2022/4/14(木)第1週「シークワーサーの少女」
あらすじ
沖縄での新しい暮らしに馴染めず心を閉ざしたままの和彦を案じた暢子は、和彦とその父・史彦の父子を比嘉家の夕食に招待。しかし、夕食として出した料理に使った豚肉は、賢秀が飼っていた豚のアババでした。
賢秀と暢子はショックを受けるものの、大切な命をいただこうという優子の言葉を受け入れました。そして、その夕食会を通じて、和彦と文彦ほ父子は比嘉家の人々と親しくなってゆきました。
その日以来、和彦は比嘉家の兄妹たちの日に日に仲良くなってゆきました。しかし、和彦はその年の冬には東京に戻る予定であることを暢子に打ち明けました。和彦はアメリカの高校に留学するつもりだったのです。
そんなある日、史彦が那覇市内のレストランで外食をしようと提案。史彦の案内によって、比嘉家の面々が足を運んだその店は、暢子にとって生まれてはじめての体験となる洋食のレストランでした。
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感想
歌子ちゃん
賢秀くんが大事に飼っていたブタのアババが料理になってしまった前回。
どんな騒動に発展するのかとドキドキしながら今回を迎えたのですが、意外にも賢秀くんは両親の言葉を素直に受け入れました。
両親の、後出しジャンケンと言えないこともない正論の言い訳、と言って差し支えないような言葉にかかわらず。
この経験がきっかけになって、賢秀くんにとってのブタはペットから家畜になり、それが将来の養豚場につながるのかもしれません。
以上はあくまでもブログ主の憶測ですが、賢秀が深く傷ついたりしなかったので胸をなでおろすことができました。
そして、末っ子の歌子ちゃんが「アベベはお正月に食べるの?」とさりげなく言った一言が、大騒動一歩手前だった状況を丸く収めてくれました。
しかも、みんなが食べている豚肉がアババであることに真っ先に気がついたのも歌子ちゃんでした。
賢秀くんも暢子ちゃんも、美味しい豚肉に夢中になり、その豚肉がアババだとはまったく気がつかない・・・
歌子ちゃんというキャラは、事前のアナウンスによれば引っ込み思案の女の子という設定だとか。
引っ込み思案であるその一方で、比嘉家の四兄妹の中で最も大物になるかもです。(笑)
歌子ちゃんという存在は、ブログ主の中で注目度ナンバーワンのキャラクターになった『ちむどんどん』第4回でした。
和彦くん
和彦くん、せっかく比嘉家の兄妹たちと仲良くなり、沖縄での暮らしにも馴染みはじめたというのに、東京に戻ることがすでに決まっているとは。
また和彦くんがアメリカに留学することは事前にアナウンスされていましたが、大学ではなく高校に留学するのは想定外でした。
ところで和彦くんは運動会が終わったら東京に戻ると言ってました。
次週はその運動会が描かれます。
次週の木曜日か金曜日に、和彦少年の登場はおしまい。
次に和彦くんと会えるのは、暢子ちゃんが鶴見に移住した後のことになるかもしれません。
日本の外の世界を見てきた和彦くん、暢子ちゃんと再会する頃にはイケてる大人になっていることを期待せずにはいられません。
予習レビュー
本作『ちむどんどん』の番組宣伝の映像の中に、チビ暢子ちゃん一家がレストランに足を運ぶ場面が挿入されていました。
その場面では、チビ暢子ちゃんが初めての洋食体験に感激。
おそらく、その場面がチビ暢子ちゃんが成長後に料理人を目指して上京する原体験になるのだろうと思われます。
そのヒロインの原体験の描写が今回描かれます。
さて、チビ暢子ちゃんが、その後の人生を決めるような体験をするきっかけをつくったのが青柳父子の存在です。
とりわけ、息子の和彦くんの心を閉ざした様子が、原体験のそもそものきっかけです。
そんなわけで今回は、記念すべき瞬間が描かれるものと思われます。
前作以上に今後の展開が伏せられている本作にあって、今後の展開のヒントが今回のエピソードの中にたくさん含まれていることも予想されます。
ブログ主はこのブログを書きながらの鑑賞となるため、集中して鑑賞できる環境にはありませんので、今後のヒントになるようなものを見つけたら、ご教示いただけると幸いです。
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命を頂いて、引き継いでいく。
その事実を素直に受け入れる四兄妹の姿が、素敵でした。
私たちは「肉」と言えば、どこかのお店で買ってくるのを当たり前だと思っています。
青柳さんも、そうでした。
売っているのは、すでにモノになってしまった商品の「お肉」。
その後ろに育てた人を意識することはあっても、潰した(殺した)人、解体した人がいることを意識することはほぼありません。
でも四兄妹は、きっと肌でそのことを知っているのでしょうね。
だからこそ、姿勢を正して手を合わせて、「いただきます」と言うのでしょう。
暢子ちゃんは、料理人になるのですね。
きっと食材の命を大切にする料理人になることでしょうね。
沖縄そばは確かに美味しい
ただし、沖縄で食ったら地元で食うよりはるかに美味い
気候的なものかな?
オリオンビールが地元で飲めば「軽っ・・・」という感想が沖縄で飲めば美味いに変わるからね
そういえば、出張で沖縄行った時に3時間以上フライトまで時間余ってたから国際通りでカラフルな魚さばいてもらいオリオンビール片手に食したが、見た目とはウラハラにめちゃくちゃ美味かった
これも気候かな?
早めに昨日の気まずさが回収されたと思ったら、末っ子の一言が、また一家を
沈黙させてしまった!そういうキャラか。
あさいちで華丸さんも言ってたけれど、さすがに仲間由紀恵さんのカチャーシーは
本物だと思った。沖縄の結婚式で生カチャーシーを見たけれど、とうてい
ヤマトンチューにはできない動きだなと感じた。
先生の息子ちゃん、
ブス~っとした顔して、
せっかく招待されているのに
いかんな~
(昔の私みたい)と思っていたら、
のぶ子ちゃん(だっけ?)のおそばを食べたら、
笑顔になって「おいしい!」だって~
この、喜びの「おいしい!」のコントラストとして、
最初は「ブス~」って、させていたんだね。
今日は最後、レストラン?
お会計は先生が持つんだろうけど、
テーブルマナーとか、大丈夫か?
そんな高級店でもないのか?
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
ラフテー、豚足、美味しそう、沖縄料理って内地の人間にとっては美味しく食べれる物とそうじゃない物の差がけっこうあります。確かにソーキそば旨かった。魚系は駄目でした。やっと気付いたか。無駄のないよう感謝して頂きましょう。命を頂きましょう。立派な食育でした。「アベベはお正月に食べるの?」それは言わない約束、お父ちゃん大工もできるし。さんしん弾けて歌も巧い。でもなんで借金と貧乏暮らし?ポスト、なんか鬼太郎の妖怪ポストみたい。子供時代の幸福なひととき。両家レストランで会食。果たして。暢子ちゃんと和彦君、成人までの別離。そう言えば仲間さん、ずっと沖縄舞踊習ってたんだ。
和彦「今まで食べた蕎麦の中で一番美味しい・・・・・・・・。」
わかりますよ和彦君。
私の場合はテレビやグルメ本などで「ソーキそば」について見聞きして「あー食べてみたい。」とずっと思っていたクチでして。
仕事関係で転居した先の近所に沖縄料理の店があって、そこで「ソーキそば」を初めて食べた時は感動・・・・・・・・いや「ちむどんどん」しやした。→あのなあ「沖縄言葉」と「江戸弁」が混ざってますやん!
引き続き、お父ちゃんの包丁について、今でこそ、料理好きの素人の人が合羽橋や千日前の業務用専門店に出向いて、自分の銘を入れた包丁を誂える事は、そう珍しい事ではないのですが、当時は銘の入った包丁を持っていたのはプロの料理人だけだと思われます。そばを何百人前作ったというお父ちゃんの発言と考え合わせると、お父ちゃん、本土で料理人をしていたのではないかと思われます。
アババよ…。命を頂く。
そして人の暮らしは脈々と受け継がれていきます。
学校の中には生徒で愛情を込めて育てた生き物を解体して命を頂く授業を行っている授業もあるそうです。
https://www.joetsu.ne.jp/95069/62251
和彦くんも心を開きはじめましたね。
自分が将来何をすべきか。
お父さんは応援するが、恐らくお母さんが縛ってしまっているんでしょうね。
そこが青柳家の問題でしょうか。
最後はレストランへ。
比嘉家全員がサンダルなのが笑えましたが、そこのエピソードが将来の暢子の伏線となりそうです。