虎に翼

虎に翼 第2週「女三人寄ればかしましい?」予習レビューとあらすじ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『虎に翼』
2024年4月8日 〜 4月12日放送

あらすじ

「明律大学女子部法科」に入学

昭和7年(1932年)春、寅子は「明律大学女子部法科」に入学しました。一方、高等試験に挑んだ書生の優三は試験に不合格となりました。

「明律大学女子部法科」で寅子は、華族令嬢の桜川涼子、最年長で既婚の大庭梅子、朝鮮半島からの留学生の崔香淑らと仲良しになりました。

しかし同期入学で、同級生と群れることを嫌う山田よねに、寅子はヘラヘラしてうっとうしいと言われてしまいます。

穂高重親と再会

寅子は、法律の道を志すきっかけとなった穂高重親と再会。また学長から「女性に弁護士資格が認められる法改正は間もなく」と言われ、大いに発奮しました。

一方で一期生として女子部に入学した70名のうち、今は7名しか残っていない厳しい現実を寅子は知らされました。

そんな中、弁護士資格取得の女性にも認める法改正が見送りになり、一期生の久保田と中山は深く落胆しました。

初めて裁判を傍聴

ある日、よねに興味を持った寅子は、よねを尾行しました。そしてたどり着いた東京地裁で、寅子は本物の裁判を初めて傍聴する機会を得ました。

寅子は原告の女性に勝訴してほしいと切に願うものの、現行法では勝ち目がないことをよねに聞かされました。

しかし、女性勝訴の判決が下り、その判決を穂高は絶賛。弁護士の数だけ弁護の形があると語る穂高の言葉に、寅子は感銘を受けるのでした。

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今週の展開

6: 4/8(月) 名律大学女子部の入学式
7: 4/9(火) 蒸れたがらない山田よね
8: 4/10(水) 寅子が裁判を初めて傍聴
9: 4/11(木) 学生に議論を求める穂高
10: 4/12(金) 峰子の裁判の判決が下る

予習レビューと史実のリアルエピソード

明治大学専門部女子部法科に入学

昭和7年(1932年)、ヒロインの実在モデル・三淵嘉子さんは東京女子高等師範学校を卒業。

そして同校卒業後、嘉子さんは明治大学専門部女子部法科に入学しました。

お母上・ノブさんが、女学校卒業後の嘉子さんに望んだのは良妻賢母の道でした。

しかし嘉子さんは卒業後の進路に「家庭」を選ばず、「法律家」の道を選びました。

この嘉子さんの進路選択にはお父上・貞雄さんの影響によるものでした。

民主的な思想を持った父

貞雄さんが嘉子さんに法律の道を進路に選ぶことをすすめ、そんな貞雄さんのこと嘉子さんは次のように述べています。

「非常に民主的な思想を持った父」

貞雄さんは大正5年(1916年)から大正9年(1920年)までの四年間、アメリカ合衆国ニューヨーク勤務を経験しています。

日本よりは男女同権の考え方が進んでいたニューヨークでの勤務を経験したことで、貞雄さんは「非常に民主的な思想」を身につけたと考えられます。

母・ノブさんの希望

さて、お母上・ノブさんは娘の卒業後の進路に「家庭」を選ぶことを希望。

一方、お父上・貞雄さんは娘の卒業後の進路に「法律の道」を選ぶことを推奨。

この両親のギャップが、ドラマの中では

猪爪はる(主人公の母)は、寅子が早く結婚することが望み。

猪爪直言(主人公の父)は、寅子の夢を応援する。

という設定によって表現されているようです。

サブタイトル「女三人寄ればかしましい?」

今週のサブタイトル「女三人寄ればかしましい?」。

「かしましい」は漢字で書くと「姦しい」。

意味は「女」を3つ合わせると「姦(さわがしいの意)」という字になるところから、女が三人集まると非常にやかましいという意味。

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