2025/1/16(木)第15週「これがうちの生き方」
あらすじ
カスタムシューズの納期を遅らせたいと孝雄からチャンミカに連絡が入りました。チャンミカからその話を聞いた歩は心配になり孝雄の靴店を訪問。そのとき、孝雄は東北の被災地に靴を送る作業をしているところでした。
歩は孝雄の手伝いを申し出るものの、孝雄はその申し出を断りました。そして孝雄は、ギャルにしかできないことをやれと歩に告げました。孝雄の言葉を聞いて、歩はギャル時代のギャル仲間で、東北に住んでいるアキピーの存在を思い出しました。
歩はアキピーはメールを送ると、ほどなくして返信が返ってきました。歩は被災地で何が必要なのかをアキピーにメールで確認。そしてチャンミカやギャルたちに協力を呼びかけ、必要な物資を集め始めました。
一方、結はカスミンから避難所での体験を聞かされました。カスミンは結に言いました。栄養士の仕事を選んで本当に良かった。美味しいものを食べてもらいたい気持ちを結から教わった。結にどうしてもお礼を言いたかったと。
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感想
孝雄さん
前回、孝雄さんの心の傷がぶり返しはしないか心配だ、みたいなことを書きましたがその心配は不要だったようです。
孝雄さん、靴屋として被災地のために出来ることをいち早く見つけていました。
被災地では靴が不足している。
特に子供の靴がない。
靴屋でなければ、そして被災した経験がなければ気がつかないことです。
そこにすぐに気がついた孝雄さん、さすがです。
そして、そこに気がつくや否や、すぐに行動に移しているとこがまた素晴らしい。
孝雄さんへの心配は余計なお節介でした。
そして孝雄さんの行動が歩ちゃんに大きなヒントを与えることになりました。
今度は孝雄さんが迷える歩ちゃんを救いました。
孝雄さん、完全復活です。
歩ちゃん
孝雄さんの言葉がヒントになって、歩ちゃんがようやく自分の出来ることを見出しました。
歩ちゃんが思い出したのはアキピーの存在。
先週、アキピーのキャスティングが発表されましたが、ここに登場するとは。
アキピーを通して、被災地で不足している物資の情報を得た歩ちゃん。
さっそくチャンミカに協力を呼びかけ、チャンミカはギャルたちを召集。
ギャルの結束力と行動の速さがまたしても発揮されました。
自分に出来ることを見つけたので歩ちゃんも、傷のぶり返しはもう大丈夫。
真紀ちゃんを亡くした悲しみを共有している孝雄さんと真紀ちゃん。
一時は心配しましたが、もう心配はないかもです。
それはさておき・・・
アキピー、写真だけの登場ってことはないよねと信じたい。
後半のレギュラーキャラとして出てくれると楽しくなりそう。
管理栄養士の西条さんも、今ではその気配すらなくなってしまったけれど、素敵なキャラなのでしっかりこれからのストーリーにからんできてほしい。
カスミン
前回に引き続き、カスミンが被災地の様子を教えてくれました。
医師の一族の家に生まれ、自身も医師の道を選ばないながらも、別のやり方で人を助ける道を選んだカスミン。
自分が選んだ道は正しかったと確信したようです。
カスミンが結ちゃんに語ったこと。
出来ることならカスミンのお父上にも聞いてほしい。
カスミンのことを心配していたらしいお父上、娘が天職を見つけたことを知ったらどれだけ喜ぶことかと。
カスミンのお母上も喜ぶはず。
専門学校時代はどこか浮ついたところがあったカスミンでしたが、すっかり大人になりました。
ところで前回、カスミンを見ながら思い出したのがサッチンです。
サッチンは震災をどう受け止めているのかなと。
今回、間接的にではありますがサッチンの存在が暗示されました。
避難所でカスミンが登場する場面。
カスミンの背後にはあの「まんぷくヌードル」が。
サッチンもなんらかの行動を起こしているに違いない。
「まんぷくヌードル」のカップを見て、そう確信できました。
予習レビュー
予習レビューのための情報に限りがある今週は、『おむすび』の時代背景を予習レビュー欄にまとめています。
今回は2005年です。
2005年(平成17年)のギャル文化
2005年(平成17年)は結ちゃんが高校二年生。
この年はドラマの中では完全にスキップされました。
スキップされた2005年、ギャルの世界では新たな流行がいくつか発生していました。
一つ目は「セレブ」と「マンバ」の略称である「セレンバ」の登場。
高級ブランド品を持っていることが特徴でした。
二つ目は「ココルル」+「マンバ」の略称である「ココンバ」。
全身を109ブランド「COCOLULU(ココルル)」でコーディネートしていることから、このような呼び名がつきました。
三つ目は「ロマンチック系」または「ロリータ系」と「マンバ」の略称「ロマンバ」が登場。
109ブランド「LIZ LISA(リズリサ)」などのピンク系統の服を好み、姫ロリと呼ばれるファッションの原点となりました。
そして四つ目は「バービー人形」と「マンバ」の略称「バンバ」。
数年前に映画化されたバービー人形のようなメイクや服装が特徴です。
2005年(平成17年)の野球
翔也くんが結ちゃんへの告白を賭けて挑む野球の試合。
この年は第77回となる春の選抜が開催。
福岡大会は飯塚高校が優勝。
甲子園では、愛知県代表の愛工大名電高校が初優勝。
第87回の夏の福岡大会では柳川高校が優勝。
甲子園では南北海道代表の駒大苫小牧高校が優勝。
前年の初優勝に続いて二年連続での全国制覇となりました。
その結果、翔也くんは甲子園出場を果たすことができず、結ちゃんに告白することもできませんでした。
一方、この年のプロ野球・パリーグ。
福岡ダイエーホークスは再びレギュラーシーズン1位に。
しかしプレーオフでは、レギュラーシーズンで2位だった千葉ロッテマリーンズに敗れ、この年もリーグ優勝を逃しています。
永吉さん、二年続けて残念。
2005年(平成17年)の福岡
この年の10月、福岡県太宰府市に九州国立博物館が開館。
ブログ主は開館してすぐのタイミングで足を運びました。
このとき、結ちゃんが同じ福岡県にいたんですね。
また前後してしまいますがこの年の3月20日に福岡県西方沖地震が発生。
糸島(当時は志摩町・前原市)でも被害が発生したものの、ドラマの中でこの地震がスルーされたことが批判の対象になっていました。
2005年(平成17年)の日本と世界
8月、郵政民営化関連法案が参議院で否決されたことを受け、第2次小泉改造内閣は衆議院の解散を決定。
「郵政解散」があったのがこの年でした。
10月、総務省が国内事業者によるブログサービスの登録者数が473万人、sNSの登録者数が393万人との調査結果を発表。
愛子さんがブログを始めた背景にはこんな世の中のトレンドがありました。
世界に目を向けると、本年1月にブッシュジュニアが2期目のアメリカ合衆国大統領に就任。
そして2月には、あのYouTubeがスタートしています。
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東日本大震災の翌日の2011年3月12日は九州新幹線の博多駅から新八代駅までが開業して新大阪駅と鹿児島中央駅まで直通するさくらとみずほも運転開始でした。当日は新大阪駅と博多駅と鹿児島中央駅でセレモニーが予定されていましたが黙祷と簡単な出発式という形での開業となりました。
2005年の日本のできごとで忘れてはならないのは4月25日の朝に発生したジェーアール福知山線の脱線事故、運転手を含む107名もの犠牲者を出した大惨事事故。この後のジェーアール側の対応が大問題となって遺族や他の人からもジェーアール側に批判があいついだ。また日勤教育などが見直された。
アキピーさんはギャルサーでパラパラではなくビヨンセダンスを教えているのか?
だとしたらめちゃめちゃ笑えるギャルサーなんだが
「ギャルにしかできん事。」まさかここであの人。カスミンの貴重な体験。