おむすび

結が弁当の開発に再挑戦 / おむすび 第109回

2025/3/6(木)第22週「現実と理想って何なん?」

あらすじ

要蔵が神戸を離れることになりました。妻の介護のために老人ホームに入居することにしたのです。老人ホームに入居すると決めた事情を要蔵から聞かされた結と菜摘は、高齢者向け弁当の企画開発にもう一度チャレンジしようと決意しました。

その後、結は仕事の合間に試作を重ね、試食会を実施しました。一方の菜摘は企画書を練り直し、弁当の開発中止の見直しを部長に提案。しかし部長は、菜摘の提案を却下。菜摘はそのことが不満でした。

帰宅した菜摘は両親に試作品を試食してもらいました。そして結から教えてもらった「フレイル」という言葉を両親に聞かせました。すると美佐江は「フレイル」という言葉を知っていれば食事にもっと気を使うと言いました。

美佐江が口にした言葉にヒントを得た菜摘は、結とともに再びプレゼンの機会を得ました。プレゼンでは試作品の評判は上々。しかし部長は、これだけではこの企画は通用しないと言いました。すると菜摘は・・・

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感想

菜摘ちゃんは糸子さんを超えたか

『カーネーション』の再放送を見てない人はごめんなさい。

今回のレビューは『カーネーション』と絡めてしまいます。

さて、本日の『カーネーション』の再放送で商社マンの守くんが、自社ブランドの立ち上げを目指す糸子さんに言いました。

岸和田のおばちゃんが作った服、そんな地味なものに誰も興味を持たない。

「小原糸子の価値」を伝えるためには使えるものはすべて使う、みたいなことを。

この守くんの考え方、菜摘ちゃんのひらめきと一緒だなと思いました。

部長が菜摘ちゃんの再提案を一蹴した理由にも通じるかと。

現実的に製造工程に落とし込めるかどうか。

この点は経験のある人なら気づくこと。

土屋くんは経験豊富なのですぐに気がつきました。

これまで異なる製造工程の製品ばかり扱っていた菜摘ちゃんはこの点を見落とした。

同様の製造工程を経験しているはずの結ちゃんはこの点を忘れたらしい。

そして、菜摘ちゃんが見落とし結ちゃんが忘れ、そして土屋くんが的確に指摘したポイントは改善されました。

話が『カーネーション』に戻りますが、今回の糸子さんは「土屋くんが的確に指摘したポイント」で考えが止まっていました。

そんな糸子さんに足りない点を、いちいち手厳しい守くんが指摘。

今回の段階では糸子さんもまだピント来ていない様子。

そして再び話は本作へ。

今回の菜摘ちゃん、美佐江さんとの会話の中で「糸子さんもまだピント来ていない」ところに気がつきました。

土屋くんに厳しい指摘をされてぐうの音も出なかった菜摘ちゃんが一気に糸子さんを超えました。

もしかすると土屋くんもこの点には気がついていないかも。

土屋くんと糸子さん、どちらも同じ職人タイプなので。

さて、部長が菜摘ちゃんの再提案を却下したのは、菜摘ちゃんの再提案の足りないところを明確に理解していたからなのか?

だとしたらその点は評価できるかも。

部長はさておき菜摘ちゃん、一気に成長しました。

菜摘ちゃん、これからきっといい仕事をすることになるでしょう。

さようなら要蔵さん

要蔵さん、最後の最後にいい味を出してくれました。

神戸を離れる別れの挨拶。

聖人さんを泣かせてしまうほどに。

一方で福田さんには何も言うことはないと見事なボケ。

翔也くんに至っては、いつまで栃木弁を使ってるんだとするどいツッコミ。

こんな素敵な別れが描かれた要蔵さん、もっとドラマの中でその生き様が描かれて欲しかった。

要蔵さんはテーラー店を営んでいるという設定ですが、働く姿がほとんど描かれなかったので要蔵さんの職業の記憶がありません。

震災後にはつらい思いもされたはずですが、そのあたりの描写も少なかった。

孝雄さん並みに描かれていれば、今回の別れはさらに心に刺さるものになったのだと思うのですが、

要蔵さんのことをもっと知りたかったです。

話がそれますが、要蔵さんが「何も言うことはない」と言っていじった相手の福田さんもまた、キャラに設定された職業が記憶に残らない人でした。

整体院を営んでいると言うことなんですが・・・

要蔵さん、福田さん、そして美佐江さん。

この愉快な三人組の人生をもっと見てみたかったです。

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予習レビュー

花は女子サッカーの大阪代表に

今週、花ちゃんの成長が描かれます。

花ちゃん、なんと女子サッカー10歳以下の大阪代表に選ばれます。

翔也くんに似てアスリートの資質に恵まれているようです。

そして大阪代表に選ばれた花ちゃん、自信をつけたことで新たな夢を宣言。

花ちゃんの新たな夢はオリンピック出場です。

翔也くんもメジャーリーグデビューという壮大な夢を持っていましたが、夢の壮大さにおいても花ちゃんは翔也くんに似たようです。

そんな花ちゃんの夢を見守る翔也くん。

翔也くんは父親として、そしてコーチとして花ちゃんのサポートに真剣に取り組むようになります。

翔也くん、理容師に続いて花ちゃんを一流のアスリートに育てるという新たな目標を持つことになりました。

父親思いの花ちゃん

翔也くんは、花ちゃんを一流のアスリートに育てるという第二のライフワークと出会いました。

そんな翔也くんの期待に応えたいと切望する花ちゃんが、今週泣かせてくれるかもしれません。

花ちゃん、ある練習試合でシュートをミスをして敗北してしまいます。

落ち込む花ちゃん。

しかし、花ちゃんが深く落ち込んだ理由は、ミスをしたことでもなければ敗北したことでもありません。

「パパががっかりする」

これが花ちゃんが深く落ち込む理由です。

思い起こせば高校時代の翔也くんも、野球をやらせてくれた家族への感謝を忘れない青年でした。

そんな翔也くんの気質も花ちゃんは受け継いだようです。

さて、父親の期待に応えたい一心から練習を重ねてきたものの痛恨のミスでチームの敗北を招いてしまった花ちゃん。

父親の期待に応えられなかったことで落ち込む花ちゃんに、結ちゃんが言います。

「パパのためでなく自分のためにやってるのではないか」と。

そんな結ちゃんの言葉を花ちゃんは言われなくてもわかっているらしい。

わかった上でなお、「パパに喜んでもらいたい」のが花ちゃんの気持ちです。

花ちゃん、本当に父親想いです。

「四ツ木翔也のサクセスロードマップ」

翔也くんが高校時代に夢を叶えるために記入していた「四ツ木翔也のサクセスロードマップ」を、花ちゃんが見つけます。

父親の若い頃の夢を知った花ちゃん。

「パパの夢の続きは花が叶えたい」と泣かせることを今週のどこかで言うようです。

そして、「パパの夢の続きを叶える」と心に決めた花ちゃんの新たな目標はプロになること。

「パパの夢の続きを叶える」ために、花ちゃんは「米田花のサクセスロードマップ」作りを開始。

そして「18歳、代表入り」と言う目標を設定。

夢に向かって動き始めるものの、2020年が刻一刻と近づいてきます。

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POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    老人ホームって神戸の中心部にもあるよ、けど入居待ちが長くて結局は郊外で落ち着くというケースが多い

    信玄公の名言を曲解して被害拡大となった代表が二百三高地だと思うんだ

    結ちゃんの勤務病院は記念病院という名称だから私立の可能性が高いから試食会の自由って融通きいてんじゃないかな?

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