本放送:2019年2月28日(木)
再放送:2024年2月29日(木)
第22週「きれいごとは通りませんか」
あらすじ
テイコー食品が製造販売している「本家まんぷくラーメン」が、特許を侵害している証拠をつかんだ萬平たちは、再び、テイコー食品に対して製造販売の中止を要請。ついにテイコー食品は、萬平の抗議を受け入れました。
まんぷくラーメンの一人勝ちが見えたことで、萬平は、工場の建設の準備をはじめました。萬平が思い描くまんぷくラーメンの工場は大規模なものでした。萬平の構想に対して、相応の覚悟が必要だと、真一は萬平に告げました。
その一方で、福子の気持ちは複雑でした。自分たちさえ勝てばいい。自分たちが成功しても、粗悪な即席ラーメンは相変わらず、日本国中で販売されている。そんな思いを、福子は抱きつづけていました。
思いつめた福子は、自分の気持ちを萬平に対して告げました。粗悪な即席ラーメンを安いという理由だけで買っている人がいる。まんぷくラーメンが生まれなければ、粗悪品は出てこなかった。萬平には粗悪品が出てきたことへの責任があるはずだと。
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予習レビュー
今週のサブタイトル「きれいごとは通りませんか」は、おそらく福ちゃんの言葉だと思われます。
そして、この言葉がおそらく今回あたりに登場するものと思われます。
まんぷく食品の社員の一人が、テイコー食品に移籍していたことが発覚。さらに、その元社員から、まんぷくラーメンの製造法がテイコー食品に伝わっていたことも判明。
これまでテイコー食品は、即席ラーメンを先につくりはじめたのは自分たちだと主張していましたが、その主張の根拠を、萬平さんたちは崩すことに成功しました。
テイコー食品は「本家まんぷくラーメン」の製造と販売の続行を断念し、店頭に出回っているものもすべて回収。
萬平さん、完全勝利です。
しかし、勝利に酔う萬平さんに対する福ちゃんの違和感は大きくなるばかり。
福ちゃんが萬平さんに対して「きれいごとは通りませんか」と、自分の気持ちを伝える場面。
今週のサブタイトルにもなっているこの場面。今週の最大の見どころになることは間違いなさそうです。
感想
コメントへの返信 by 朝蔵
今後のドラマ作りで時代劇でも現代劇でも超悪役が揃い踏み(おっさん:124話)
これまでの朝ドラの悪役は、愛すべき悪漢とでも言うべき、どこかお茶目さが漂うキャラが定番でした。
しかし、本作『まんぷく』の悪役たちは、妙にリアルで生々しい。とりわけ、「悪渡」氏は、ただただ憎らしいだけのキャラで、朝ドラの悪役としては異例だなと思いました。
現在「まんぷく」とBS で二本立てで再放送している「べっぴんさん」(よるは去ったさん:124話)
まんぷくラーメンをはじめて売り出す場所が大急百貨店だったりして、『まんぷく』と『べっぴんさん』、妙にかぶりますね。
次週の『まんぷく』には大阪万博がチラッと出てくるらしいので、またまたかぶります。二本立てに何らかの意図があるとしか思えません。
私は演じている田中さんが楽しそうで何だかニコニコしてしまいました(ちーぼーさん:124話)
タイトルを忘れてしまいましたが、二十年以上も前の映画で、アル・パチーノが、かなり強烈なキャラの悪役を実に楽しそうに演じたのを思い出します。
『ゴッドファーザーPART2』で、アル・パチーノが演じた主役も、悪役といえば悪役でしたが、その作品は主人公の敵、という点でも悪役らしい悪役でした。
悪役って、役者さんにとっては楽しいのかもしれませんね。
萬平さんがピンチの時はグリーン、ひと波越えたら薄オレンジの服(にゃんこさん:124話)
萬平さんのピンチは、福ちゃんのピンチ。二人にとってのピンチを衣装の色によって表現しわける・・・するどい観察ですね!
そこまで思いが至りませんでした。さすがです。
今週の後半は、萬平さんのピンチと、そのピンチを乗り越える場面の両方が描かれるはず。しっかりと観察してみます。
するどい洞察に満ちたコメントありがとうございました。
「僕の心も温泡です」(ちゃーちゃん:124話)
浅学非才にして、「僕の心も温泡です」というコマーシャルの存在を、ちょうだいしたコメントではじめて知りました。
波平さんとマスオさんが、お風呂に一緒に入って語らう場面がコマーシャルになってるんですね。
そんなネタが隠されていたとは・・・
今回の野呂缶がまんぷくラーメンでしたが、これはカップラーメンに繋がる布石?(ちゃーちゃん:125話)
夢のお告げだったら、これまで同様に咲さんが夢枕に立つだけで十分なはずです。福ちゃんはこれまで、咲さんの夢のお告げで、数々のハードルを乗り越えてきたのですから。
なのに、わざわざ野呂缶を夢の中に登場させて、缶詰ラーメンというオマケ付き。しかも、野呂缶は、年齢からいっても存命のはずです。
まんぷくラーメンの缶詰。何かの形で回収されるかもしれませんね。
双方の言い分を聞いた上で叱るべき所はビシッと双方を叱る(ひるたまさん:124話)
おっしゃる通りだと思います。
神部くんが、仕事の後に遊び歩いてばかりで、タカちゃんに目もくれず。こんな状態だったら、タカちゃんの嘆きもわかります。
でも、神部くんは、仕事で帰りが遅くなるのは明らか。
今はどうなのかわかりませんが、昭和30年代に、仕事に夢中になって家庭を顧みない男性はデフォルトではなかったかと・・・
『白薔薇』での坂部くんに対する‘尋問’場面(ひるたまさん:124話)
岡くんと森本くんが、坂部くんをひっ捕らえて白薔薇まで連れてくると、そこにはドンである萬平さんが待ち構えている。
映画『ゴッドファーザー』で、こんな場面がいくつかあったと記憶しています。
それはともかく、岡くんと森本くんが坂部くんを地面に押し倒す場面。朝ドラらしからぬ激しいバイオレンスでした。
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私の知っている あの優しい萬平さんはどこへ行ってしまったの? と福ちゃんの心からの吐露が とても哀しく こだま していました
萬平さんの心に響くといいですね
迷走しかける萬平さんだけれど 福ちゃんの声には 必ず振り返り 立ち止まって 訊く という姿勢に夫婦の というか 人としての成熟した信頼関係があっての繋がりを感じます 今回は特に強く出ているように
思います
神部さんお疲れさんタカちゃんあんまり甘ったれてたら旦那に愛想つかされるよ克子さん直ってないやないのじゃなくて状況的にバタバタしてたんなら仕方ない事なんじゃないのこれがお嫁さんが働きに出てるパターンで忙しくてバタバタしてるよって感じなら子供が可哀想だって義実家総出で責め立てるのかな?他の方も仰ってる通り飲み屋に行ってあそんでるわけじゃないのに立場無いじゃないですか仕事終わったからこれから帰るねって連絡してなかった神部さんも悪いけどね克子さんもあんまりやり過ぎると婿いびりになるから程々にした方がいい
ドラマとしては発明家萬平オシ、そしてまんぷく食品の快進撃を描けば盛り上がるでしょうけれど、モデルがあることを考えると、それでは他の真面目な現実のメーカーさん達に失礼すぎるのではないかと思いながら見ているこの頃です。
味付け麺の製法に絡むことの他にも、チキンラーメンが発売される1958年以前に
村田製麺所 1953年 屈曲麺製法特許取得
松田食品(現:おやつカンパニー) 1955年 味付中華麺発売
さらに、カップヌードル発売は1971年ですが
明星食品 1961年 カップ入即席麺発売
また、日清が取得した特許が味付麺の製法であったことから、それに抵触しない製法として
明星食品 1962年 スープ別添技術開発
そんなもろもろ情報も <まんぷくHP> に加えていただけたら、むしろドラマの奥行きが深くなったように思います(勿論、このブログでなくNHKにたいしての要望ですが)。
なお先の書き込みで
「インスタントラーメン関連特許の一本化」
としておりましたが、
「インスタントラーメン関連特許の一元管理」
と表現したほうが正しいように思います、失礼しました。
今回の野呂缶がまんぷくラーメンでしたが、これはカップラーメンに繋がる布石?
生きている野呂さんを単に『何故』出てきたか!
お湯でもどるメンマ、ナルト、ネギそして容器に入ったラーメン。
全てが揃いました。萬平さんが開発するのは容器素材!!
この移った社員はキングオブコメディの今野さんですよね
下町ロケットなどで活躍されてました
朝ドラ初出演ですね
塩づくりやダネイホンのときにはいなかったのにまんぷく食品に
入ってきた社員の中にいらっしゃって
「あれ?前からいたっけ?」と勘違いしました
単にエキストラ的な登場としてはもったいないと思ってたので
きっと何かやるだろうとは思ってましたがまさかこういう役とは
ダメイホンの時と同じ、またも偽物が。
テイコー食品は、名前からしてモデルはサンヨー食品かな?
テイコー食品は断念しましたが、後を絶たない偽物に対して、企業秘密と言うべきノウハウを公表するのですね。
今や即席ラーメンは、日清のぽか、サンヨー食品、エースコック、明星など、またラーメンではないが、東洋水産などが製造してますね。