2022/9/12(月)第23週「にんじんしりしりーは突然に」
あらすじ
千葉の養豚場から姿をくらましていた清恵が「ちむどんどん」に姿をあらわしました。清恵は、実家が豚肉を卸している肉屋で豚肉を買った帰り道、「ちむどんどん」という店名に興味を持ち、店にやって来たのです。
清恵が何者かを知らない暢子は、試食を清恵に頼みました。一方の清恵は、店主が暢子であることに気がついていました。しかし清恵は、暢子に対して自分の正体を隠したまま、暢子の料理の試食をしました。
料理の感想を求められた清恵は言いました。豚肉に物足りなさを感じると。そして清恵は、店に立ち寄る前に貝っていた豚肉を店に置いて立ち去りました。暢子はその豚肉の味に感激するものの、その豚肉がどこで手に入るのかわからないままでした。
そんな中、智がついた嘘がきっかけとなり「ちむどんどん」で賢秀の誕生会を開くことになりました。暢子たちが準備をしている中、清恵が再び店の前までやって来ました。その時、清恵を探しまわっていた賢秀も「ちむどんどん」にやって来るのでした。
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感想
ニーニーと清恵ちゃんの気持ち
清恵ちゃんの気持ちが、これまでになく丁寧に描かれる回でした。
ニーニーのことを語る清恵ちゃんの言葉を通して、清恵ちゃんの気持ちがよくわかり、泣かされました。
「実家の養豚場で沖縄の人が働いていて、その人が優秀な人」
「一番大事な人にひどいことをしちゃって落ち込んでいた」
いつもニーニーに対して辛口の言葉ばかり浴びせていた清恵ちゃんでしたが、「優秀な人」だとか「一番大事な人」だと思っていたとは。
この言葉をニーニー本人に聞かせてあげたい。
その一方でニーニーも、地べたを這いつくばるようにして清恵ちゃんを探しています。
その姿を、清恵ちゃんに見せてあげたい。
しかし、清恵ちゃんのニーニーに対する気持ちが明らかになり、ニーニーの清恵ちゃんに対する気持ちも明らかになりました。
あとは、二人が再会するだけだなと思っていたら、今回のうちにまさかの再会。
二人が再会できても、すぐにはお互いに相手の本心はわからない。
そんな展開が次回には用意されているはずです。
すぐにはお互いに相手の本心はわからない、でもお互いに相手に対する自分の気持ちだけはこれまで以上にはっきりと自覚する。
二人それぞれが自分の気持ちを理解した上での再会。
そのとき、ニーニーと清恵ちゃんは、何がきっかけとなって相手の気持ちを理解し、分かり合えるのか。
それが今週の最大のみどころと言えそうです。
都合の良い偶然
事前にわかっていた今回の清恵ちゃんの行動は謎に満ちていました。
清恵ちゃんが店の名前に興味をひかれて来店するという行動、どうして店の名前にひかれたのか。
おそらく「ちむどんどん」という言葉を、ニーニーから一度や二度は聞いたことがあるのでしょうが、ニーニーは「ちむどんどん」という言葉はあまり口にしません。
しかしニーニーは妹が沖縄料理の店を開店したことを清恵ちゃんに語っていたことで、この謎は解決。
最大の謎だったのは、来店した清恵ちゃんが実家の豚肉を持っていたこと。
実家の豚肉を持って家出をするのは考えられない上に、家出をしてから何日も経っています。
この謎も、実家の豚肉を卸している肉屋が近所にあるという設定で解決。
いわゆる「反省会」で都合の良い偶然と叩かれかねない設定ですが、思えば前作のクライマックスも都合の良い偶然の積み重ねでした。
しかも、その都合の良い偶然をハラハラドキドキしながら楽しむのが前作の醍醐味でもありました。
本作は残り3週。
ブログ主は、最終回まで都合の良い偶然を楽しむことに決めました。
予習レビュー
「ちむどんどん」のオープン前、矢作くんが料理人を引き受けたころだったか、皮つきの豚肉の話題が、暢子ちゃんと矢作くんの会話の中で登場したと記憶しています。
その時、皮つきの豚肉は東京では仕入れることが難しいこと。
沖縄から冷蔵で送ってもらうしか、確実に調達できる方法がないこと。
そんな会話を、暢子ちゃんと矢作くんがしていました。
そのときの会話が回収されるようです。
暢子ちゃんは、皮つきの豚肉の調達は断念して、東京でも調達できる豚肉を使ったメニューを提供することにしたのでしょう。
しかしメニューの見直しの中で、その点が課題であることが浮上。
その課題をどのように解決するのかはまだ伏せられたままですが、その解決の鍵を握っているのが、ニーニーが働いている千葉の養豚場のような気がします。
その千葉の養豚場では、清恵ちゃんが失踪中。
そして失踪していた清恵ちゃんが、メニュー見直しの真っ最中の「ちむどんどん」に来店。
今週あたり、「ちむどんどん」のメニューの課題が解決されるのかもしれません。
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賛否両論を巻き起こす展開が続く「ちむどんどん」ですが、先週のフォンターナでの貸し切り時に起きた矢作への「報復」とも言えるスタッフたちの嫌がらせ同然の仕打ちに秘められた意図を私なりに考えてみました。
房子オーナーがイタリアに出張していたことと何か関係があるのではと考えた末、実はこれは「スタッフに対する抜き打ちテスト」ではないかという仮説を私は立てました。
彼らは皆、確かに矢作の勝手な行為により大きな迷惑を被りました。しかし、貸し切りのこの日、私情を捨ててスタッフとしての仕事に徹することができるかをチェックしていたのかもしれません。
もしかすると房子さんは、次のオーナーになる人との業務引継ぎのためにイタリアに出張していたのかもしれません。その上で、今いるフォンターナのスタッフが「私情を捨てて最高の仕事ができる」のであれば残ってもらい、それができないならフォンターナの現スタッフは全員解雇するという話し合いが持たれていたのではないでしょうか。
嫌がらせに対して何も言わなかったのは、「人としての器」を確かめるためであり、房子さんはこの瞬間「次のオーナーになったら、彼らは全員クビにする」という決意を固めているのとも考えられます。二ツ橋さんが何も言わなかったのも、おそらくそういう取り決めが房子さんとの間で交わされていたという可能性はあり得ます。
そして房子さんもまた、「自分は彼らを教育者として導くことができなかった」という思いを抱くのかもしれません(駄文ですみません)。
そもそも、
お店のママに頼まれた買った豚肉を
ただで暢子にあげちって、
お肉なしで帰ってきた清恵を
お店のママはどう思うのかしら?
ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
たまたま、清恵が住み込んでいるお店の近くに「ちむどんどん」があって、
たまたま、清恵が「ちむどんどん」のそばを通りかかって、
たまたま、清恵が「休業中」って書いてあるのに「ちむどんどん」の戸を開けて、
たまたま、清恵は試食を頼まれて、
たまたま、清恵は買ったばかりの豚肉を「ただで」あげちゃって、
(ほとんど)全ての視聴者が思ったことでしょう、
「そんな偶然、あるか!」
「ご都合主義もひど過ぎる!」
ι(`ロ´)ノ ι(`ロ´)ノ ι(`ロ´)ノ
最後、お金がないのに、びっくりドッキリ誕生会はできるんだ!?
ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
「泳げニシキゴイ」。坂井真紀さんの老け役見事(実年齢もそこそこ)。
豚肉で繋がる。ここは幸運な偶然の一致を祝福しますか。えっ清恵さん知ってたの。智と賢秀のトンチンカンな会話。灯台もと暗し。源氏名りりィ、名乗る程の者ではございません様。「男はつらいよ」みたいにならない事を祈ってます。でもりりィさん行きつけのお店にいたら絶対指名するな。(私は泣いています♬ベッドの上で♬)偶然というか必然の再開。はたして?
清恵「あれ・・・・・・・・・・?」
賢秀「おい・・・・・・・・・・。」
見ていてえらいスレっぱなしで笑えたけど最終的にはヒットか。
いきなり突拍子もなくちむどんどんに入る清恵さんに違和感を感じていましたが、実は賢秀がお店を教えていた伏線があったんですね。
色々むず痒い展開が続きましたが、ようやく賢秀に見つかりましたね。
いよいよ賢秀の倍にして返すが豚肉で実現しそうです。
今週末にはV字回復しそうなので今からそのサクセスストーリーを楽しみにしています。
また関係無い話ですが、昨夜の「鎌倉殿の13人」。突然現れた老巫女(大竹しのぶ)は黒澤明の「蜘蛛巣城」に出て来た魔女を思い出しますし、義時(小栗旬)と重忠(中川大志)との会話は「仁義なき戦い」の、広能(菅原文太)と坂井(松方弘樹)の最後の会話を思い出します。三谷さんは無類の映画通なので、自分の作品の中に、過去の名作映画のワンシーンをしばしば入れます。(この前の善児とトウの件もそう)狙い過ぎて外す事も有りますが、今回は割合うまくいってます。
just like starting over~♪
カビラさん、流石です
この時期にジョン・レノンさんは「久しぶりなに音楽活動再開するぞ!」とコメントしたのがちょうどこの時期
約半年後に発表されたアルバム「ダブル ファンタジー」から最初にシングルカットされたのが土曜日まとめでカビラさんが口ずさんだ「スターティング オーバー」
なお、ドラマの時系列から1年後にジョン・レノンさんは凶弾に倒れます
速報ですちむどんどんとんスビリトオフが11月か10月にやるそうです
暢子ちゃん役を大城房子オーナーの妹さんが今度は暢子ちゃん役で出るそうです
だつて暢子ちゃんはNHKから今度はTBSクロサギに引っ越ししていきましたからね笑
それにしても暢子ちゃんは子供産むのわ東京みたいですね沖縄ヤンバラじゃないみたいですね
なつぞら夏ちゃんも子供お産むのは東京でしたからね
ちゅらさんのエリーちゃんは子供産むのを沖縄の実家でしたね
ところで調理師免許は矢作さんが持っているそうですね暢子ちゃんも密かに調理師免許取っていたみたいですね
矢作くんをリメイク版「宇宙戦艦ヤマト」の籔助治に例えているツイートを見た
分かる!
思わず唸ってしまった
ヲタコメントで申し訳ない🙏
俺たちの矢作というタグが出来ているが、すごく共感できる
個人的には「おしん」の源じいファンクラブと俺たちの恒子は共感できる
逆に同じく「おしん」の俺たちのガッツは現役ボクサー時代のガッツさんの凄さを知っているから俺たちタグでまとめられるのは少し違うかなと
「スカーレット」の八郎沼と「おかえりモネ」の俺たちの菅波には全く共感できない、あくまでも個人感なので
いつも分かりやすく、映像を早く見たい気持ちになるあらすじをご紹介くださり、ありがとうございます。ちむどんどんは途中から見出したのですが、登場人物が目の前に現れる様々な困難に前向きに立ち向かっていく姿から元気をいただいています。みんながそれぞれの立場、フィールドで一生懸命に生きる姿勢から、自分の生き方を深く考え、修正するきっかけにもなっています。
朝ドラのすごいと感じるところは、土曜日のまとめの映像です。1週間のダイジェストがピッタリ15分内で紹介されている。プロの技ですね!裏でたくさんの人たちの努力があって、一つの作品が仕上がっている!素晴らしいチームワークに感謝です!あと数週間で最終回かと思うと寂しいですが、毎日楽しみに、味わって見させていただきます!ありがとうございました。
このドラマは千葉、銀座、鶴見、杉並区、山原が隣接しているとしか思えない。勤務先に平然と私用電話をかけまくるし、電話代も航空料金も今の水準の様子。普段は飛行機の騒音など皆無なのに歌子が飲み屋で歌う時だけやかましくなる不自然さ。当時の日本ではなく、当時の日本に似ているけど全く別の世界のようだ。
当時皮付きの豚肉は入手困難でした。
自分もドイツ料理のアイスバインを作るために探しましたが無理でした。
皮無しのアイスバインはチムドンドンと一緒で似て非なるものでした。
40年も前の話です。
植物検疫法によりこの時代に東京にはあってはならないゴーヤーやシークヮーサーがあったら、横浜中華街にてフツーに食えるトンポーロウの食材である皮つき豚肉が入手困難とか・・・
このドラマにおける時間軸はドラゴンボールのトランクス・戦国自衛隊・ターミネーターが何度もタイムスリップして、結果我々が生きている現世界とは違うものになっているのか?