2024/4/5(金)第1週「女賢しくて牛売り損なう?」
あらすじ
直道と花江の結婚式の後、寅子ははるの説得を試みました。必死に説得する寅子に対して、はるは現実の厳しさを説き、寅子の願いを聞き入れようとはしませんでした。寅子が法律家になれなかったときのことがはなは心配だったのです。
寅子に女性の幸せをつかんでもらうことがはなの心からの願いでした。一方の寅子は、はなの考える女性の幸せを受け入れることができませんでした。寅子とはなは分かり合えないまま、その翌日に振袖を買いに行くことになりました。
寅子は女学校の帰り道に、はなと待ち合わせした「竹もと」に足を運びました。するとそこに判事の桂場がいました。桂場に挨拶した寅子は、母を説得する方法を尋ねました。しかし桂場も女性が法律家になることに反対でした。
桂場は女性の寅子が法律家になるのは無理だと言い切りました。その桂場を耳にしたはなは激怒。はなは寅子に『六法全書』を買い与えると、地獄に行く覚悟を問いただし、女子部法科への進学を認めるのでした。
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感想
今週の振り返り:主人公がライフワークを見つけるまで
最初の週が終わりました。
本作は、いやいやお見合いをする主人公の眠そうな表情からスタート。
そのお見合いの前日の夜に、主人公が家出を試みた描写によって、主人公がどれほどお見合いをいやがっているかが強調されました。
お見合いから逃げようとする主人公は、では何かやりたいことがあるのかといえば、それもまだない。
お見合いの前日の夜に主人公が向かおうとしたのは梅丸少女歌劇団がある大阪。
しかし梅丸少女歌劇団に自分の生きる道を見つけたのではなく、お見合い=結婚を避けて通るために選んだ道が梅丸少女歌劇団でした。
そんな主人公が、ついに自分のやりたいことを見つけて、その道を進むことが決まるまでが5回の放送を通して描かれました。
今週の振り返り:2人の主人公の味方
主人公の味方、1人目ははお父さんの直言さん。
女子部法科で法律を学びたいと言い出した主人公に真っ先に賛同したのが直言さんでした。
直言さんは娘が結婚以外の自分の道を見つけるのが願いだったようです。
しかし、直言さんが一家の中では実に頼りなげなキャラであることを示す描写が第1回から描かれていました。
すると案の定、お父さんの頼りない姿が次々に回収。
女子部法科への進学については自分がラスボスのはるさんを説得すると約束したはずなのに、はるさんを前にすると何も言えなくなる。
トラちゃんの射るような視線を見て見ぬフリをするしかない直言さん。
その直言さんの優柔不断ぶりによって停滞していた状況を一気に破壊したのが主人公の2人目の味方・穂高教授でした。
穂高教授との出会いによってトラちゃんは気が付きました。
今まで、自分の言葉を遮らずに聞いてくれた大人が自分の周囲にはいなかったことを。
自分の言葉を遮らないだけでなく、言いたいことをもっと言えとすべて言わせてくれるような大人がいなかったことを。
トラちゃんが自分の居場所は穂高教授みたいな大人が導いてくれるところにあると気づいた瞬間でした。
ドラマの中では、主人公は法律を選んだのではなく、自分の考えを受けれてもらえる環境を選んだようです。
今週の振り返り:2人の主人公の敵
自分の言葉を遮らずに何でも受け入れてくれそうな穂高教授の態度がトラちゃんの心に沁みたのは、穂高教授とは真逆のはるさんの存在があったから。
穂高教授とは真逆のポジションにいるはるさんは、1人目の主人公の敵です。
はるさんは、結婚だけが女性が幸せになる道と信じて疑いませんでした。
そして、結婚以外に女性が幸せになれる道が存在することを決して認めようとはしませんでした。
そんなはるさんは、娘が幸せになることが心からの願いでした。
だからこそはるさんは、トラちゃんが幸せになれる道から逸れてほしくなかった。
幸せになれる道から逸れ、地獄に足を踏み入れて欲しくなかった。
そんなはるさんの気持ちが金曜日の放送で描かれました。
しかし、主人公の2人目の敵が、はるさんの強い思い込みをぶっ壊しました。
2人目の敵とは桂場さん。
主人公の敵である桂場さんんはまた、期せずしてはるさんの敵というポジションに立つことになりました。
すると敵の敵は味方という原理原則に従い、はるさんは自動的に主人公の味方に。
かくして2人の味方と2人の敵に囲まれていたトラちゃんは、3人の味方と1人の敵に囲まれる状況に。
しかし、次週には新たな敵が出現するようです。
佐田優三の実在モデル?和田芳夫
主人公の生家で下宿している書生・佐田優三という登場人物は、次のようなキャラクター設定です。
・猪爪家に下宿している書生
・夜間大学に通い昼は働いている
これら2つの情報から、仲野太賀さんが演じる佐田優三の実在モデルは和田芳夫さんと思われます。
和田芳夫
和田芳夫さんという人物は嘉子さんの父・貞雄さんの香川県丸亀時代の親友のいとこです。
そして、武藤家で世話になりながら、夜間大学に通いつつ昼間は働いていました。
ドラマに登場する佐田優三は上述のとおり
・猪爪家に下宿している書生
・夜間大学に通い昼は働いている
という設定なので、佐田優三の実在モデルは間違いなく和田芳夫さんでしょう。
さて、この和田芳夫さんという人物は主人公の実在モデルの結婚相手です。
主人公の実在モデル・嘉子さんと、嘉子さんの家で世話になっていた和田芳夫さんは意気投合。
昭和16年(1941年)11月、日本と米英が開戦する直前のタイミングで二人は結婚し、池袋にアパートを借りて新婚生活を始めました。
昭和18年(1943年)1月1日、嘉子さんは第一子・芳武くんを出産。
昭和20年(1945年)1月、和田芳夫さんは出征するものの中国に上陸してすぐに肋膜炎を発症。
上海で入院し戦闘に参加しないまま終戦を迎えるものの帰国する船の中で重症化。
昭和21年(1946年)5月、長崎の病院で帰らぬ人となりました。
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えっ、お母さんも親に逆らってた。「どんなに惨めな事か。」今なら考えられない状況。母娘の考え方の相違かなり根深い。桂場先生、意外な所で再会。当時の現実的観点から、寅子さんに反対ってお母さん、驚天動地の賛成。まさに急転直下。桂場先生の性格の悪さが幸い?物語いきなり前進。行くも地獄戻るも地獄。