2024/11/29(金)第9週「支えるって何なん?」
あらすじ
聖人が孝雄の店に足を運ぶと、神戸市職員の若林が孝雄に店から追い出される現場に遭遇。聖人は若林に、阪神淡路大震災後の孝雄の様子を聞きました。孝雄は震災後、あれほど反対していたアーケード設置を推進。しかし完成後、再び塞ぎ込んでいました。
一方の結は、翔也のために作った献立では不足があることに気がつきました。そして結は、支える相手のことをまったく分かっていなかったことを沙智に打ち明けました。結の話を聞いた沙智は、献立作りに協力してくれることになりました。
そして沙智は過去に経験したことを結に語りました。沙智は高校時代、厳しいコーチの指導のもと過酷な減量に挑戦。その結果、摂食障害となり入院を余儀なくされていました。そして、そんなアスリートを減らすために栄養士を目指すことにしたのです。
献立作りを一緒に進める中、結と沙智はようやく心を通い合わせることができました。そして結は班員を誘って皆でプリ写を撮影。一方、真紀の墓前で孝雄と遭遇した歩は宣言しました。真紀の親友として真紀の墓参りをやめるつもりはないと。
第14週
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感想
沙智ちゃん
沙智ちゃんがやっと心を開いてくれました。
そして、次のセリフで沙智ちゃんがどんな女性なのかも分かりました。
「半べそかかれたらほっておけない」
「どっちの気持ちも分かる、支える人、支えられる人の気持ち」
米田ファミリーの米田家の呪いのように、沙智ちゃんも実は矢吹家の呪いがかけられているようです。
結ちゃんが沙智ちゃんの前で涙を見せたのは正解でした。
そして、過去を語り始める沙智ちゃん。
陸上競技をやめたのには、やっぱりそれなりの理由がありました。
沙智ちゃんが経験したこと、これはつらい。
将来を期待されながら、その将来を失う。
心から愛していたであろう陸上競技は断念。
最近になって血液検査の数値が正常値に戻ってきたもののまだ通院中。
これだけの過去があるわけです。
陸上競技をやめた理由を軽々しく問われても、そんなに簡単には答えられないでしょう。
しかし結ちゃんの涙がトリガーとなって、沙智ちゃんはついに過去を語り始めました。
実は沙智ちゃんも過去のつらさの一部でも誰かと共有したかったのかもしれない。
そして心を開いた沙智ちゃんは、結ちゃんに強引にプリ写に連れて行かれることに。
すべてのプリ写が嫌そうな顔で写っている沙智ちゃん。
その迷惑そうな顔を可愛い。
本日、楽しいキャラが一人誕生しました。
孝雄さん
震災後の孝雄さんの様子も描かれました。
若林さんが聖人さんに語って聞かせた震災一年後の孝雄さん。
アーケードを設置して震災前のにぎわいを取り戻そうと誰よりも熱く語る孝雄さん。
今の孝雄さん、あるいは震災前の孝雄さんからは想像もできない姿でした。
孝雄さんの熱すぎる熱弁には美佐江さんが思わず反応。
美佐江さんの性格から考えて、孝雄さんの熱弁はかなり嬉しかったはず。
だからこそ、その後に元に戻ってしまった孝雄さんへの失望は深いのかもしれません。
そんな孝雄さんのドラマが来週あたり本格的に動き始めそうです。
今週の振り返り
今週は歩ちゃんの神戸への帰還から始まりました。
いきなりヘアサロン米田に入ってきたヒッピー風の女性。
商店街の人々は、それが誰だかわからない。
しかし結ちゃんの「お姉ちゃん?」の一言で商店街の人々はびっくり。
でも高校時代のギャル姿を見せていたらもっと驚いていたかも。
さて、そんな歩ちゃんは「大女優」を引退してから天職にめぐり合ったらしい。
親友を失った失意の少女、そしてカリスマギャルから大女優を経て売れっ子古着バイヤーに。
こうやってまとめると歩ちゃん、なかなか波乱に満ちた人生を送っています。
今後もさらに波乱が続くのでしょうか。
一方で歩ちゃんは震災で負った心の傷を今もなお抱えているらしい。
孝雄さんから墓参りに来るなとまで言われて、心の傷の痛みが再発しないといいなと思っていましたが、週の最後の最後に歩ちゃんは孝雄さんに反撃しました。
「お墓参りやめませんからね、だってうちと真紀ちゃんは親友」
歩ちゃん、やっぱり好きだなと思った週の最後の回でした。
予習レビュー
神戸編二週目、専門学校が描かれ始めて二週目。
今週は結ちゃんの同級生のうち、佳純ちゃんの悩みと沙智ちゃんの過去が描かれます。
佳純ちゃんの悩み
佳純ちゃんの実家は病院を経営しています。
なんでも佳純ちゃんのご実家・湯上家は代々医師の家系なのだそうです。
佳純ちゃんのお父上は医師。
お兄さんとお姉さんがいるのですが、その二人も医師です。
代々医師の家系ということもあり、お父上は家族が医師以外の仕事に就くことを認めない。
そんな環境で佳純ちゃんは育ちました。
そのため佳純ちゃんが専門学校に進学したことをお父上は不服らしい。
佳純ちゃんに言わせると、父は自分に専門学校をやめろと言っている。
父は自分を憎んでいる。
父は自分に働かなくてもいいとさえ言っている。
そして佳純ちゃんは自分だけが落ちこぼれとも思っています。
そんな中で佳純ちゃんは家出をして米田家に。
病院を経営しているような家で生まれ育った佳純ちゃん、何不自由なく生活しているかと思ったら、いろいろと悩みを抱えているようです。
沙智ちゃんの過去
沙智ちゃんはアスリートの栄養士を目指していますが、そのような目標を持ったのには理由があります。
沙智ちゃんは高校時代は将来が期待される陸上選手だったのだそうです。
そしてストイックな性格の沙智ちゃんは、コーチの厳しい指導に徹底して従い減量に励みました。
過度の減量から摂食障害にまでなり拒食と過食を繰り返してもなお減量をやめなかったのだとか。
やめなかった理由は一つ。
そんな状態でもインターハイに優勝できたので、沙智ちゃんはコーチを信じていたのだそうです。
しかし沙智ちゃんは練習中に倒れてしまいました。
検査をすると、骨密度の低下による疲労骨折、重度の貧血などなどで身体はボロボロの状態に。
治療のため長期入院することになりアスリート生命も完全に絶たれてしまいました。
沙智ちゃんは今も通院中だということです。
そんなつら過ぎる経験をした沙智ちゃんは、自分のようなアスリートを一人でも減らしたいという一心から栄養士を目指すようになりました。
そんな過去があるので、ギャル姿で投稿した結ちゃんにくってかかるのも、もっともな話です。
結ちゃんの班のメンバー
ところで結ちゃんの班のメンバーは、沙智ちゃんのやや面倒臭い性格に振り回され人間関係がギクシャクしていました。
しかし、佳純ちゃんの悩みと沙智ちゃんの過去が明かされる中で相互理解が進み、ようやく一つのチームに。
班のメンバーの心が一つになるのが今週の落とし所です。
第14週
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澤田さんの「ある時~」
関西人以外わからんか?
運動・栄養・休養+水分補給
現代のスポーツでは当たり前だよな
平成中期でもある程度浸透はしてたけど昭和の根性論至上主義の指導者がまだいた時代だよな
サッカー協会なんか平成の早くからこの考え取り入れていたからね、令和の現代に日本サッカーがアジア頂点になっているのは理由があります
靴と献立。どちらも二人で協力して。豚まんはやはり551ですか?割合短期間でみんな仲良し。