ダネイホンが売れず苦悩 / まんぷく 第53話

2018年11月30日(金)第9週「違うわ、萬平さん」

あらすじ

栄養食品ダネイホンが、ついに完成しました。しかし、その味への評価は、社員たちや克子の家族の間ではまだ不評した。萬平は早速、完成したダネイホンを大阪の街角で販売しはじめたものの、一日かけても3個しか売れませんでした。

失意の中、萬平は忠彦のもとに足を運び、忠彦は萬平にアドバイスしました。萬平はダネイホンの開発に徹し、販売は、営業が得意な真一に任せてみてはどうかと。真一はそのことを隠していましたが、その頃、真一は失業していたのです。

萬平からその話を聞かされた福子は、さっそく真一のもとに足を運びました。萬平の会社で働いてほしいと真一を説得するためです。萬平が楽しそうに働く姿に羨望の念をいだいていた真一は、福子の頼みを快諾します。

一方、入院していた咲のために忠彦が描いた桜の絵を見て、福子はあることを思いつきました。病人がたくさんいる病院にダネイホンを紹介すれば売れるのではないかと。福子のそのアイディアに、ダネイホンを欲しがる客を探していた萬平も賛成するのでした。

<<前回52話 | 次回54話>>

Sponsored Link

予習レビュー

試行錯誤の末にようやく完成させたダネイホンがさっぱり売れません。

戦後の萬平さんの商売は、ハンコ、塩、いずれも人々から強く求められるもの。失くしたり不足したりする中で、必要とされるものでした。

栄養食品ダネイホンも、その点では同じです。

栄養そのものは、人々から強く求められるもの、不足していて必要とされるものです。

しかし、この時代の人にとっては、栄養という抽象的なものよりは、空いたお腹を満たす具体的な食べ物の方が良かったのでしょうか。

それとも、不味すぎるのが原因?

ところで栄養食品の新発売で思い出すのはカロリーメイト。

偶然、新発売前の試供品のカロリーメイトをもらって食べたことがあります。高校生の頃だったと記憶しています。

食べ盛りの頃でしたが、とにかく試供品のカロリーメイトはまずかった。一口だけかじって、それが限界でした。

今は、美味しくいただいてますが・・・

カロリーメイトでも新発売直前の頃はあのレベル。まして、戦後の物資不足の中で開発されたダネイホン。

一体、どんな味がするのでしょうか。

感想

したたかなタカちゃんと天然の神部くん

タカちゃんが再び地雷を踏みました。しかも、今回のケースでは、タカちゃん自身も地雷を踏んだことをはっきりと自覚している様子。

忠彦さんが顔色を変えたのを見て、慌てて、その場から逃げ出したので(笑)

それにしてもタカちゃん、逃げ足が早い。逃げる際の、忠彦さんをうまいこと言いくるめるしたたかさも立派。

将来タカちゃんが、ちょっと抜けているところがある神部くんと結婚したとき、どんな夫婦になるのか、今回のタカちゃんの素早い行動で見えてきたようなきました。

したたかなタカちゃんと天然の神部くん。夫唱婦随ならぬ婦唱夫随の夫婦になるかも(笑)

天然といえば萬平さんも天然です。

自分の娘と神部くんの接近疑惑が気になってしかたがない忠彦さんの気持ちがさっぱりわからない萬平さんには、笑わせてもらいました。

そして、それ以上に忠彦さんに笑わせてもらいました。

「萬平くんはわかってなさそうだから」

早々に萬平さんを見限る忠彦さん。タカちゃんにはうまいこと言いくるめられてますが、さすがタカちゃんの父親です。人を見抜く目は確かなようです。

真一さんの気持ち

「私を無視するの?」

鈴さんが今日も笑えます。「私を無視するの?」と真正面から問いかけても、それでもなお無視されっぱなしの鈴さん。

自分が必要とされていない感で深く落ち込み、また家出などしないといいのですが。

さて、鈴さんを無視した話し合いで決まった真一さんの雇用。

前回だったか前々回だったか、萬平さんたちが働く姿を浜辺で眺める真一さんの、真剣な眼差しの理由が回収されました。

真一さんが、萬平さんたちの働く姿を夢中になって眺めている姿が謎だったんです。

なるほど、損得でしかモノを考えない証券会社の仕事にストレスを覚えていたんですね。

真一さんの気持ちを聞いて、思い出したことがあります。ある海外駐在の銀行員の話です。

銀行では多額のお金が動きます。欧米の銀行員の多くは、そのお金が増えたか減ったかにしか関心を払わない。

それに対して、日本人の銀行員は、その多額のお金で、どれだけ立派なインフラを整備できるとか、お金が生み出すことに関心を持つ傾向があるのだとか。

真一さん。往年のグレゴリー・ペックみたいな顔をしながら、やっぱり日本男子なんですね。

コメントへの返信 by 朝蔵

赤津くん、実は塩軍団の中でもかなり良いポジションなのでは?(ひるたまさん)
塩軍団のご飯をつくっているので、塩軍団の仕事と比べて楽そうに見えても、ありがたがられることはあっても、嫉妬されることもありません。

その点でもなかなか良いポジションをとってますね。寿司屋での修行が生かされましたね。芸は身を助けるの好例です。

会社の‘運転手’役の佐久間くん(演:川並淳一さん)もある意味では会社の情報を知り得る立場にあるのでは?(ひるたまさん)
佐久間くんが車の運転好きであれば、なおさらの良いポジションですね。大好きなことを仕事にできているのですから。

そして、この運転手という仕事も、少なくとも免許証を持っていない人からは嫉妬されることはありません。

ちょうど昨日(11/29)で第2週が終了(ひるたまさん)
再放送は見れない&録画のできない環境にいるため、放送の進捗を知りませんでした。まだ第2週だったんですね。

今年の前半、出張で大阪に度々行きましたが、加野屋や山王寺屋のあった界隈をよく歩き回りました。

<<前回52話 | 次回54話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ひるたま より:

    先のコメントで触れた‘手榴弾目線’の映像撮影についてですが…演じられた俳優さん(「野村くん」南川泰規さん、そして「堺くん」関健介さんのお2人)のツイッターで裏話を知る事が出来ました。
    特殊なカメラを実際に俳優さんに投げさせて撮影されたとの事です。そのカメラを投げる役割を務めた(演じた)のが南川泰規さん。飛距離を間違えたらカメラが岩に激突する危険があったり、カメラが回転してもNGとの事で…かなり緊張して撮影に臨まれたとか。元野球部経験者の南川さんは見事にその大役を果たされた訳ですが、関さんによると「南ちゃんでなければアレは出来なかった」という位正確&見事な投球(!)だったとの事です。また南川さんも「野球部経験が意外な所で役に立ち嬉しかった」との事。

    人生とは、何があるか本当に分からないものですね。(^^)

  2. ひるたま より:

    最初の紹介では(岡さんだけはある程度話せたものの)ほぼ全員が名前だけしか言わせてもらえなかった‘塩軍団’ですが…それぞれの面々が持っているキャリアがここに来て活かされつつありますね。
    先日コメントで触れた赤津くん然り、そして佐久間くん(土木作業経験あり&運転免許あり、と公式サイトでも紹介あり)然り。
    そして髭面が印象的な高木くん(演:中村大輝さん)は元軍人さんという設定。手榴弾の扱いはお手の物ですね…これが‘魚とり’だけに収まっていればまだ良いのですが。(^^;)
    数日前の放送で‘手榴弾組’(高木くん・野村くん(演:南川泰規さん)・堺くん(演:関健介さん))が憂さ晴らしに投げまくり…分かり易過ぎる位に社員の不満を視覚的に表す場面でしたね。(^^;)
    ところで余談ながら…この回の放送分で映った海の映像(それも手榴弾目線で!)が本当に綺麗でした。ドローン等も駆使して撮影されたのかな?と思いながら見ていました。

  3. ぱちぱち より:

    福ちゃんにはすごく知性を感じます

    一瞬の閃きですごい物を作り出す萬平さんのような瞬発力のある知性ではなく、周囲の小さな物事を丁寧に拾い上げてゆっくり積み上げて考えをまとめていくような深い知性、だから結論を出したらもう揺るがないのでしょう

    だからこそ知性より感情を優先して生きている鈴さんが際立つのかもしれないですね