カムカムエヴリバディ

るいが購入したレコード / カムカムエヴリバディ 第49回

2022年1月11日(火)第11週「1962−1963」

あらすじ

忘れていた母・安子の記憶に向き合い、前に向かって歩こうと心を決めたるいは、『On the Sunny Side of the Street』のレコードを購入。しかし、レコードプレーヤーがあまりにも高額で買うことができません。

そんなるいの前に、錠一郎が姿をあらわしました。錠一郎は、るいをジャズ喫茶に案内し、るいは自分が買ったレコードをジャズ喫茶のプレーヤーで聴くことができました。そしてるいは、錠一郎からジャズ雑誌を貸してもらいました。

同じ頃、ベリーは錠一郎を映画に誘いました。しかし大学生の青春を描く『ハワイの若大将』に錠一郎は興味を示そうとはしません。錠一郎に振り向いてもらえないベリーは、るいに対して敵意をむき出しにします。

一方のるいは錠一郎との距離を縮めはじめていました。そしてるいは、錠一郎に心をひかれるにつれ、あることが気になり始めていました。それは、片桐とのデートで失敗するきっかけになった額の傷でした。

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予習レビュー

ジョーが演奏する『On the Sunny Side of the Street』を聴いたその途端に、思い出さないようにしていた悪い記憶がまざまざとよみがえってしまったるいちゃん。

しかし、るいちゃんはお母さんの記憶と向き合うことを決意。

その決意のシンボルが『On the Sunny Side of the Street』のレコードです。

ところが・・・

その決意のシンボルを、るいちゃんは聴くことができません。

何故ならプレーヤーがあまりにも高過ぎて買えないから。

では、るいちゃんはどうするのか?

その解決策はまだ明らかにされていませんが、ブログ主は次のように予想しています。

ジョーならばレコードプレーヤーを持っているはず。

そして、ジョーの部屋でそのレコードをかけて、るいちゃんはジョーと一緒に『On the Sunny Side of the Street』を聴くことになるのではないか。

安子ちゃんと稔くんが二人して一緒に聴いた『On the Sunny Side of the Street』が二人の思い出の曲になったように。

『On the Sunny Side of the Street』は、るいちゃんとジョーの思い出の曲になるのかもしれません。

るいちゃんとジョーの二人の思い出の曲が『On the Sunny Side of the Street』であるならば・・・

二人の間に生まれた娘の名が「Sunny Side=ひなた」になるのは必然ですね。

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感想

ネタバレあり:次週のジョーの行動予想

映画館主・西山のおっちゃんがまたしてもB級娯楽映画のポスターを持ってきたことで、今後の展開が見えてきました。

次週、ジョーはトランペット演奏のことで行き詰まります。

トランペットのコンテストへの出場を決めるものの、トミーが勝利を収めるという予想を聞かされ自信を失うのです。

そんなジョーに、西山のおっちゃんが映画を観て気晴らしするようすすめます。

西山のおっちゃんのすすめられるままにジョーは映画を観にゆくものの、その映画はとんでもない内容だった・・・

ここまではすでに判明している事実です。

ここからがブログ主の(よくはずれる)予想です。

西山のおっちゃんにすすめられてジョーが観る映画とは、今回、西山のおっちゃんが紹介していた時代劇かと思います。

だからこそ、わざわざその映画のことを強調したのではないかと。

また今回、ベリーがジョーを『ハワイの若大将』に誘うものの、ジョーはまったく関心を示しません。

同時上映の恐怖映画(?)にも無関心。

もっとも映画に無関心というよりもベリーに無関心とも言えますが。

あらゆる種類の映画に無関心そうに見えたジョーですが、意外にもB級娯楽時代劇、しかもとんでもない内容の映画にハマってしまう。

「宇宙人の記号」をカッコいい!とまで言った特異な感性によって。

それが次週の展開のブログ主の予想です。

ネタバレあり:今後のジョーの展開予想

西山のおっちゃんが持ってきた映画ポスターにあった映画共演者・伴虚無蔵。

平助さんと和子さんが、見覚えはあるがそんな俳優など知らないと斬って捨てた時代劇俳優・伴虚無蔵。

この伴虚無蔵は、将来、三代目ヒロイン・ひなたちゃんの師匠になる人です。

時代劇俳優の弟子になってしまうひなたちゃんが時代劇好きになるのは、父親の影響によるものです。

ここまではすでにアナウンスされている事実です。

そして、ここからがブログ主の予想です。

時代劇好きの男性は今のところ登場していませんが、ジョーが伴虚無蔵のとんでもない映画にハマり、そこから時代劇好きになる。

そんな展開になるような気がしてきました。

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POSTED COMMENT

  1. 嶋田逸平 より:

    ナベサダ、堀江謙一、日野皓正と3人もアメリカへ渡る人物が描かれています。(物語の中ではまだ、インドネシアでしたが)
    これはジョーが、いずれるいを置いてアメリカへ行ってしまう伏線でしょうか?

  2. じゃがいも食べる人 より:

    1960年代前半の大卒初任給が1万円台だったそうで、
    3万円以上もするレコードプレーヤーは高価で手が届かないかな、やっぱり。
    でも、るいちゃんが積極的な気持ちで自分のお金を使って、
    欲しいと思ったレコードを買えたのはよかった、よかった。

    るいちゃんの「音楽には国境が無い」という気づきをそっとすくいあげるような、
    ジョーの「今さら」って言葉の響きがとても優しい。

  3. 左衛門佐 より:

    伴虚無蔵が1部で算太さん説があるみたいですね。
    ジョー役のオダギリジョーさんのインタビュー掲載記事読みましたが
    ちょっと匂わせが
    これで違うならオダギリジョーさんの誘導すごいってなりますねヾ(=д= ;)

    • 名乗る程の者ではございません より:

      それってかなり無理があるのでは?
      濵田さんの身長160cmに対して松重さんの身長188cmなんだけど・・・

  4. 重信六三郎 より:

     僕にもるいちゃんと同じような経験があります…。

     1980年代半ば頃、CDプレーヤーも持っていないのにCDを買ってしまいました…。

     当時はCDラジカセという廉価な物は無く、CDプレーヤーが搭載されたコンポは中学生だった僕には高過ぎて手が出せず…。

     レコードより格段に音質が良いという話だけを聞いて安直にCDを買ってしまい、自宅のレコードプレーヤーではCDを再生出来ないと知った時は愕然としました…。

     結局、その年のお年玉とそれまでの貯金を叩いてCDプレーヤーの搭載されたミニコンポを買ったのは、それから2年近く後の事でした…。

  5. 名乗る程の者ではございません より:

    マタンゴ
    見ておいた方がよかったのに
    内容云々よりもまずは水野久美さんがキレイだ、個人的にはこの時代美人代表のヘップバーンより上だと思っています
    ただ、安心してほしい
    後年に公開される「怪獣大戦争」のX星人で更に魅力的な水野さんが拝める

    強欲
    ベリーさんに感じていた既視感がわかった
    「エール」の千鶴子さんに似てんだ、なんか隠しきれないツンデレなとこ
    この世界が終わるまでにるいさんと仲良くなれたらいいね

  6. 還暦のたつお より:

     「マタンゴ」。日本SFホラー映画史の中では「吸血鬼ゴケミドロ」と並んでバッドエンディングで知られる作品。監督は「ゴジラ」の本多猪四郎さん。同時上映の「ハワイの若大将」。前売り券にはしっかり監督、福田純さんの名前が。この人「ゴジラの息子」、「惑星大戦争」などを撮った為に、特撮ファンからは嫌われている人です。しかしこの人、本来はアクション映画が得意な人なので、畑違いのSF、特撮を撮らされて、悪く言われるのはいささか気の毒な気が。福田純さんの映画の中では宝田明主演の「血どダイヤモンド」が優れています。あのタランティーノも影響を受けたと噂されるフィルムノアールの傑作です。機会があればご一見を。

  7. 秋桜おばさん より:

    稔さんと安子ちゃんとるいちゃんの絆であるルイ・アームストロング、そのサッチモのトランペットが繋ぐるいちゃんとジョーくん。
    これが3代目のひなたちゃんにどう繋がっていくのか????でしたが、そうですか、時代劇へ向かうのですか。やたらと桃剣が出てくると思ったら…。
    結局行き着く所へちゃんと着地するのでしょうが、色んな所に張られた伏線がどうなっていくのか、もうワクワクでしかありません。

  8. オペラ座の怪人 より:

    カムカムは、展開の早いドラマだから、
    今日、トランペットを教えるシーンで、
    そのまま「チュー」かと思ったら、

    さすがに、それはありまへんでした。

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    それにしても、近藤芳正さん(ジャズバーの支配人)、
    いい味出しているわあ。

    店番しながら、ジャズの雑誌を読んでいたるいちゃん、
    お店の前を、妊娠中の若い女性が通って、
    次のシーンでは、乳母車を押していて、
    同じ人物?

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  9. たいとうみほ より:

    ベリーがるいちゃんに難癖付ける様、「ちりとてちん」で若狭の結婚式の際に奈津子さんが緑さんに食って掛かったシーンそのものです。なるほど同じ脚本家でしたね。

  10. H.Sakigake4th より:

    るいは裕福だが不自由な岡山時代を送ったんでしょう。
    自由を手にしたのはいいものの人を愛することはどういうことかピンときていないんでしょうね。
    度重なる逃げはその弊害でしょうか。
    ジョーは迂闊でした。まだタイミングが早すぎです(笑)

    お察し能力の高いトミーは大阪編でのきぬちゃんポジションになって欲しいです。

    またジャズ雑誌のやり取りは安子と稔さんの基礎英会話のテキストの紹介を彷彿させます。

    PS:斬られた侍→ 伴虚無蔵と名前が付いた松重豊さん。ひなた編へのフラグも着々と進んでますね!

  11. よるは去った より:

    平助「(東京~大阪間)三時間・・・・・・・・?」
    和子『ホンマかいな・・・・・・・?」

    ベリー『『若大将シリーズ第二段』・・・・・・・・同時上映の『マタンゴ』・・・・・・・・・。」

     視る度に昭和の年表を見せてもらっているようで楽しいですね。

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