ブギウギ

愛子が登校するのを拒む / ブギウギ 第116回

2024/3/15(金)第24週「ものごっついええ子や」

あらすじ

愛子を誘拐すると脅迫してきた男が逮捕されました。その日以来、愛子は3日間も学校を休みました。ようやく友達になれた一(はじめ)がいなくなった学校には行きたくない。それが愛子が登校を拒む理由でした。

スズ子は愛子を無理にでも学校に行かせようとしました。しかし大野は、愛子をしばらくそっとしておくようスズ子に助言しました。大野の助言に従うものの悩むスズ子は、羽鳥家を訪ねて愛子のことを麻里に相談しました。

羽鳥家を後にしたスズ子は、刑事の髙橋のもとに足を運びあるお願いをしました。スズ子は一(はじめ)を福来家に連れてきてほしいと頼んだのです。ほどなくして髙橋は一(はじめ)を連れてスズ子と愛子のもとを訪ねてきました。

一(はじめ)と再会できた愛子は約束を守れなかったことを謝罪。その姿を見たスズ子は愛子の優しい子に育っていることを深く理解しました。そしてギクシャクしていたスズ子と愛子は仲直りできるのでした。

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感想

今週の振り返り:羽鳥善一2000曲

今週は月曜日が「羽鳥善一作曲二千曲記念ビッグパーティー」の一話完結。

火曜日から金曜日が誘拐未遂事件。

そして火曜日から金曜日の誘拐未遂事件のエピソードが、今週のサブタイトルである「ものごっついええ子や」がテーマ。

まずは月曜日の振り返りから。

羽鳥先生のパーティーでブログ主の再注目ポイントはなんと言っても茨田りつ子のまさかのラインダンス。

これまで描かれてきた茨田りつ子のキャラクターとの違和感全開。

しかし史実をモチーフにしているので、違和感全開でも避けて通るわけにはいかない。

でも、茨田りつ子を演じる菊地凛子さんは長身でモデル体型なので、ラインダンスが実によく似合う。

これまでの茨田りつ子のキャラクターとの違和感を、菊地凛子さんご本人のキャラクターが相殺消去していました。

今週の振り返り:誘拐未遂事件

火曜日の最後から誘拐未遂事件のエピソードが始まりました。

水曜日には犯人の姿も画面に登場。

しかも犯人の父親は、愛子ちゃんがやっとつくれたお友達のお父さん。

誘拐や脅迫は決して許してはいけない犯罪だけど、学校にも行けない息子のために悪事に手を染めてしまうのが切ない。

犯人が息子想いの優しいお父さんであることも切ない。

その犯人は木曜日にあっけなく逮捕されました。

ずさんな計画、稚拙な手口、追い詰められた末の思いつきの犯行だったのでしょう。

逮捕されたのはよかった。

しかし、誘拐未遂騒動によって愛子ちゃんはマミーに対する感情をますますこじらせることになってしまいました。

愛子ちゃんがまったく乗り気でなかった誕生日パーティー。

あのパーティーが間接的なきっかけになって小田島は犯行を思いついたらしい。

とは言ってもパーティーを開いたスズ子ちゃんに非はありません。

非があるのは小田島ただ一人。

しかし幼い愛子ちゃんにはそんな判断はできない。

愛子ちゃんはこんなふうに考えたのでしょう。

誕生日パーティーなんて開いてほしくなかった。

にもかかわらず、マミーは自分の気持ちを無視して誕生日パーティーを押し付けてきた。

その挙げ句、誕生日パーティーがきっかけとなって一くんのお父さんが悪いことをして捕まってしまった。

一くんは転校することになってしまったと。

タイ子ちゃんへのスズ子ちゃんのお節介は受け入れてもらえましたが、愛子ちゃんへのお節介は受け入れてもらえそうもない。

負のスパイラルに落ちてしまったスズ子ちゃん。

しかし今週のサブタイトルでもある「ものごっついええ子や」の一言で、母と娘のこじれた関係もようやく修復されたようです。

次週予告

次週は最終週で描かれるスズ子ちゃんのある決断につながる重要な週です。

ある決断とは、歌手としてのスズ子ちゃんの人生の転機のことです。

そんな重要な週の予告映像では、ある決断につながり人生の転機を迎えるきっかけになるであろう若い女性歌手の姿が。

『ブギウギ』残り2週です。

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予習レビューと史実のリアルエピソード

笠置シヅ子さんとエイ子さんの日常

今週は誘拐未遂事件を通してスズ子ちゃんと愛子ちゃんの日常生活の様子や親子の絆が描かれました。

一方、史実の笠置シヅ子さんとエイ子さんの日常生活の様子はどのようなものだったのか。

まとめてみました。

ドラマの中ではベテラン家政婦の大野さんがいますが、史実では笠置家には次のような人々が暮らしていました。

エイ子さんの面倒を見てくるばあやとそのご主人。

お料理をするお手伝いさん。

そして運転手さん。

またドラマの中ではスズ子ちゃんはひたすら優しいお母さんですが、史実では笠置シヅ子さんも優しい母親である一方で厳しい一面も持ち合わせていました。

エイ子さんが悪いことをすると押し入れに入れるなど厳しく躾けられたとエイ子さんご自身が語っています。

ドラマの中で家政婦の大野さんが登場するまでスズ子ちゃんは愛子ちゃんを仕事現場に連れて行っていました。

このエピソードも史実どおり。

エイ子さんが赤ちゃんの時は帝劇や日劇の楽屋に連れて行かれ、自分は母の楽屋で育ったようなものとエイ子さんは語られています。

笠置シヅ子さんが歌手を引退してからは親子で旅行する機会も増えたとのこと。

ドラマでは最終週の直前週、あるいは最終週でスズ子ちゃんが歌手引退を宣言することが予想されます。

歌手引退後のスズ子ちゃんと成長した愛子ちゃんの日常の変化も描かれかもしれません。

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POSTED COMMENT

  1. ひるたま より:

    月曜日の羽鳥先生のパーティーでの大盛り上がりに始まり、火曜日以降は刑事ドラマ(?^^;)に変貌…内藤剛志さんが登場した時点で思わず笑いがこみ上げてしまい、昨日(第115話)の“カツ丼コント”で笑いが頂点に。
    今週は“箸休め”(スピンオフ?)的な1週間だったかなと割り切れば、これはこれでなかなか楽しめたように思います。(^^)

    吉柳咲良さん演じる若手女性歌手が来週から登場するようですが、よく騒がれている美空ひばりさんというよりはむしろ、江利チエミさんからヒントを得たキャラクターになっているのでは?という気がしています。

  2. 名乗る程の者ではないでおま より:

    最近知ったんだけど、内藤さんって大阪星光学院出身なんだ
    「舞いあがれ!」で東大目指すヒロイン兄が受験したかもしれない私立中学のモデルといわれた学校のひとつ
    お勉強が出来る方なんだなと
    今週の展開でカツ丼を食ったりサインをおねだりしたりするシーンでは他局で演じる刑事とは一線引いているみたいでキャラの差別化をしているのを見たら、やっぱり頭切れる方なんだと自分の中では納得

  3. タケシ君相変わらず空気読めない。大野さんが正しい。無理やり学校に行かせても愛子さん反発するだけ。羽鳥家訪問、思いを吐き出し。少しは楽になったかな。高橋刑事、サインを求め。でも彼の役割はサインと釣りあいが取れないくらい大きかった。一君が皮肉にも愛子さんの事を理解していた。タケシ君あなたは刑事には向かない。やれやれの親子和解。朝ドラ受けはスズ子さん、もう少し後かと思ってた。

  4. 丹善人 より:

    しかし、羽鳥先生の奥さんが、まったく音楽と無縁の人というのは
    考えたらすごいことですね。客観的に見れる人がいるというのは。

    やはり脚本家は趣里に意見聞いてるんでしょうね。有名人の子について。

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