2024/3/5(火)第23週「マミーのマミーや」
あらすじ
スズ子がアメリカ公演に行くことを決めました。しかし愛子は、スズ子と一緒にアメリカへ行くことができずすねてしまいました。アメリカへ旅立つ直前には「福来スズ子お見送りショー」が開催されました。
「お見送りショー」にはおミネたちも会場に駆けつけ、最後の『東京ブギウギ』は大変な盛り上がりとなりました。会場には大野に連れて来られた愛子もいましたが、会場の盛り上がりをよそに愛子はすね続けていました。
そして迎えたスズ子の出発の日。愛子が泣き叫ぶ声に胸を引き裂かれるような思いをしながら、スズ子は家を後にしました。その3ヶ月後の昭和25年(1950年)9月。新しい家で暮らし始めた愛子と大野のもとに、スズ子から手紙が届きました。
一方、スズ子はアメリカでの最後の夜をニューヨークで迎えました。あと1年はアメリカにいたいという羽鳥に対して、愛子と離ればなれになって数ヶ月過ごしたスズ子は一刻も早く帰国したい気持ちでした。
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感想
7分経過してから主題歌がスタート。
アバンタイトルと本編ではなく、主題歌をはさんで本編が前半と後半に分かれる珍しい構成の回でした。
前半
前半に描かれたのはスズ子ちゃんが日本を旅立つまで。
「福来スズ子お見送りショー」が開催され、ラクチョウのおミネはじめ夜の女たちが会場に駆けつけてきました。
この場面は史実の再現。
ただし史実では、夜の女たちが会場のおおよそ半分の席を買い占めたそうで、ドラマの中で再現されたよりも会場は盛り上がっていたようです。
しかし、こんな形でおミネさんの再登場場面を見ることができてよかった。
おミネさん、今度こそ退場かな?
さて、夜の女たちが集まった「福来スズ子お見送りショー」の場面に気持ちが向かいがちでしたが、今週のメインテーマは母と娘の関係です。
前半は、落ち込む愛子ちゃんの姿がこれでもかというくらいに描かれました。
スズ子ちゃんが言葉を尽くしてなだめても愛子ちゃんの機嫌はなおらない。
「福来スズ子お見送りショー」の最中も、周囲の人々があれだけ盛り上がっているのに愛子ちゃんだけは機嫌がなおらない。
そして迎えたスズ子ちゃんが旅立つ日。
マミーとの別れを拒み泣きじゃくる愛子ちゃん。
スズ子ちゃんは無理矢理家を出ると、家の外まで聞こえてくる愛子ちゃんの泣き言。
その鳴き声は、とても演技とは思えない。
愛子ちゃんの泣き声が、今回の最大の見せ場でした。
後半
麻里さんと羽鳥家の子供たちが遊びに来てくれました。
大きなケーキを持参して。
しかし愛子ちゃんは相変わらずの浮かない表情。
ケーキは食べることができましたが。
ほどなくして新居が完成。
その新居に、アメリカのスズ子ちゃんから手紙が届きました。
その手紙に返事を書いた愛子ちゃん。
少しだけ機嫌が戻ってきたのかな?
明るい色のクレヨンで描かれたマミーの絵は、愛子ちゃんのマミーに対する愛情であふれていました。
ここまで愛子ちゃんのマミーに対する想いが描かれました。
そして場面はニューヨーク。
ホテルの一室とホテルのバルコニー(?)の場面によって、アメリカ滞在中のスズ子ちゃんの姿が描かれました。
羽鳥先生の言葉によればスズ子ちゃんはアメリカで充実した日々を過ごしていた模様。
しかし愛子ちゃんからの手紙を受け取ったことで、思い出すのは愛子ちゃんのこと。
スズ子ちゃんは改めて愛子ちゃんへの愛情を確認しました。
今回、スズ子ちゃんと愛子ちゃんの母と娘の愛情が丁寧に描写されました。
そしていよいよ次回あたりから、スズ子ちゃんと「親」の関係が清算されるのでしょうか。
予習レビューと史実のリアルエピソード
笠置シヅ子さんの渡米直前の出来事
ドラマの中では、スズ子ちゃんの渡米を泣いていやがる愛子ちゃんが描かれますが、史実では笠置シヅ子さんの渡米直前に3つの大きな出来事が起こっています。
1つ目、美空ひばりさんの渡米と著作権をめぐるトラブル。
笠置シヅ子さんの渡米に先駆けて美空ひばりさんの渡米が決定。
そんな中、笠置シヅ子さんの渡米の興行主が、美空ひばりさんに先んじてブギを歌われては笠置シヅ子さんの興行価値が下がることを懸念。
服部良一氏を通じて笠置シヅ子さんの歌を米国では歌わないように通告。
この一連のトラブルが後の笠置シヅ子さんと美空ひばりさんの確執につながるのですが、ドラマの中では渡米前のトラブル、その後の確執はすべて省略されるようです。
2つ目、マネージャーの横領発覚。
笠置シヅ子さんを支え続けてきたマネージャー・山内氏が、笠置シヅ子さんの貯蓄を横領。
貯蓄を使い果たされたことで渡米費用の調達すらままならない状態になったのだとか。
笠置シヅ子さんは山内氏に絶大な信頼を寄せていただけに、裏切りとも言える行為に笠置シヅ子さんは大きなショックを受けました。
3つ目、歓送特別リサイタル。
笠置シヅ子さんの渡米4日前の昭和25年(1950年)6月12日。
アメリカ公演に旅立つ笠置シヅ子さんの歓送特別リサイタルが日劇で行われました。
ドラマの中ではこの特別リサイタルは再現されないようですが、特別リサイタルには「ラクチョウのおミネ」の実在モデルに関わる有名なエピソードが存在します。
「ラクチョウのおミネ」の実在モデルと思われる「ラクチョウのお米」は、夜の女たちに声をかけ日劇の1階席の半分に当たる800席を買い占めました。
さらに「ラクチョウ夜咲く花一同より」と書かれた花束を笠置シヅ子さんに贈呈。
そして有楽町に加えて、上野、新宿、池袋などからも夜の女たちが集まり、早々に買い占めていたかぶりつきの席から声援を送ったとのことです。
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この時代、まだ保育園は完備していなかったし。なのにシンママはけっこういたのに。
新しい家が出来て、早速郵便が届く。いつ転居届を出したのか。当時の国際便が
どんな形態だったのか知らないけれど、なんとなく違うように思えたり。
羽鳥ファミリーおもたせケーキのバタークリームのばらのデコレーション懐かしかったけど、調子に乗って2個食べると必ず吐き気催した経験が・・・・。「ライオネル・ハンプトン」「ビ・バップ」「キスミー・ケイト(ジャジャ馬ならし)」アメリカでもジャズがまだエンターテイメントの主流だった古き良き時代、今はロック、ポップ、カントリーウエスタンまで「ヒップホップ」「ラップ」
主流で音楽にメロディとハーモニーが必要とされなくなってしまったアメリカ・・・。
お別れコンサート、おミネさん達、激励の訪問。愛子さん拗ねたまま。出発。泣く愛子さん、子供にとって、時間の経過は遅い、数か月が十年以上に感じられる。羽鳥家(善一サン除く)訪問、このころのケーキって高かったろうな。(多分バタークリーム)愛子さん立ち直って成長してる。「キスミーケイト」確かこのミュージカルの曲って「日曜洋画劇場」(淀川長治さんの)エンディングに使ってたなあ。
美味しいライスカレーのお店も美味しい中華そばのお店もないアメリカ
味覚音痴のアメリカ人と「美味しんぼ」で海原雄山大先生が断言していたがまあ分かりますわな、アメリカで食った料理でウマー!と思った記憶がないわ
一言で言えば大雑把なんだろうね、アメリカという国は
まあその大雑把が良いとこともあんだけどね、アメリカの映画とかロックとかプロレスとか