NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『虎に翼』
2024年4月1日 〜 4月5日放送
あらすじ
女学校に通う主人公・猪爪寅子
昭和6年(1931年)、この物語の主人公・猪爪寅子は女学校に通う17歳。そのころ、寅子は父の直言、母のはるに言われて、次々と見合いをさせられていました。
しかし、女学校を卒業したら結婚し、子供を産み、家庭を守る。そんな考え方を受け入れられなかった寅子は続けて3回も見合いに失敗。
そんな中、兄の直道と親友の花江の縁談がまとまり、寅子はそれ以上見合いするのを求められなくなりました。
法律に出会う寅子
母のはるが親戚の不幸で香川の丸亀へ里帰りすることになりました。その間、家事を任された寅子は、自宅に下宿している書生の優三に弁当を渡しそびれてしまいました。
寅子は弁当を持って優三が通う大学へ。教室から聞こえてきた「女性は無能力者」という講義の声に寅子は反応し騒ぎを起こしてしまいました。
騒ぎを聞きつけた教授の穂高は利発な寅子に関心を持ち、間もなく女性が法律を学べる学校が開校することを寅子に告げました。
寅子が大学に願書を提出
寅子が大学で法律を学ぶことに父の直言は賛同してくれました。そして、直言がはるを説得する約束を取り付け、はるに内緒で寅子は願書を提出しました。
寅子が大学に行くことを言い出せないまま迎えた直道と花江の結婚式。式に招かれた穂高が寅子の願書を受け付けたことをはるに話してしまいました。
寅子が結婚せず大学に進学することに対してはるは難色を示しました。しかしはるは、地獄を見る覚悟を寅子に問いただし、寅子の希望を受け入れました。
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今週の展開
1: 4/1(月) 見合いを勧められる寅子
2: 4/2(火) 穂高&桂場と出会う寅子
3: 4/3(水) 女子部法科に出願を決意
4: 4/4(木) 寅子の決意に直言が賛同
5: 4/5(金) はるの説得を試みる寅子
予習レビューと史実のリアルエピソード
ヒロイン・猪爪寅子の実在モデル
日本初の女性弁護士となるヒロイン・猪爪寅子のストーリーがスタート。
ヒロインの実在モデルは日本初の3人の女性弁護士の一人、三淵嘉子(みぶちよしこ)さん。
三淵嘉子さんの生涯のうち、ドラマの中で特に重要なライフイベントとなりそうな出来事をざっくりとまとめてみました。
大正3年(1914年)11月13日、シンガポール生まれ。
台湾銀行勤務で進歩的な考え方を持っていた父・武藤貞雄氏の影響を受け、法律を学ぶことを決意。
昭和10年(1935年)当時、日本で女性が法学を学べる唯一の学校・明治大学専門部女子部法科に入学。
昭和13年(1938年)高等試験司法科試験に合格。
昭和15年(1940年)明治大学同窓の中田正子、久米愛と共に日本初の女性弁護士を開業。
昭和16年(1941年)武藤家の書生をしていた和田芳夫氏と結婚。
昭和21年(1946年)夫・和田芳夫氏が長崎の陸軍病院で戦病死。
昭和31年(1956年)裁判官の三淵乾太郎と再婚し三淵姓となる。
弁護士活動の中で、名古屋地方裁判所で初の女性判事、新潟家庭裁判所で初の女性家庭裁判所長などを歴任。
昭和59年(1984年)骨癌のため死去。69歳。
ドラマ前半の主要登場人物の実在モデル
実在の三淵嘉子さんに影響を与えた父・武藤貞雄氏をモデルにしたキャラクターは猪爪直言。
演じるのは岡部たかしさん。
史実どおりの展開となる場合、戦後間も無く病没する最初の夫・和田芳夫氏をモデルにしたキャラクターは佐田優三。
仲野太賀さんが演じます。
そしてドラマの中でも再婚が再現される場合、再婚相手・三淵乾太郎氏をモデルにしたキャラクターは星航一と思われます。
星航一を演じるのは岡田将生さんです。
サブタイトル「女賢しくて牛売り損なう?」
サブタイトル「女賢しくて牛売り損なう?」の読みは「おんなさかしくてうしうりそこなう」。
女が利口な様子をして出しゃばると、かえってその浅知恵を見透かされて物事をし損じるというたとえ。
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