舞いあがれ!

瀧本が舞に提案したこと / 舞いあがれ! 第110回

2023/3/9(木)第23週「飛躍のチャンス」

あらすじ

仙波が連れてきた大手インテリアメーカーの担当者・瀧本が舞に提案しました。仙波が手がけたデザインパンチング以外のパーツの製造は、すべて中国の工場に委託し、ランプを低価格で大量に売り出そうと。

瀧本の提案に御園は反発するものの、舞は瀧本の提案への答えを保留にしました。仙波にとっては大手の企業と組めるチャンスと舞は考えたのです。ほどなくして舞は瀧本の提案を受け入れると決断。しかし、その決断は我妻を深く失望させてしまいました。

めぐみに励まされた舞は、気持ちを改めて新たな案件を取ろうと御園と話し合いました。そのとき、ノーサードでは佳晴が津田にプロポーズしていました。しかし佳晴はプロポーズの言葉の選び方を誤り津田を激怒させてしまいました。

プロポーズを断られ失意の佳晴を舞は励ましました。もう一度、プロポーズして気持ちを伝えてみてはどうかと。その数日後「こんねくと」の事務所に佳晴がやってきました。そして佳晴は、頼みたいことがあると舞に相談を始めました。

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感想

社長の風格

大手インテリアメーカーの担当者の方の提案や、その提案に乗った仙波さん。

また担当者の方の提案を受け入れる決断を下した舞ちゃんの決断の内容についての評価はするつもりはありません。

しかし、今回のエピソードの中でもっとも強く印象に残った一点は次のやりとりです。

仙波さんがおいしいところすべて持って行ってしまう提案に、御園さんは「自分勝手だ」と感じたままの言葉を口にしました。

しかしその御園さんの言葉を言葉が過ぎると考えたらしい舞ちゃんは、御園さんにそれ以上のことを言わせませんでした。

舞ちゃんの社長の風格を感じさせる一瞬でした。

一方、御園さんは共同経営者とばかり思ってましたが、この一幕で御園さんは一従業員であることも見えてきました。

仙波さんの利益を優先したという舞ちゃんの決断。

御園さんはずっと納得がゆかない様子でしたが、我妻社長は最終的に舞ちゃんの決断に理解を示したのでしょう。

ランプの開発のエピソードはきっとこれで終了。

今週のお題のバトンは佳晴さんに渡されました。

佳晴さん

ずっと楽しみにしていた佳晴さんのストーリーがスタート。

最近まで、佳晴さんと別れた奥さまが復縁し、望月家が復活することを望んでいたブログ主ですが、前回、その考えは変わりました。

久留美ちゃんがはっきりと口にしたからです。

お父ちゃんと津田さんが結婚すると嬉しい、みたいなことを。

久留美ちゃんがこのセリフを口にしたのは、佳晴さんと別れた奥さまが復縁するという展開がなくなったと判断できる瞬間でした。

今後の佳晴さんの注目ポイントは、まずは津田さんへのプロポーズの行方。

次回には、成否が確定するのでしょう。

おそらくプロポーズに成功するという終わり方になるかとは思います。

そして、プロポーズ後の佳晴さんにとっての大きなイベントは、キャリアアップのために東大阪を離れる久留美ちゃんとの別れ。

また、仮に久留美ちゃんと悠人くんが結婚、という展開になれば、佳晴さんと悠人くんという仲良しコンビが親子に。

物語前半ではずっとダメなお父ちゃんだった佳晴さんの人生が動き始めました。

久留美ちゃん悠人くん

久留美ちゃんと悠人くんの関係が、ここ数週間で大きく変わっています。

久留美ちゃんの恋といえば思い出すのは婚約までした医師の八神先生。

久留美ちゃんは八神先生が自分のお父ちゃんを見下していると受け取りました。

そして、そのことが八神先生との別れの最大の理由でした。

その八神先生と対比するかのように、悠人くんは佳晴さんと仲が良い。

佳晴さんとの関係を八神先生とは正反対の立場で描かれていることが、久留美ちゃん悠人くんの将来のフラグ?

八神先生のことを思い出したら、悠人くんと佳晴さんが仲の良い作劇上の理由が気になってきました。

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予習レビュー

月曜、火曜とデザインパンチングを活かしたランプ製造のストーリーでしたが、前回の水曜日にはいきなり佳晴さん、久留美ちゃん、そして悠人くんのお話に。

おそらく実際の放送ではランプ製造のお話も引き続き描かれるものと思われますが…

さて、ランプ製造のお話が再び戻ってきました。

舞ちゃんの新会社にデザインパンチングを活かした製品開発を依頼した仙波さんという方が、舞ちゃんのもとにインテリアショップの担当者を連れてきました。

その担当者が舞ちゃんに提案します。

デザインパンチングを活かしたパーツは仙波さんの工場で製造。

それ以外のパーツの製造は海外の工場に委託してしまえば製造コストが安くなりますよと。

東大阪の技術を集めた製品を開発するのが舞ちゃんの新会社の目的です。

なのでインテリアショップの担当者の提案を舞ちゃんがのめるはずがありません。

ただしインテリアショップの担当者の言い分はわかります。

製造コストを抑えれば、その分利益を多くとれる。

販売価格も安く設定できるので売りやすくもなるからです。

しかし仙波さん、自分の技術だけ売れればいいと考えているのでしょうか。

あまりにもムシが良すぎるような気がします。

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POSTED COMMENT

  1. 還暦のたつお より:

     余談です。昨日の「相棒」、西村京太郎鉄道サスペンスみたいになってた。これも米沢さん(六角精児さん)に花を持たせる為?脚本は土曜ワイドの初回から担当の輿水さん。小野田さん(岸部一徳さん)絡みだとやはりこの人じゃないと。

  2. 丹善人 より:

    まあ、どこかのええかげんな物語と違って、現実はそうそう簡単に、何でも
    思った通りに進むわけがないですよね。ばんばの教えが思い出される。
    失敗をおそれない。後々、情けは人のためならず、生きてくることが
    あると思います。

    不器用なキャラの佳晴さんは、さんざん描かれていたこと。めちゃくちゃ
    不評だった土下座タックルとかも、ああいうことをしでかす人物だから、
    今回も当然の結果だと、普通に納得してしまう。ドラマは長い目で見ないと。

  3. オペラ座の怪人 より:

    ランプの件、ビギナーズラック、かと思ったら、
    舞ちゃん(社長)と御園さん(?副社長?)が対立。
    結局、元々の製造元(?)の意向をくんで、
    正副社長とも「ごめんなさい~」で、
    大手に持って行かれちゃいました~。

    くるみパパはドジですな~。
    きっと「OKに決まってる。」という慢心があったんでしょうな~。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  4. 還暦のたつお より:

    薄利多売か付加価値を付けて高めで売るか?薄利多売だと海外生産。でもそれでどうなったかというと。苦渋の決断なのか?でもパテント登録しないの?我妻さんの怒りもっとも。舞さんの判断ボランティアとしては良いけど、経営者の判断としてはいささか疑問が。なんでこのタイミングで佳晴さんプロポーズ、自分のメリットだけ先に言っちゃ駄目よ。第一ラウンドは道子さんのKО勝ち。佳晴さんの頼み事って一体?

  5. 名乗る程の者ではございません より:

    へえ~っ、「らんまん」のジョン万次郎役って宇崎竜童さんなんだ
    ダウンタウンブギウギバンドや山口百恵さんをリアルタイムで知っている世代なんで宇崎竜童阿木燿子コンビって当時最強の共稼ぎ夫婦だと思ってましたからね
    そんな二人が揃って牧村夫妻役であの迷作「実写版デビルマン」に出演してしまったのはなんとも不運だったかなと

  6. 浦まんた より:

    今日、こんねくとに瀧本を連れて入ってきたときの感じからすると、利己的な動機と言うよりは、何らかの伝手で知り合った瀧本の提案を早く伝えたい、安くて大量販売できればウチも儲かるけど、あんないいものを作ってくれたこんねくとの口銭(コミッション)を増やして恩返ししたい、みたいに感じられました。仙波さんも、地元を元気にさせるという舞の理念までは思いが及んでいないのかもしれませんね。

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