2021年11月11日(木)第2週「1939−1941」
あらすじ
安子が大阪に行った日の夜。金太と小しずが心配する中、安子がようやく家に帰ってきました。帰宅した安子は稔と一緒でした。安子の気持ちを知った稔は、安子との交際を認めてほしいと許しをこうために、橘家にやって来たのです。
稔は金太に言いました。砂糖製造会社との取り引きができても、和菓子屋の経営がうまくゆくとは限らない。大阪にいると岡山以上に戦況の悪化を肌で感じる。やがて和菓子は贅沢品として規制がかかるようになるだろうと。
金太と小しずは稔の願いを簡単に受け入れようとはしませんでした。一方の稔も簡単には折れませんでした。そして、安子に対する真剣に気持ちを稔は訴えました。しかし、金太は稔の願いを最後まで受け入れませんでした。
一方、雉真家の家族は突然の稔の帰省を心から喜んで迎えました。その翌朝、稔が大阪に戻る直前のこと。稔と勇は兄弟でキャッチボールをしました。そして、勇は稔に言いました。自分は安子のことが好きなのだと。
第6週以降の最新情報
カムカムエヴリバディ|感想あらすじネタバレトップページ
予習レビュー
今回は号泣回になるかもしれません。
大阪で、稔くんとの束の間の時間を楽しんだ安子ちゃんが岡山駅に戻って来ました。
大阪で過ごした稔くんとの時間を、安子ちゃんは一生の思い出として胸にしまっておくつもりだったのでしょうか。
しかし、そのつらさに耐えかねた安子ちゃんは岡山駅で号泣。
この場面にブログ主は泣かされそうです。
しかし、号泣する安子ちゃんの目の前に立っていたのは、まさかの稔くん。
稔くんは安子ちゃんとともに橘家を訪問し、安子ちゃんとの交際の許しを得ようと頭を下げます。
しかし、安子ちゃんの家族、とりわけ金太さんは安子ちゃんと稔くんの交際を認めはしないかと。
月曜日の回には、稔くんとの文通で幸せいっぱいだった安子ちゃん。
三日後の木曜日の回に、早くもこんなに苦しむ場面が用意されているとは。
安子ちゃんが心配です。
感想
政略結婚
安子ちゃんと一緒に稔くんが橘家を訪問。
稔くんは安子ちゃんとの交際の許しを請うものの、やっぱり金太さんは受け入れません。
こんな時、ヒロインの母親だけは理解を示すパターンが多かったと記憶していますが、意外にも小しずさんも、稔くんの懇願を受け入れようとはしませんでした。
砂糖製造会社の御曹司と安子ちゃんの縁談はなくなったということで、今のところはそれだけが救い。
しかし、雉真家では軍服の製造に乗り出す話が千吉さんの口から出ました。
以下、ネタバレが含まれます。
千吉さんのその方針を軍も歓迎。
雉真繊維による軍服製造、これは次に始まる恋路の危機のフラグかと思います。
何故なら、新たな事業を開始しようとしたら、そのための工場を新設する必要があり、工場新設には資金が要る。
その資金調達のために、千吉さんはあることを決断。
それは、取引している大東亜銀行の頭取の御令嬢と、稔くんとの政略結婚です。
橘家の政略結婚はなくなりましたが、新たな政略結婚はそう簡単にはなくなりそうにはありません。
ネタバレあり:あなたとひなたの道を歩いていきたい
稔くんの願いは金太さんと小しずさんには受け入れられませんでしたが、安子ちゃんはまだあきらめてはいません。
だから安子ちゃんは稔くんに言いました。
「あなたとひなたの道を歩いていきたい」
安子ちゃんのこの願いは一旦は叶います。
そして、安子ちゃんと稔くんとの間に「るい」という娘が誕生。
「るい」は、「ひなた」という名の娘をもうけます。
しかし、稔くんは戦死。
戦後、まだ詳細はわかりませんが、安子ちゃんは娘のひなたちゃんと生き別れになるとのこと。
そして母親に捨てられたと思い込んだ娘のひなたちゃんは安子ちゃんを憎みながら生きてゆくことになるのだとか。
ということは、安子ちゃんは「ひなた」ちゃんに会えないかもしれません。
束の間の「ひなたの道」の向こうには「茨の道」が続いています。
「茨の道」のその向こうにある「ひなたの道」は、いつになったら歩くことができるのでしょうか。
追伸:主題歌
前回の、あまりにも美しすぎる主題歌の用い方に、主題歌への見方が一変。
主題歌を聴くだけで前回の場面がよみがえり、涙腺が崩壊するようになってしまいました。
出先で本作『カムカムエヴリバディ』の主題歌が耳に入ったら危険かも。(苦笑)
第6週以降の最新情報
カムカムエヴリバディ|感想あらすじネタバレトップページ
毎回、楽しみに感想を見ています。今日の中で安子と稔の子供の名前がひなたになっていますが、るいでなかったですか?ひなたは孫の名前ですよね。気になったので、コメントしました。ちなみに、私は稔さんが大好きです。
今、何気にウィキを調べていたら金太役の甲本さん、私の大学、それも同じ学部の後輩でした。ただし甲本さんの方がだいぶ年下なので接点は全くありません。因みにこの大学のОBとしては、笑福亭鶴瓶師匠、北野誠、あのねのねの二人
堀内孝雄さんらが有名人です。それにしてもびっくりしました。
安子ちゃんの「貴方とひなたの道を歩いて行きたい」は、
本音は1%、残り99%は
「土砂降りの中、ぬかるみを歩くことになっても構わない。」
だったりするから、切ないんだよね。
このドラマがそうなるかはわかりませんが、戦後間もなくの価値観や改正前の民法を考えると「お嫁さんが跡取りを連れて夫の家系を離れる事は許されない」という可能性を考えました。安子ちゃんが戦後、雉真家の舅姑との間に納得しがない事が起こるか(新しい婿養子との再婚を命じられるとか)あるいは実家に戻る事を余儀なくされるか。そうなった際、少なくとも雉真家の跡取りは雉真家に置いていかなければいけない。今でも歌舞伎の家はそうですし田舎の年寄りにはその感覚が残っていますから、時代的にこの可能性を考えました。親権の面で母親が優先されるようになるのは実は高度成長期以後だそうです。
軍需工場の幹部であれば召集は免除される可能性はあった筈だが、稔君が出征したという事は、稔君、雉真繊維に入社しなかったか?或いは戦況が悪化してくると、兵器工場の熟練工にも片っ端から召集令状を出した為に、兵器の生産効率低下や、質の低下があったと聞いているので果たしてどうなるのだろう?学徒出陣にもかかりそうな気がするし。
昨日に続き、
今日も最後、
皆さんもだろうけど、
私もビックリ!
今日の最後は、
勇弟が、
あれ、
稔兄さんに対して、
一種の宣戦布告、ですよね~
!( ̄- ̄)ゞ (ロ_ロ)ゞ (`◇´)ゞ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
なんで交際の挨拶が菓子の話に?今までの経緯と現状を包み隠さず話す稔君。ただ小しずさんの言うことも、もっとも。彼の誠実さで障害が乗り越えればよいのだが。父の反対、算太が店を素直に継いでいればハードルがかなり低くなるはずなのだが。さらに大きな壁が雉真家に存在する。岸田総理、いや雉真家当主現る、国民服、砂糖の統制、戦争の影響ひしひし、さりげなく弟の褒める兄、ただ突然、弟の告白、なんかさらに縺れそう。
安子「私も・・・・・・あなたと『ひなた』の道を歩いて行きたい・・・・・・・・・・。」
孫娘の代へのフラグでしょうけど。
切ないね…。金太さんも。
もし算太がモノになっていたら、ここまで後継者問題で拗れることはなくすんなり稔さんとお付き合い出来たでしょうに。
大事な娘。相思相愛の相手と結ばれて幸せになって欲しいのは当たり前。
父として跡取りを育てられなかった。そんな申し訳なさや情けなさがひしひしと感じられて…。
最後に勇ちゃんが仕掛けた地雷。
三角関係の再燃です。