麺の乾燥方法を試行錯誤 / まんぷく 第106話

2019年2月6日(水)第19週「10歩も20歩も前進です!」

あらすじ

ついに、麺に味をつける方法を発見した萬平が、次に取り組んだのが、長い期間にわたって常温保存できる方法を開発することでした。萬平は早速、麺を塩漬けにする方法を試みるものの、麺が塩辛くなりすぎて失敗。

常温保存には麺を乾燥させることが最適であることに気がついた萬平は、天日干しや陰干し、麺を乾燥する時間の長短を調整するなど、様々な方法で麺を乾燥させるものの、どうしてもうまくゆきません。

同じ頃、忠彦は行き詰っていました。モデルの秀子の自由奔放な振る舞いに香田家の面々は翻弄され、忠彦も自分の描きたい絵を見失いかかっていたのです。そんな中、忠彦は、これまで描いたことのないような新しい画風の絵を描きあげることができました。

一方、麺を乾燥させる最適な方法が見つからず考え込む萬平に対して、源が言いました。勉強不足なのではないかと。源の言葉で萬平はひらめきました。萬平は、麺のことを一から学びなおすと決意するのでした。

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予習レビュー

麺の生地にスープを練り込むなど、麺に味をつける方法で試行錯誤を繰り返しながら、ようやく麺に味をつける方法を見出した萬平さん。

次の課題は、麺を常温保存できるようにするための方法です。

しかし、この課題を解決するための方法を見つけるために、ふたたび試行錯誤が繰り返されます。最適な方法がなかなか見つからない。

苦闘する萬平さんの姿が描かれるその一方で、忠彦さんも行き詰っていました。

壇蜜演じる女性モデルの秀子さんの、あまりにも自由すぎる振る舞いが、克子さんだけでなく、忠彦さん自身まで悩ませはじめる。

でも、秀子さんに引っかきまわされたことは、結果として忠彦さんにとって良いことだったみたいです。

秀子さんに翻弄され続けた末に、忠彦さんは新しい画風を確立。

秀子さん騒動は、忠彦さんにとっては進化するための脱皮の時期だったようです。しかし、気がかりなのは克子さん。

前回の女性モデル騒動のときとは比べものにならないくらいに懊悩した克子さんも、この騒動を経て、何かを得ることはあったのでしょうか。

感想

「私の役割は終わりました」

忠彦さんが雇った女性モデルの秀子さんの言葉の一つ一つが今日も深い!

ところで、忠彦さんが新境地を切り開きたいという願望を、秀子さんはするどく見抜いていたのでしょうか。

忠彦さんが女性モデルを雇い美人画を描きはじめたのは、そもそも自分のそれまでの作風に行き詰まりを感じ、何を描いたらよいのかわからなくなったことがきっかけです。

忠彦さんは描く対象を、鳥や魚から女性に変えることで、一歩だけ前に進むことができました。

しかし、まだ物足りなさを感じていたのでしょうか。

そして、その物足りなさを感じる忠彦さんの気持ちを、秀子さんはきっと察したのでしょう。そして、自分の役割を自覚したに違いない。

自分の役割を自覚したからこそ、次のような言葉が次々に出てきたのだと思います。

「(忠彦さんの『僕の新境地や』という言葉に対して)今日は歴史的な日になりました」
「(香田家を去る間際に)私の役割は終わりました。先生の絵は完成しましたから」

忠彦さんに「歴史的な日」を迎えさせることが自分の役割。忠彦さんの新境地の絵を完成させることが自分の役割。

そのゴールを見据えての、これまでのすべての行動。

秀子さん、ただ者ではありません。そして、秀子さんが巻き起こした香田家の騒動、みごとな回収となりました。

追伸:秀子さんの最後の一言がまたするどい。

「芸術家の妻はあのくらいのことでうろたえてはいけませんわ」

ここ数日の克子さんの秀子さんをめぐる懊悩。これも、克子さんを芸術家の妻として新境地に立たせるための、秀子さんが意図した試練だったのかもしれません。

萬平さんの「新境地」

忠彦さんが、自分の作品の新境地を切り開くことに成功したのは、麺づくりに行き詰っている萬平さんが、突破口を見出すフラグでしょうか。

源ちゃんが「勉強が足らん」と、父親に向かって爆弾発言したのもまた、萬平さんがハードルを超えてゆくフラグだったのかもしれません。

ここ数回の『まんぷく』は、行き詰った感でいっぱいでした。そんな停滞した空気が、ようやく動きはじめる予感に満ち溢れていました。

と、言いたいところですが、萬平さんの行き詰まりは、まだ一週間ほど続くみたいです。

以下、ちょっとだけネタバレが含まれます。

萬平さんの「新境地」が描かれるのは、一週間後。次週の水曜日です。

コメントへの返信 by 朝蔵

岡くんが飲んだくれて喧嘩騒動があったりしたので、お酒は好き(ぷーさん☆:105話)
たしかに!岡くんは塩軍団に入って早々、お酒を飲んで大暴れして、おまわりさんのお世話になるような騒ぎを起こしてましたね。

話がそれますが、いつも不満いっぱいで暗い目をしていたあの頃の岡くんを思い出すと、長い歳月が経ったことを実感せずにはいられません。

岡くん、ずいぶん大人になりました。あとは、1日も早くお嫁さんをもらえますように。

「オンリー~湯~♪」と歌い踊りながらインスタントラーメンを販促している場面(うみがめさん:105話)
オンリー~湯~!いかにも大阪人らしい洒脱な替え歌でした。

ところで、もしあの替え歌が『まんぷく』の中で歌われるとしたら、誰が歌うのが最適かなって考えながら、ふと気がつきました。

『まんぷく』の劇中には、思いっきりはっちゃけた女性キャラがいるようでいないですね。しいて言うなら、鈴さんがたま〜に、おもいっきりはっちゃけますが。

岡くん&森本くんは神部くんを同等と見做している(少なくともリーダーとは見做していない)(ひるたまさん:105話)
神部くんが岡くんと森本くんを塩軍団にスカウトしたとき。もしあの頃すでに、塩づくりが始まっていて、神部くんが塩づくりのベテランとみなされていたら。

もし、塩づくりのベテランというポジションをとった神部くんが、岡くんと森本くんをスカウトしていたなら、二人は神部くんに対して一目置いていたのでしょう。

でも、神部くんも、岡くんも、森本くんも。そして、他の塩軍団の面々も、みんな同じスタートラインに立って塩づくりを開始しました。

だから、いつまで経っても先輩として扱われないんでしょうね、神部くんは。

どんなドラマなんですか❗(宇野さん:104話)
ぜひ、このブログをご覧になってください。週単位でまとめたストーリーをご覧いただければ、これまでの話の筋はお分かりいただけるかと思います。

巨匠マルク・シャガール氏は特に晩年はまるで音楽に乗るように楽しげに作品を描いていた(よるは去ったさん:106話)
これまでの忠彦さんの絵を描く姿は、音楽に乗るように楽しげに、という晩年のシャガールとは真逆のものでした。

秀子さんに挑発にのって新境地を切り開いた忠彦さん。

絵画作品そのものだけではなく、絵を描く姿も、晩年のシャガールみたいに新境地を開いてほしいものですね。

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コメント

  1. ちゃーちゃん より:

    白薔薇の厨房に万能調理器が………「お買い上げありがとうございます」
    発売されていたんですね。
    でも私が気になっているのはポスター しっかり見たい!きっと何かが隠されているような気がします。

  2. ちーぼー より:

    本筋とは関係ないのですが、三姉妹とその夫たちは、皆さん互いに「お姉さん」、「お兄さん」とは呼ばず、名前で呼んでいるのが不思議に感じます。吉乃ちゃんも、タカちゃんの夫なら「お義兄さん」と呼ぶのが普通な気がしますが、「茂さん」と呼んでいたし。名前+さん付けの方が、実は一般的なのかしら。

  3. よるは去った より:

    秀子「先生描けるやないですか。」忠彦「僕の新境地や。」巨匠マルク・シャガール氏は特に晩年はまるで音楽に乗るように楽しげに作品を描いていたという逸話を思い出しました。