おむすび

菜摘からの誘いに迷う結 / おむすび 第111回

2025/3/10(月)第23週「離れとってもつながっとうけん」

あらすじ

新型コロナウイルスの感染が日本国内で初めて確認されました。結が勤務する大阪新淀川記念病院では感染症に対する警戒感が高まっていました。しかし結は、その後の世の中の変化を想像すらできませんでした。

同じころ歩は、自社ブランドを全国展開するため、春に開催されるファッションイベントへの出展準備を佑馬たちと進めていました。一方、花は女子サッカーの大阪代表に選ばれ、夢に向かって進み続けていました。

そのころ神戸さくら通り商店街では、福田が空き店舗を使って子供食堂を開くプロジェクトを進めていました。聖人も理容師の技術を競う大会への参加を検討。愛子もイチゴ栽培に興味を示していました。

しかし、感染拡大により歩が参加するはずだったファッションイベントは中止。子供食堂も白紙撤回。愛子は佳代を心配して糸島へ。そして結が勤務する病院でも面会禁止など厳格な感染対策がとられるようになりました。

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感想

ついにドラマは2020年に突入。

面々の人生が新しい方向に動き始めたこのタイミングで。

結ちゃん

前週の最後に結ちゃんはフォーチュンストアからスカウト。

今回はそこから。

結ちゃんは回答を留保しているらしい。

このスカウト、乗らない方がいいのではないかとブログ主は考えます。

一般企業では異動は避けて通れない。

実際に菜摘ちゃんも異動後の担当が今の仕事。

それでも菜摘ちゃんの異動先は従前と同じ商品開発だからよかった。

もし転職したら結ちゃんだって異動はあり得る。

そして異動によって管理栄養士としての仕事が出来なくなることだって考えられます。

コンビニ弁当の開発というそれまで経験のない仕事は新鮮だったかもしれないけど、その新鮮な感動に惑わされない方がいいかなと思います。

歩ちゃん

パンデミックの影響が最も大きい一人が歩ちゃんです。

ブランド「キングオブギャル」を全国展開するためにファッションイベントへの出展が決まったタイミングでのイベント中止。

しかも店舗営業も自粛要請。

これから一気に拡大しようとしたこのタイミング。

これはかなりつらい。

しかしその一方で歩ちゃんなら何とかするだろうという安心感があるのも確かです。

花ちゃん

花ちゃんも影響甚大です。

特に人生経験が少ない花ちゃんは、こうしたイレギュラーの事態への免疫もない。

人生経験が豊富な歩ちゃんなら、これまで数えきれないほどのイレギュラー対応をしただろうから、最後は何とかなると見通しが立つ。

しかし花ちゃんにはそんなことはまだできないかと。

翔也くん、花ちゃんのことをしっかり支えてあげてほしいところです。

聖人さん

前週で「仏」になりかかっていた聖人さん。

仏の道はやめたようです。

福田さんの子供食堂プロジェクトに刺激を受け、愛子さんの言葉に背中を押されたという聖人さん。

しかし60歳でこんなに枯れてしまうなんて、自営業者としては早すぎ!

そんな気がします。

一方、再放送中の『カーネーション』の糸子さんは88歳に。

88歳にしてスケジュールは仕事、仕事、遊び、仕事。

そんな激務の中で新しいことにチャレンジ。

聖人さんとあまりにも対照的です。

愛子さん

イチゴ栽培に興味を持ち始めた愛子さん。

その愛子さんは佳代さんの様子を見るために糸島へ。

イチゴ栽培、そして糸島。

次週とその翌週の最終週のフラグが立ちました。

アフターコロナのフラグとも言えます。

明日から気が滅入るような場面が続くものと思われますが、愛子さんの希望いっぱいのフラグに救われました。

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今週の主なトピック

第23週「離れとってもつながっとうけん」の主なトピックは次の4つです。

1:パンデミック
2:転職を迷う結ちゃん
3:米田家の家族の動向
4:ニューノーマル

【その1】パンデミック

前週の最後が令和2年(2020年)2月、横浜港に停泊中のクルーズ船内で感染者が確認された場面。

そして今週はその続きからです。

今週の前半は、海外では感染者が急増するその一方で、日本国内では感染者はそれほど増えない。

そのような状況なので登場人物たちの日常にはそれほどの変化はありません。

しかし、日本国内での感染者も増え始め、歩ちゃんが出展を予定していたファッションイベントも開催中止が決定。

パンデミックの影響が出始めます。

そして、時間は経過し令和2年(2020年)3月。

結ちゃんが勤務する病院でも感染患者の受け入れが始まり、管理栄養士は患者との接触に制限がかかるように。

以上が今週のドラマの背景です。

【その2】転職を迷う結ちゃん

前週、菜摘ちゃんが勤めている大手コンビニチェーン「フォーチュンストア」からスカウトされた結ちゃん。

病院での仕事にも満足している一方でスカウトを受けた仕事にも興味がある。

何故なら病院の仕事の理想と現実のギャップに悩んでいるから。

結ちゃん、今週は転職するかどうかで迷います。

そんな迷いの中で発生したパンデミック。

病院での仕事のあり方に種々の制限が設けられるようになり、転職への迷いはますます深くなるのかも知れません。

【その3】米田家の家族の動向

米田家の人々、今週の前半は新しいことに挑戦する意欲に満ちています。

聖人さんは、理容師の技術を競う大会への参加を真剣に検討。

愛子さんは、イチゴ栽培に興味を持ち始める。

歩ちゃんは、自社ブランドの全国展開にいよいよ踏み出そうとする。

しかし、新しいことへの挑戦がしずらい環境に変化。

そんなギャップが今週の見どころの一つになるのかもです。

【その4】ニューノーマル

糸島で一人きりになってしまった佳代さんを案じて愛子さんが糸島へ。

糸島と神戸はオンラインでつながり、これまでになかったコミュニケーションのスタイルが始まります。

一方、歩ちゃんは店舗での販売が困難になる中、ネット販売の強化を決断。

今週のサブタイトルは「離れとってもつながっとうけん」ですが、リモートでのコミュニケーションを表現しているようです。

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POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    あと3週か、視聴率的には苦戦してるみたいだけどワイはこのドラマ好きだぜ
    アラ還になれば世間の評判よりも自分の感性の方を信じるからね、まあ庵野監督のシンシリーズなんかでもイマイチ評価なシン仮面ライダーが一番好きだったしね
    失われた30年と言われる平成時代、そんな時代でもみんな明るく一生懸命に生きていたんだということを実感させてくれたことを感謝したいと思います

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