2024/2/7(水)第19週「東京ブギウギ」
あらすじ
梅吉がスズ子に会うために香川から上京しました。久しぶりに再会したスズ子と梅吉は思い出話に花を咲かせ近況を報告し合いました。梅吉は初めて見る孫に喜ぶとともに、愛助を亡くしたスズ子に同情しました。
そのころ、梅吉は香川で写真館を営み繁盛させていました。梅吉は持参したカメラでスズ子、愛子、そして愛助の遺影の記念写真をしました。そして梅吉は包み金をスズ子に渡すと香川へ帰りました。
一方、羽鳥はスズ子からリクエストされていた新曲が思い浮かばずに悩んでいました。羽鳥はスズ子と出会ってから今日までのことを思い出しました。しかし、スズ子のための新曲のメロディは降りてきませんでした。
そんなある日、汽車に乗っていた羽鳥は、汽車に揺られるリズムからあるメロディの着想を得ました。羽鳥はあわてて汽車を降りると駅前の喫茶店で楽譜を書き留め、その足でスズ子のもとに駆けつけるのでした。
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感想
梅吉さんの再登場
本作も残り2ヶ月を切り前半の登場人物たちの回収が始まったのでしょうか。
梅吉さんが久しぶりに登場。
梅吉さん、相変わらずのダメなお父ちゃんに見えないことはない。
しかし、ツヤさんを亡くしたショックから何もできなくなってしまったころと比べたら、ずいぶん変わっている様子。
そもそも梅吉さんが香川へ帰ったのは、幼馴染みが経営する工場を手伝うためでした。
それが今では自分で写真館を営んでいるらしい。
そして、その写真館を繁盛もさせている。
ツヤさんの思い出話をするうちにベソをかいたりはしたけれど、梅吉さんはどうやらしっかりと立ち直ったみたいです。
前半に登場したキャラクターの中で最も心配だった人物がしっかりと立ち直ったのを確認できて不安が一つ消えました。
ちなみに詳細は伏せておきますが、梅吉さんはもう一度だけ登場場面が用意されています。
もう一度の再登場場面では梅吉さんのそれまでの生き方も回収されるはずです。
さらにその再度の登場場面ではもう一人、前半の重要な登場人物も再登場します。
次週にも前半の主要な登場人物がまさかの形で再登場するようです。
そろそろ、クライマックに向けての前半の回収フェーズに入ったのでしょうか。
前半の登場人物
梅吉さんとスズ子ちゃんの会話の中で、後半になってから消息が途絶えていた人たちのことが触れられました。
壊れた梅吉さんが毎晩のように通っていたおでん屋の親父。
戦時中に仕入れもままならなくなり廃業してしまいましたが、その後はどうなったのか。
もし、生まれ故郷が東京でなければ東京以外のどこかへ帰ったことも考えられます。
そうであってほしい。
スズ子ちゃんと梅吉さんが暮らしていた下宿屋のご夫婦の名前も出てきました。
この二人もまた行方がわからないとのこと。
この二人は空襲が激しくなったころも東京で暮らし続けていたことが考えられます。
無事であってほしいと思うものの、残念ながら無事ではないのかもしれません。
また梅吉さんの再登場で思い出すのが「はな湯」の人々です。
「はな湯」の人々もまた無事ではないのかもしれません。
「はな湯」といえば大阪。
大阪の劇団の人々はきっと元気なのでしょう。
秋山美月は戦後になって一度だけ登場しています。
スズ子ちゃんとエノケンの共演の企画が持ち上がったころに彼女は上京しました。
大和礼子と結婚したピアニストの股野さんが意外な形で再登場することもすでに判明しています。
大阪の劇団の人々で回収されるかどうか今のところ不明なのは、橘アオイ、白川幸子、桜庭辰美、そして林部長。
せめて林部長はもう一度だけ登場させてほしいもの。
マムシの生き血を飲んでいるので、まだまだ元気なはずですから。(笑)
ところで林部長の部下で東京の劇団にいたカラポンこと辛島さんは、東京の劇団の解散後はまったくの消息不明。
スズ子ちゃんの東京デビューに尽力した人として、もう一度姿を見せてほしいものです。
羽鳥先生がついに
羽鳥先生の中についにメロディが降りてきました。
メモには曲の名前もしっかりと記されていました。
『東京ブギウギ』と。
すごい曲になりそうな予感でワクワクが止まらない羽鳥先生。
「妙に明るいおじさん」羽鳥先生が戻ってきました。
予習レビューと史実のリアルエピソード
『東京ブギウギ』の誕生まで
服部良一氏とブギの出会いは戦時中、昭和17年(1942年)。
偶然に手に入れた楽譜がブギとの初めての出会いでした。
その翌年の昭和18年(1943年)、服部良一氏は戦時中でありながら『荒城の月ブギ』を発表。
これが服部良一氏が初めて手がけたブギでした。
その後、服部良一氏は上海で李香蘭の『夜来香ラプソディ』でもブギのリズムを採用。
李香蘭のエピソードはドラマの中でも再現されました。
戦後になり、服部良一氏は『ジャズカルメン』でもブギのリズムを採用。
妊娠した状態で『ジャズカルメン』のステージに立った笠置シヅ子さんは、そのステージを最後に歌手を引退。
吉本頴右さんと結婚するつもりでいました。
なので『ジャズカルメン』は笠置シヅ子さんの最後の歌になるはずでした。
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梅吉さん、渾身のギャグも間を外し。おじいちゃん役に立たず。おまけに恩着せがましい。語られる東京に人達の消息。大家さん夫妻は無事であって欲しい。梅吉さんツヤさんを失った事をまだひこずって。写真館、水着って一体。羽鳥先生難航する曲作り。汽車のリズムが新曲のヒント。あたりかまわずスキャットで作曲、まわりから見れば変な人。
この時代に列車に乗ったら急にマイゴジが現れ列車ごと噛みつく場面を想像してしまいますた
急にメロディが降りてきて服部さんがテキトーな紙にメモする展開は服部さん自伝ドラマ「昭和ラプソディ」でもありましたね、東京ブギウギではなく青い山脈でしたが
お父ちゃんが出てきたのですか。連絡はずっと散っていたのでしょうね。
しかし振り返れば、お父ちゃんの気楽さが救いでしたね。お母ちゃんのことを
全面的に信頼していて、相談もなしに連れ帰った子どもを正真正銘自分の子どもとして
ずっと可愛がってくれて、でもお母ちゃんを亡くした痛みはずっと抱えたままだった。
電車の振動から曲を思いついたエピソード、そのまま使いましたね。
スズ子の復活、人々の復活、何より先生の復活。
ついでにお父ちゃんも復活。そういえば写真が好きでしたね。あの時代に
家族写真が一杯残っていたし。