2024/4/1(月)第1週「女賢しくて牛売り損なう?」
あらすじ
昭和6年(1931年)。女学校に通っている猪爪寅子は父・直言と母・はるに勧められたお見合いに眠気に耐えながら挑んでいました。寅子は、お見合いから逃げるために、前日の夜に家出を試みるものの失敗していたのです。
母のはるは、女学校を卒業したら結婚し、子供を産み、家庭を守るのが女のつとめであると考えていました。しかし、はるが信じる世間の常識が、寅子はどうしても納得することできませんでした。
一方、同級生で親友の花江は、女学生のうちに結婚するのが夢でした。そんな花江に、結婚を拒むことは「親不孝」だと寅子は言われてしまいました。花江の言葉で覚悟を決めた寅子は、三度目のお見合いに挑みました。
今度こそ見合いを成功させようと意気込む寅子は、見合い相手が話す話題に上手に切り返しました。しかし、調子に乗り過ぎた寅子は自分の考えを延々と述べ続け、ついに見合い相手を怒らせてしまいました。
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感想
面白い作品になる予感でいっぱいです。
これから半年間が楽しみにになってきました。
(面白い作品になる予感その1)
主人公・トラちゃんのキャラが初回から立ちまくり。
女学校では成績が2番で優等生のはずなのに、優等生には見えない。
そのバランス感覚が絶妙。
また、誤解を恐れずに言えば朝ドラで描かれることがよくある、結婚して家庭を守るという価値観に反発する登場人物がブログ主はちょっとばかり苦手です。
保守的な価値観に反発する姿勢が苦手なのではありません。
保守的な価値観に反発し正義を振りかざす姿勢が、あまりにもステレオタイプ的で退屈なところが苦手なのです。
ところが、同じように保守的な価値観に反発するトラちゃんにはそれがない。
正論を振りかざしても嫌味にならない。
それどころか笑いさえとっている。
さすが沙莉ちゃん。
笑い、涙、正義、これらを絶妙なバランスで見せてくれそうな主人公。
これが面白い作品になる予感の根拠の1つ目です。
(面白い作品になる予感その2)
主人公の周辺のキャラも立っています。
前作のアホのおっちゃんから主人公の父親に転生した直道さん、優しそうだけれど危なかったしさも漂いいい味を出しています。
一方の母親のはるさんはなかなかてごわそう。
朝ドラの主人公のお母さんは母性あふれる優しい人キャラが定番です。
しかし、本作のお母さんは初回の初登場から、優しいだけの母親でないことが明らかに。
初回から飛ばします。
前週まで再放送されていた『まんぷく』の終盤で泣き虫キャラとして笑わせてくれたナギくんも、いたずらっ子の匂いが出ています。
そして主人公の親友の花江ちゃんがいい!
女性は結婚して家を守るものという保守的な価値観を信じる花江ちゃんは、もっと家庭的で堅実なキャラを予想していました。
しかし、花江ちゃんもただの堅実キャラではなさそう。
またアバンタイトルに出てきた裁判官、わずか数秒の登場でありながらクセのある人物であることがすぐにわかる。
キャラの立っている登場人物が満載。
これが面白い作品になる予感の根拠の2つ目です。
(面白い作品になる予感その3)
陰影に富んだ映像が美しい。
ブログ主は美しい映像が好きです。
普段、映画を見ることが多いブログ主ですが、どれほど退屈な映画であっても映像さえ美しければ苦もなく見てられます。
逆に面白い映画であっても映像が残念だとそれがストレスになったりもします。
本作は映像にもそうとうこだわっているようです。
これが面白い作品になる予感の根拠の3つ目です。
(面白い作品になる予感その4)
初回から前作へのオマージュ!
家出を試みたトラちゃんが向かおうとした先は大阪。
大阪に向かおうとした理由は梅丸少女歌劇団に入団したかったから!
遊び心という点では、大阪の朝ドラが東京の朝ドラをリードしていますが、本作の遊び心は大阪越え!
これが面白い作品になる予感の根拠の4つ目です。
余談ですが、前作へのオマージュは物語中盤にもう一回出てくるはずです。
コンサートを開く場面、そのコンサートに誰を呼ぶかが話し合われる中で「福来スズ子」の名前が登場します。
実在モデル・三淵嘉子さんの誕生
日本初の女性弁護士となるヒロイン・猪爪寅子のストーリーがスタート。
本作は子供時代はスキップ、ヒロインの女学生時代からストーリーが始まります。
そこでスキップされたチビ寅子はどんな子供だったのか?
チビ寅子時代を想像する参考資料として、実在モデル・三淵嘉子さん(旧姓・武藤)の子供時代を簡単にまとめてみました。
嘉子さんが法律の道に進むと決めるきっかけを作ったのは進歩的な考え方の持ち主だった父の武藤貞雄さん。
貞雄さんは東京帝国大学法学部卒のエリート。
ドラマの中のヒロインの父親・猪爪直言は「妻のはるには頭が上がらない」というちょっと残念な夫という設定ですが、実在のお父上は立派な人物だったようです。
大正2年(1913年)貞雄さんは、政府系金融機関と商業銀行の機能を兼ね備えた台湾銀行のシンガポール支店に配属。
その翌年の大正3年(1914年)、嘉子さんが武藤家の長女として誕生しました。
嘉子さんの出生地であるシンガポールは、当時は漢字で「新嘉坡」と表記されていました。
そこで「新嘉坡」の一字をとって「嘉子」と名付けられました。
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新年度、新ドラマ、子役ちゃんが出なくてもフレッシュで元気が出る予感がいっぱいで、春はやはりいいですね(*^^*)
寅ちゃんと前作のスズちゃんは同い年とのことですが、寅ちゃんが女学校卒業を前に自分の進路に疑問を感じる頃、スズちゃんは既に梅丸歌劇団(フィクション名の梅丸が出て来たのにはびっくりしました!)で活躍してました
庶民のスズちゃんは小卒で社会に出て行きましたが、エリート家庭の寅ちゃんは女学校まで行かせてもらってます
ちなみに、ナレーションの尾野真千子さんがヒロインを務めた「カーネーション」の糸ちゃんは1才年上、女学校中退で働き始めました
正義感を出しても笑いさえ取る、
伊藤沙莉ちゃんの魅力を朝蔵さんが的確に表現して下さいました!
本当にこの作品へのワクワク感は、伊藤沙莉ちゃんの魅力に他なりません
太一郎「女のくせに生意気な·········。」
こういう風潮との戦いのドラマなわけですね。
いきなり戦後。これから過去へと戻る。たまに聴くと米津さんも良い。有能だが狷介な上司と.女性の新人の組み合わせ。定番です。なんで梅丸?お母さん良妻賢母に娘をしたい。そりゃ見合いで居眠りしちゃ駄目よ。「はて?」口癖、多分これから毎回出る。アッ見合いの相手オリラジの藤森。昨日見た「7つの会議」では下司なサラリーマン。やっぱりここでも下司だった。