2025/3/7(金)第22週「現実と理想って何なん?」
あらすじ
菜摘は、高齢者向け弁当の新たな試作品を部長の豊岡に対してプレゼン。さらに菜摘は弁当の販売とともに「フレイル予防」のキャンペーンを実施することを提案しました。菜摘のその提案を豊岡は高く評価しました。
実は豊岡は菜摘を高く評価していました。そのため豊岡は、菜摘が自分の至らぬ点を自分で気付けるよう厳しく当たっていたのです。そんな豊岡に塚本が言いました。令和の時代に豊岡の教え方は時代遅れだと。
一方、結は花の気持ちに寄り添えなかったことを謝罪。翔也も無理をさせ過ぎたことを詫びるものの、花は言いました。翔也の夢の続きを自分が叶えたいのだと。花の言葉を聞いた結はかつての翔也のようにサクセスロードマップを作ることを花に提案しました。
年が明けて2020年1月。歩のブランドがファッションイベントへ出典することが認められました。同じころ結はフォーチュンストアからスカウトされました。そして2020年2月、横浜港に停泊中のクルーズ船内で新型コロナの感染が確認されました。
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感想
今週、一貫性をもって描かれたのはやはり菜摘ちゃんの成長ストーリーでしょうか。
菜摘ちゃんが至らなさを一つひとつ克服する様が描かれました。
弁当の企画開発のプロセスでは「おや?」と思うところもありますが、その点は見なかったことにします。
菜摘ちゃんその1
今週の菜摘ちゃんの初登場場面では菜摘ちゃんは悩んでいました。
異動によって新しい上司の下についた。
高齢者向け弁当の企画を出したものの、企画は上司からことごとく却下された。
どうやら上司は自分のことを嫌っているらしい。
最初、菜摘ちゃんのこの言葉を聞いたときはひどい上司の下についてしまったという感想しかありませんでした。
しかし今なら分かります。
ことごとく却下されたという菜摘ちゃんの企画。
話にならないレベルだったのでしょう。
そこで菜摘ちゃんは結ちゃんに相談。
結ちゃんのアイデアをもとに企画を新たに提出。
すると、上司はその企画は菜摘ちゃんが単独で作ったものではないだろうと見抜きました。
今から考えると、なかなか鋭い上司です。
そして、菜摘ちゃんの単独の企画ではないと察した上司の命令を受けたのでしょうか。
菜摘ちゃんは弁当の開発の協力を要請。
一時は会社を辞めようと考えていた菜摘ちゃん、少しだけ視野が広がり会社を辞めたいという気持ちも解消。
菜摘ちゃんの最初の小さな成長です。
菜摘ちゃんその2
菜摘ちゃんと結ちゃんによる最初の試作品が完成。
しかし、彩りが足りないことを理由に試作品は却下。
菜摘ちゃん、彩りが必要であることを結ちゃんに伝えていなかった、その伝達もれを部長に厳しく指摘されました。
これは菜摘ちゃんの完全なミスですが、おそらく菜摘ちゃんは自分のミスを反省する気持ちよりも、自分のミスを叱る部長への不満の方が大きかったような気がします。
しかし、ミスを指摘されたことで菜摘ちゃんの仕事への知見は広がったはずです。
知見が広がる、すなわち小さな成長をここでも遂げたと言うことです。
菜摘ちゃんその3
彩りを豊かにした試作品二号が完成。
しかし、試作品を見た土屋くんが製造ラインに乗せられないと指摘し、部長はまたしても却下。
さらに弁当の開発がストップ。
このときの菜摘ちゃんが考えたこと。
部長はやっぱり自分のことを嫌っている。
そして土屋くんは部長の腰巾着だ。
自分は正しく、自分を認めないものはすべて間違っている。
そんな思い込みの中にいました。
ところが、吊し上げるはずだった土屋くんの正論に菜摘ちゃんはぐうの音も出ない。
菜摘ちゃん、土屋くんの正論を受け入れたと言う点でさらなる成長をしました。
しかしこの時点でも菜摘ちゃんは部長は自分のことを嫌っていると考えていたはずです。
菜摘ちゃんその4
菜摘ちゃんは結ちゃんとともに試作品三号を完成。
土屋くんから指摘を受けていた点はすべてが改善されました。
部長もその点は認めました。
しかし部長は、このままではこの企画は上にあげられないと言いました。
この時点で、この部長は菜摘ちゃんを成長させようとしているのかもしれないということが見えてきました。
菜摘ちゃんに足りないところを一つひとつクリアさせているように見えたからです。
一方の菜摘ちゃん、部長に鍛え抜かれて進化したのでしょうか。
試作品三号の提案時には、部長が不足を指摘するであろう点への準備もしていました。
美佐江さんとの会話の中で、啓蒙しながら売れば売れるということに気がついた菜摘ちゃん。
この気づきはさすがだなと思いました。
前回の本欄では、菜摘ちゃんの成長が嬉しくて『カーネーション』の糸子さんを超えてしまったとすら書いてしまいました。
そして今回、部長も菜摘ちゃんの気づきを高く評価しました。
そして部長は菜摘ちゃんのポテンシャルを認めていたことも判明。
菜摘ちゃん、部長からも認められこれからますます成長するのでしょう。
次週は2020年
そして今回。
ついに2020年になってしまいました。
次週はつらい一週間になるのかもです。
予習レビュー
歩のブランド「キングオブギャル」
今週、登場人物たちの新たな挑戦が次々と描かれますが、歩ちゃんも例外ではありません。
歩ちゃん「キングオブギャル」の全国展開を狙いに行くらしい。
結ちゃんに頼んでリサポンに来てもらうと、リサポンに頭を下げてお願いします。
ハギャレンの総代ではなく、無名のアパレル会社の代表として話をさせてください、と。
歩ちゃん、リサポンに対して徹底して低姿勢。
そんな歩ちゃんがリサポンにお願いすること、それは自社ブランドをリサポンが編集者として務める雑誌に掲載してもらえないかということ。
歩ちゃん、ギャル雑誌で紹介されることでブランドの知名度を一気に高めようと考えているようです。
リサポンのギャル雑誌のサイトに紹介
歩ちゃんの願いをリサポンは快諾。
ほどなくしてリサポンのギャル雑誌のサイトに「キングオブギャル」が紹介されます。
歩ちゃんの頼みを実現してしまうリサポン。
勤めている出版社でそれなりのポジションに就いているのかもしれません。
さて、リサポンの尽力で雑誌に紹介された歩ちゃんのブランド。
この雑誌掲載が功を奏したのでしょうか。
その後、歩ちゃんブランドの展示会を成功させます。
勢いに乗る歩ちゃん、2020年の春に開催が予定されている、ある有名ファッションイベントへの出展も決まります。
飛ぶ鳥を落とす勢いの歩ちゃん。
しかし、歩のちゃんブランド「キングオブギャル」が全国展開に王手をかけることになるはずのファッションイベントの開催は2020年春です。
聖人さんのチャレンジ
歩ちゃんが勢いに乗っているころ、聖人さんも新しいことにチャレンジするようです。
理容師の技術を競う競技大会が開かれるそうで、その大会の存在を知った愛子さんが聖人さんに参加を勧めるのか。
それとも、その大会への参加を迷う聖人さんの背中を愛子さんが押すことになるのか。
どちらかは不明ですが、いずれにせよ聖人さんは理容師の競技大会への参加を決意。
ちなみにその競技大会、2020年に開かれるみたいです。
2020年
結ちゃんは大手コンビニチェーン「フォーチュンストア」からスカウトされる。
その「フォーチュンストア」で働く菜摘ちゃんは企画を成功させキャリアアップ。
久しぶりに再登場する元ハギャレンメンバーたちは・・・
リサポンは勤務するギャル雑誌の出版社でそれなりのポジションに収まり、出版の夢に向けて着実に進んでいます。
ルーリーはギャルモデル事務所の専務取締役に就任し、夢の社長に王手。
タマッチは帰国して子供たちにダンスを教える教室を開いたところ。
スズリンはご主人と熊本でみかん農家を開業。
花ちゃんは「米田花のサクセスロードマップ」の中で「18歳、代表入り」と言う目標を設定。
聖人さんは理容師の競技大会にチャレンジ。
そん中で迎えます、令和2年(2020年)2月。
横浜に停泊中のクルーズ船で感染が確認された日を、です。
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日本ギャル化計画
これを聞いて真っ先に連想したのが筋肉少女帯の歌「日本インド化計画」
日本をインドにしてしまえ~♪
今回企画げめでたく通ったがそのきっかはストレッチマンの台詞から、ストレッチパワーすげえ!