レビューと史実のリアルエピソード

松江を去るトキちゃんとヘブンさん

ヘブンさんがトキちゃんと一緒に勘右衛門さんのもとを訪問し、松江を離れる相談をした際に勘右衛門さんはあることが気になっていました。

その際、トキちゃんはショールで顔を隠していました。

松野家へのゴミ捨て騒動は収まったものの、その後もトキちゃんは松江の町中を堂々と歩くことができずにいました。

そんなトキちゃんの様子を見た勘右衛門さんは察します。

ヘブンさんが松江を離れようと言い出した理由は、寒さ以外にあるのではないかと。

勘右衛門はヘブンさんに真の理由を問い、ヘブンさんが答えます。

ヘブンさんはトキちゃんが松江で暮らしにくくなっている現状を気に病んでいました。

前週、松野家が騒動に巻き込まれた際にヘブンさんはトキちゃんを守り抜こうと決意しました。

この決意が松江を離れる動機でした。

ヘブンさんから本当の理由を聞かされたトキちゃんは、ようやく松江を離れることを受け入れるようです。

そして今週中にトキちゃんとヘブンさん、そして司之介さんとフミさんは熊本へ旅立ちます。

【史実】小泉セツさんとラフカディオ・ハーンが松江を離れた理由

小泉セツさんとラフカディオ・ハーンが松江を離れた理由は二つあります。

一つは「松江の冬は寒い」ということ。

ラフカディオ・ハーンは寒さが苦手でした。

そして、よりによってラフカディオ・ハーンが初めて迎えた冬の松江は、何十年ぶりかの大寒波に見舞われた極寒の冬でした。

さらにこの寒さによってラフカディオ・ハーンは目が痛む症状にも悩まされたようです。

ラフカディオ・ハーンは片目を失明していました。

そして失明していない片目が寒さによって痛みはじめたのだそうです。

痛みがひどくなり両目とも失明することをラフカディオ・ハーンは恐れたようです。

そして二つ目の理由は経済的な事情によるものです。

ラフカディオ・ハーンは妻だけでなく妻の二つの家族をも養うことになりました。

そんな中、熊本から打診があった英語教師の給料は松江中学の給料の二倍もありました。

大家族を養うには相応の収入が欠かせません。

そのためラフカディオ・ハーンは熊本からの招聘に応じることになったのです。

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