進駐軍に連行される萬平 / まんぷく 第55話

2018年12月3日(月)第10週「私は武士の娘の娘!」

あらすじ

萬平たち、たちばな塩業の面々の間に衝撃が走りました。進駐軍が踏み込んできたのです。踏み込まれる理由もわからずパニック状態におちいる福子や萬平たちが、進駐軍から告げられたのは、クーデーターの疑いがあるということでした。

家宅捜索の末、倉庫の地下室から出てきたのは大量の手榴弾。それが動かぬ証拠となって、萬平、そしてたちばな塩業の社員たちは、全員が進駐軍に連行されてしました。連行はされなかったものの、家に取り残された福子と鈴は、ただ呆然とするばかり。

一方、進駐軍の留置所では、萬平やたちばな塩業の社員たちの取り調べがはじまりました。高木たちは魚を獲るために手榴弾を海に投げ込んでいたと供述。しかし、進駐軍の誰もが高木たちの供述を信じようとはしませんでした。

同じ頃、福子は方々の弁護士事務所に電話をかけていました。萬平たちを助けてくれる弁護士を見つけるためです。しかし、進駐軍を相手に弁護を引き受けてくれる弁護士など、簡単には見つからないのでした。

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予習レビュー

戦時中のこと。萬平さんが憲兵に踏み込まれたのが土曜日の放送回の終わりの頃。そして、翌週の月曜日の放送回で逮捕されました。

そのときと似たパターンの再現です。

たちばな塩業に、いきなり進駐軍が踏み込んでくるのはおそらく前週の土曜日になるかと思います。

そして今回。

萬平さんが進駐軍に連行されてしまいます。しかも今回は、萬平さんだけでなく、たちばな塩業の社員たちも一緒に連れ去られてしまいました。

さらに、戦時中の憲兵騒動のときと異なり、今回の一件では「動かぬ証拠」まで発見されるという深刻な事態。

前週の後半から、萬平さんとしては珍しく順風満帆な状態でしたが、順風が吹いていたのは今回の試練へのフラグだったようです。

そんな試練からはじまった今週のサブタイトルは「私は武士の娘の娘!」に変更されました。

萬平さんの試練は福ちゃんの試練。「武士の娘の娘!」の覚悟が試されるのでしょうか。

感想

武士の娘の娘の試練の一週間

萬平さんが憲兵隊に捕まって以来の受難がはじまりました。憲兵隊の受難も土曜日にはじまりましたが、進駐軍の受難もまた土曜日にフラグが立ち月曜日にスタートです。

さて、進駐軍に逮捕された萬平さん、災難は災難ですが、熾烈を極めた取り調べを受けた戦時中の憲兵隊騒動のときよりは、まだマシに見えます。

身に覚えのない罪を着せられ、激しい暴力にさらされ、しかも食事を拒否しつづけた萬平さんの姿は、正視できなレベルでした。

そのときと比べてしまうと、進駐軍に手厳しい言葉を浴びせかけられるだけの、今回の取り調べは楽に見える。

しかし・・・

戦時中の憲兵隊の受難のとき。福ちゃんと萬平さんは、まだ結婚していませんでした。そして、鈴さんが、萬平さんの騒動を知ったのは、少し時間が経ってからでした。

福ちゃんだけの苦悩でした。

しかし、この度の受難では、福ちゃんは萬平さんの妻です。しかも今は、福ちゃんと萬平さんとの間には源ちゃんという子供までいます。

鈴さんも騒動に巻き込まれました。真一さんも、そして家族同然の社員たちまでもが連行されてしまいました。

大事な人がすべて巻き込まれた今回の騒動。福ちゃんの心配は、戦時中の憲兵隊のときの比ではないはずです。

萬平さんの取り調べが、戦時中の憲兵隊のそれよりもマシに見える。

その点に注目し錯覚してしまうと、福ちゃんの苦悩を見誤ってしまいかねない。常に福ちゃん視点で、今週の成り行きを見守ってゆこうと思います。

なにしろ今週のサブタイトルは「私は武士の娘の娘!」です。武士の娘の娘とは、言うまでもなく福ちゃんのこと。そして、今週は福ちゃんの試練の週でもあるからです。

コメントへの返信 by 朝蔵

何か別の特撮物のドラマか何かかと思ってしまいました(うみがめさん)
登場人物たちが進駐軍の兵隊たちに銃口を向けられたりする場面は、本当に生々しく、朝ドラらしからぬ場面でした。

銃に対して神経質になっているアメリカなら、子供も見るようなテレビドラマの中に、こんな場面の描写はできないでしょうね。

撮影用には、どんな材料で作って食べたのでしょう?(tonkoさん)
朝ドラの撮影のために用意される食べ物は、リアルに美味しいことで知られていますが、逆にダネイホンはリアルに不味かったんでしょうかね。

だとしたら、出演者の方々にとっては、かなり酷な撮影になったのではないでしょうか。仕事とはいえ、お気の毒です。

自分のできないことを替わりにやってもらっている気分(ぱぽりんさん)
ドラマや映画のヒーロー・ヒロインが求められる役割は、視聴者にとって「自分のできないことの替わり」です。

自分のできないことの替わりで夢を見させてもらうわけですから、ぱぽりんさんみたいな受け止め方をして、素直に喜ぶべきなのかもしれませんね。

日本人離れしたくっきりとしたお顔立ち(ちーぼーさん)
昭和30年代のいわゆる日本映画の黄金時代の頃の俳優さんたちって、目鼻立ちのくっきりとした、真一さんタイプが多いような気がします。

往年の日本映画の傑作を観ているような気持ちにさせてくれる真一さんの登場場面。古い日本映画が大好きな僕にとって楽しみの一つです。

ご飯に合いそうな和風味(ひるたまさん)
情報提供ありがとうございます。不味い!と、叫ばずにはいられないようなものではなかったわけですね。

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コメント

  1. あんど より:

    福ちゃんと鈴さんはなぜ連行されなかったのでしょうか?
    もちろん、連行されてしまうと救出しようとする人がいなくなって物語にならなくなりますが、それでも連行されなかった理由をそれとなく示してほしいものです。まさか、女性だからということはないですよね?