呪われた女・イセの過去 / ばけばけ 104回
2026/2/26(木)第21週「カク、ノ、ヒト。」
あらすじ
ヘブンの執筆の題材を見つけるために、トキ、丈、正木は言い伝えに詳しい吉野イセと村上茂吉を松野家に連れてきました。面々は二人に古い言い伝えを語ってもらうものの、ヘブンはすでにそれら言い伝えを知っていました。
ヘブンが不機嫌になってしまう中、トキは「イセが呪われている」というイセ自身の過去にあった話を聞かせてくれないかと頼みました。トキたちの必死の頼みによってイセはついに重い口を開き始めました。
一軒の家で一年のうちに二人死ぬとすぐに三人目が死ぬ。藁人形を作らないと四人目以降は呪われる。イセはその言い伝えを迷信と思い藁人形を作りませんでした。その後、イセは大病を患い借金を背負い、呪われたと蔑まされて生きてきたと語りました。
イセが話を終えると、トキはイセの座っていた座布団に座り、イセの不幸はすべて自分に乗り移った。イセにはこれからいいことがあると言って励ましました。トキの心意気を察したヘブンはその夜に執筆が進み、トキに感謝しました。
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感想
イセさんの呪い
アバンタイトルは吉野イセと村上茂吉の村に古くから伝わる言い伝え語りの続き。
吉野イセと村上茂吉の二人が次々と言い伝えを繰り出すものの、出てくる話はヘブンさんが知っているものばかり。
いらだつヘブンさん。
そんなヘブンさんの様子を見て気が気でないフミさん。
険悪な空気が面々の間を流れました。
そんな中、突破口を見出したのはトキちゃんでした。
イセさんが呪われたという話を聞かせてもらえないかとトキちゃん。
間違いなくみんなが知りたがったであろうこと。
しかしみんながイセさんには聞きたくても聞けなかったこと。
トキちゃん、その場のタブーとも言えるポイントを突いてきました。
さすがです。
さて、案の定イセさんは語ろうとはしない。
村上茂吉も激しく動揺している。
言い伝えというよりもリアルに「呪われた」話なので緊張が走ります。
時間帯は夕刻。
屋敷の中に差し込んだ夕陽が、屋敷の中の暗さを際立たせ面々の緊張感を表現していました。
ついに口を開くイセさん。
イセさんが語り始めると、動揺が最高潮に達し逃げ出そうとする村上茂吉。
このとき、司之介さんとフミさんも恐怖を感じる表情を浮かべていたことをブログ主は見逃しませんでした。
そして語り始められるイセさんの呪い・・・
トキちゃん
オカルトオタクのトキちゃんの表情を久しぶりに見ました。
松江時代には、怪談の舞台となった「聖地」でたびたび見せていた表情です。
呪いが来たと言い出すトキちゃん。
これは本当にそう感じたことなのか。
それともイセさんを励ますための演技なのか。
まるでホラー映画の一場面を見ているような展開になりました。
その挙げ句にその場に倒れてしまうトキちゃん。
トキちゃんが倒れてしまったことで騒ぎが拡大するのかと思いきや、トキちゃんが倒れたことそのものは、それ以降は触れずじまいでその日の夜を迎えました。
トキちゃんが倒れたのはイセさんを安心させるための演技だったのか。
それとも本当に倒れたのだとしたら、トキちゃんが倒れたエピソードは次回以降のどこかで回収されることになるのか。
そんな謎を残しながら今回は終了。
ヘブンさんも久しぶりに執筆が進みました。
予習レビュー
今週、司之介さんが久しぶりにやらかします。
何をやらかすのか?
その前にこれまでのおさらいから。
これまでのおさらい
前週、松野家は平穏な毎日を送っていました。
平穏な毎日、すなわち何も起こらない刺激のない毎日です。
司之介さんはそんな毎日にストレスを感じるようになっていました。
司之介さんのここ数十年の人生は波乱に満ちたものでした。
明治維新によって武士の身分を喪失。
身分だけでなく収入まで失い貧窮生活を余儀なくされる。
そこで一攫千金を狙ってウサギの商売を開始。
この商売が当たりました。
松野家は久しぶりに羽振りが良くなりました。
しかし、そんな羽振りの良さは長くは続きませんでした。
ウサギの相場が崩壊。
借金してまで大量に仕入れたウサギは不良在庫に。
残ったのは完済に200年もかかるような多額の借金のみ。
トキちゃんは小学校を中退し、家族をあげて働くことに。
働き手を増やすために婿を取るものの出奔。
そんな中で娘が異人の女中に。
さらに異人と結婚。
司之介さん自身も異人の父として一緒に生活することに。
そして松江の有名人としてチヤホヤされたと思ったら、今度は半ば村八分のような状態に。
これまでの司之介さん、アップダウンの激しい人生を送ってきました。
そして司之介さん、そんなアップダウンの激しい人生を面白いと感じるまでになってしまったらしい。
そんな司之介さんにとっては、何も起こらない日々はストレスしか感じないようです。
前週のおさらい
前週、荒金九州男というキャラが登場しました。
見るからに怪しい相場師です。
司之介さんは、この怪しさに惹かれました。
この怪しい男なら、再びアップダウンの激しい人生のきっかけを与えてくれるに違いない。
そう考えた司之介さん。
家の有り金を荒金に託してしまいます。
有り金を全額失えば、またヒリヒリするような日々を送れる。
そう期待した司之介さん。
しかし意外にも荒金は託された金を増やしてしまいました。
司之介さんが再びやらかす
今週、司之介さんは再び荒金に松野家の金を託します。
しかし今回はスリルを味わうためではありません。
ヘブンさん失業という最悪の事態に備えてお金を増やそうと考えます。
ところが荒金は今はいい話がないからと司之介さんの頼みを引き受けようとはしない。
荒金という人物、見た目は怪しいですが実は誠実な人物らしい。
でも、司之介さんは荒金の言葉を無視して、強引に荒金に金を託します。
そして・・・
司之介さんは久しぶりにやらかします。
荒金に託したお金は無くなってしまうようです。
司之介さん、残念。
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おトキちゃんのオカルト好きが大爆発。
おイセさんが座った後に座って、呪いの感覚をあんなに楽しそうに味わうとは。
あれは、おイセさんを救うためのお芝居?
それとも「呪い」を信じる心からくる、自己暗示?
いずれにしても、その姿がヘブンさんにインスピレーションを与えましたね。
それは、呪いや言い伝えそれ自体ではなく、そのひとのために呪いを生き受けるという、言い伝えを通して人を思う心の在り方。
ヘブンさん、新しい切り口を見つけたようです。
トキ「不幸せ・・・・私に乗り移ったけん・・・・これからはきっと・・・・ええことある・・・・。」
イセちゃんに前向きに生きれば幸せはやってくるということを伝えたかったのでしょうね。
おイセさん、村上さん、言い伝えの起源、実例までは知らずヘブン氏ますます苛立ち。時間だけが無為に過ぎ。おトキさん、おイセさんの呪い理由を尋ねる。「まことの呪いの話。」ますます「ほんとにあった呪いのビデオ」みたいになったぞ。わら人形絡みのエピソードって「ほんとにあった呪いのビデオ」に何度も出て来た。なんかこの回怖い。おイセさんの一人語り怖い。ああおトキさん精神感応した?怪異現象の転移って心霊系ドキュメンタリー(モキュメンタリー)の定番。でもおトキさんの体調不良って本当に呪いなのかな?別の原因の可能性も?