2024/6/17(月)第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」
あらすじ
昭和24年(1949年)1月、家庭裁判所が発足。仕事始めの前日の夜、寅子は多岐川の家に呼び出されました。多岐川は水行の手伝いを寅子に求め、冷水を浴びながら家裁の基本理念である「五つの性格」を作り上げました。
そして迎えた仕事始めの日。家裁設立記念パーティーで、多岐川は家裁の「五つの性格」を発表しました。そんな中、寅子が会場の外に呼び出されると、そこには最高裁判所長官・星朋彦が寅子が来るのを待ち構えていました。
星は寅子に新たな辞令を出しました。それは、これまでの仕事に加えて、東京家庭裁判所判事補を兼務するというものでした。ついに寅子は、悲願の裁判官に任官されたのです。星は戦争孤児の問題を解決することを寅子に期待していました。
ほどなくして寅子は戦争孤児が集まる街を視察。視察中、小橋の財布を盗んだ子供を追いかけた寅子がたどり着いた先で、轟が法律事務所を開いていました。轟は寅子との再会を心から喜びました。しかしその場にいたよねは寅子を許すことができずにいました。
虎に翼|感想あらすじネタバレトップページ
感想
今回はいろんなことが詰め込まれた回でした。
安定して変人の多岐川さんの水行。
家庭裁判所の発足。
そしてトラちゃんの裁判官任官。
これだけ色々とある回なのに、最後の「同窓会」がすべてを持って行ってしまいました。
同窓会:よねちゃんとトラちゃんの再会
前週の金曜日に放送された予告映像の中にあったよねちゃんの複雑な表情。
あの表情の場面が早速登場しました。
戦争が終わって間も無く法曹界に復帰したトラちゃんは、しばらくの間は本調子が出ませんでした。
「はて?」が出ないことがトラちゃんのスランプを物語っていました。
法曹界から逃げ出したという負い目がトラちゃんにはあったのでしょう。
しかし、時間はかかったもののトラちゃんは負い目を克服。
スランプから脱出することができました。
さらに今回は、念願の裁判官にまでなることができました。
「兼」に反応はしていましたが。笑
さて、せっかくこじらせた状態から立ち直ったトラちゃん。
再び、法曹界から逃げ出した過去と向き合う羽目に。
トラちゃんは過去の負い目から立ち直ったものの、よねちゃんはまだ許してはいませんでした。
また、今回の回想場面の中でよねちゃんが見せた涙。
この涙にグッときました。
よねちゃん、実はあのとき涙を流していたのか。
同士がついにいなくなったことでよねちゃんは傷ついたのかな?
ところで、ブログ主はブログを書きながらドラマを見ているので、実は映像の約半分しか見ていません。
なのでセリフがない映像は見落としていることがしばしば。
かつて、弁護士をやめる決断を下したトラちゃんを、よねちゃんが追い返したとき、よねちゃんは涙を流したんでしょうか?
それともよねちゃんの涙は今回が初登場?
どちらにせよ、トラちゃんが法曹界から去ったことに対してよねちゃんがどれほど落胆していたのかがよくわかりました。
裏を返せば、よねちゃんはそれだけトラちゃんに期待していることがあるのでしょう。
よねちゃんの中にあるトラちゃんへの期待が、素直にそのまま表現される日が来ますように。
同窓会:轟くんとトラちゃんの再会
トラちゃんとの再会を歓迎しようとしないよねちゃんに対して、轟くんは泣かんばかりに再会を喜びました。
しかも轟くん、なかなか大人です。
トラちゃんを拒むよねちゃんのことを次のように表現。
「今日は虫の居所が悪いようだ」
感情的に反応しているよねちゃんをたしなめつつ、今日だけは許してあげてとフォローする轟くん。
「俺たちの轟」はさらに磨きがかかった大人になっていました。
その後、他の2人の同窓生と再会した轟くんの喜びようと言ったら・・・
再登場したばかりの頃の轟くんは廃人になる寸前でしたが、完全に立ち直ったようです。
予習レビュー
今週の主なトピック
今週、大きな出来事がいくつも描かれます。
今回の予習レビュー欄では、今週描かれる重要なトピックを時系列でまとめます。
まずはトラちゃんが念願の裁判官に就任。
肩書きは「東京家庭裁判所判事補 兼 最高裁判所家庭局事務官」
トラちゃんが司法省人事課で桂場さんに直談判したのは裁判官として採用してくれということでした。
その願いがついに叶ったわけです。
そして、史実をもとにした展開となれば、物語後半でトラちゃんは再婚します。
その再婚相手が登場するフラグが今週立ちます。
そのフラグとは、初代最高裁長官の星朋彦というキャラの登場です。
この星朋彦の息子が、トラちゃんの再婚相手になるものと思われます。
星朋彦はトラちゃんのことを大いに気に入るようなのですが、どのような出会いになるのか、何がしかの伏線が張られるのか。
注意して観察することをお勧めします。
ついで、よねちゃんが再登場します。
終戦直後の一場面で、よねちゃんが働いていたカフェ燈台の関係者は空襲で全員が亡くなったと近所の人が語っていました。
しかし、あの場面を思い返してみてください。
カフェ燈台の看板は焼けずに残っていました。
看板が焼けずに残っていたこと、あれがよねちゃんの再登場のフラグでした。
カフェ燈台の店舗は全焼せずに済んだ、そんな中でよねちゃんも奇跡的に命を落とさずに済んだようです。
そして、今週の最も大きな出来事は、はるさんの死です。
今週の後半ではるさんが亡くなります。
直言さんのときはナレ死であった上に、最期の別れの場面は直言さんらしい笑える場面となりました。
はるさんも恐らくナレ死になるものと思われます。
しかし直言さんの時とは異なり、涙なしでは見ていられない場面になるかもしれません。
はるさんが逝く号泣回は、涙腺決壊の準備をしておきましょう。
虎に翼|感想あらすじネタバレトップページ
ブログ主様はじめまして
いつもちょっと先取りのあらすじドキドキしながら拝見してます
今朝も盛りだくさんで同期の再会が嬉しく楽しくほろ苦く良かったですね
再現よねさんの涙には本当グッときました
当時は泣いてるシーンはなかったと記憶してます
唇を震わせて背中向けて立ってたよねさん
心では既に泣いてたし、後できっと実際泣いただろうなとは思ってましたがあんなポロポロと
支えになれなかった悲しさと悔しさ、傷は深かったですよね
許さないっていうより信じてまた傷付くのがこわいのかな
でも今は本来の快活さを取り戻した轟君も不器用よねさんのアシストしてくれると思うので、同期の皆の新たな糸のつながりが楽しみすぎます!
急用だというので、多岐川家へ。出迎える香子さん、相変わらず他人行儀。でも水ごりとは。大願成就には確かに良い行いだけどなにも今日。寅子さん長官直々からの辞令。判事補「曲者の君って。」まあ当たっているけど。戦災孤児対策いきなり難題。小橋くん油断し過ぎ。思わぬ所で、よねさん、轟さんと再会。相変わらずよねさんは寅子さんをいまだ許さず。小橋くん道夫くんの前でいつもの勢い無し。
またまた思わぬところで再会。「同窓会?」