おむすび

緊急事態宣言が出される / おむすび 第113回

2025/3/12(水)第23週「離れとってもつながっとうけん」

あらすじ

新型コロナの感染拡大により緊急事態宣言が全国に発令されました。飲食店が営業自粛を始める中、聖人は店の営業について市役所職員の若林に相談。理髪店は生活維持に必要な業態として、若林から営業の継続を認められました。

その頃、結たち栄養科では柿沼が全患者に提供している食事の総点検を提案。さらに石田の提案により、管理栄養士が接触できなくなった患者たちに対して、食事についてのメッセージを手紙で伝えることにしました。

同じ頃、歩は店の売上を順調に伸ばしていました。ネット販売に力を入れるという歩の選択が当たったのです。一方で結は、家の中でも家族と離れて食事をし、それまでの日常が失われつつありました。

そんな中、結の病院でトラブルが発生しました。配膳係の家族が感染し、当人も濃厚接触者として出勤できなくなったのです。そこで結と石田は自ら名乗りをあげて配膳の業務を担当することになりました。oo!テレビ

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感想

ヘアサロンヨネダ

ヘアサロンヨネダは営業を継続してもOKと神戸市役所の若林さんがお墨付きを与えました。

そう言えば当時、「生活インフラ」を維持する業態は感染予防対策をしつつも営業を続けていましたね。

スーパーマーケットは「生活インフラ」なので営業継続。

一方で百貨店は「生活インフラ」の扱いにはならず営業自粛。

飲食店は真っ先に営業自粛を求められていました。

たしかにあの頃を思い出すとスーパーマーケットが入居しているショッピンモールで、スーパーマーケットは営業していました。

同じモールに入居している飲食店は営業中止。

一方で同じモールに入居している理髪店は営業を続けていたことを思い出します。

聖人さんの店、どうなるかと心配していましたがこれで少しだけ安心です。

しかし、そうは言っても客数はそれまでよりも減るはずです。

外出しなくなった人たちが理髪店に行く頻度を二分の一に落とせば、客数も半減するからです。

翔也くんを雇って店の経営は維持できるのか。

当面は貯金を切り崩しながらの店舗運営になるのか。

今回は、そんなことばかり心配になってしまいました。

柿沼さんと石田くん

病院食の調理を請け負っている管理栄養士・柿沼さんが変わりました。

いつもなら、結ちゃんが無理難題とも言えるようなメニュー提案を行い、実際に予算管理しながら調理を担当する柿沼さんが難色を示す。

そんなパターンの繰り返しでした。

しかし前回、柿沼さんの最初の変化があらわれました。

前回、柿沼さんは「冷凍プリン」を提案。

まさかの自らの提案です。

そして今回。

柿沼さんは献立の総点検という大掛かりな仕事を提案。

これまでの柿沼さんが一番いやがりそうなことを、柿沼さん自ら提案しました。

院内の緊迫した様子に触れ、柿沼さんにスイッチが入ったようです。

今は栄養科の中で柿沼さんが最も頼もしい存在かもです。

また結ちゃんの後輩の管理栄養士・石田くんも変わりました。

前回、石田くんは器の色はどれがいいか結ちゃんに判断を仰ぐ場面がありました。

その場面を見てブログ主は思いました。

どの色がいいですか?と判断を仰ぐのではなく、これこれこういう理由で私はこの色がいいと思うのですが米田さんはどう思いますか?と聞いて欲しかったと。

前回の石田くんの甘えっぷりにはズッコケました。

しかし今回、石田くんも率先して現状の課題に対して解決策を提案。

石田くんもこの状況下で成長を遂げました。

柿沼さんと石田くん、頼もしいスタッフが増えました。

塚本さんも安心していることでしょう。

歩ちゃん

チャンミカの店の在庫をネットで売りさばいた経験を歩ちゃんは見事に生かしました。

在庫を大量に抱えたら大ピンチです。

仕入れのお金は支払わなければいけない。

しかし、商品が売れなければ支払いにまわすお金がない。

ところがキングオブギャルはネット通販で爆売れ。

ピンチをチャンスに変えました。

歩ちゃん、さすがです。

ところで翌週と翌々週の二週にわたり、歩ちゃんは主人公レベルの場面が用意されています。

クライマックスに描かれるストーリーのうち、特にエモいストーリーの主人公は歩ちゃんと言っても差し支えないかも知れません。

今週の歩ちゃんの行動の中に翌週以降のクライマックのフラグが立つかも知れません。

歩ちゃん、要注目です。

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予習レビュー

前週の復習:理想と現実のギャップに悩む結ちゃん

前週のサブタイトルは「現実と理想って何なん?」でしたが、このサブタイトルは理想と現実の間のギャップに悩む結ちゃんのことを指しているようです。

前週、結ちゃんは病院で働く管理栄養士として現実と理想の間で悩みます。

結ちゃんの理想は栄養指導によって、退院した患者さんが健康体を取り戻し再び病院のお世話にならない状態にすることです。

しかし現実には、退院した患者さんのうち少なくない患者さんは病気が再発して再入院。

結ちゃんの理想、高すぎるような気もしますが・・・

そんな理想と現実のギャップに悩む結ちゃんに、管理栄養士として別の働き方の機会が訪れます。

結ちゃんの幼馴染みの菜摘ちゃん、勤めている会社で高齢者向け弁当を開発することに。

菜摘ちゃんは大手コンビニチェーン「フォーチュンストア」の本部で商品開発を担当しています。

菜摘ちゃんが手がけた試作品(?)がこれまで二度ほど登場したはずです。

ところで、菜摘ちゃんの企画がなかなか通らない。

困り果てた菜摘ちゃんが頼ったのが結ちゃんです。

結ちゃんは協力を快諾。

菜摘ちゃんの仕事を手伝う中で、結ちゃんは管理栄養士の資格を活かす別の道と出会います。

そして結ちゃんが協力した高齢者向け弁当の企画はパス。

結ちゃんは仕事が認められ、「フォーチュンストア」の専属の管理栄養士にならないかとスカウトを受けるまでが前週のエピソードです。

転職を迷う結ちゃん

今週、結ちゃんは転職を迷うところからスタート。

結ちゃん、「フォーチュンストア」での管理栄養士としての仕事に興味があるようです。

しかし、理想と現実のギャップはあるにせよ病院での仕事も好き。

なので転職するかどうか迷います。

迷うくらいなので、「フォーチュンストア」での仕事にかなり魅力を感じているものと思われます。

理想と現実のギャップに悩んでいたタイミングなので余計に迷うのかもしれません。

実際、「フォーチュンストア」での管理栄養士としての仕事は患者さんと直接向き合うわけではありません。

なので、理想と現実のギャップに悩むことは皆無とまでは言わないまでも少ないはずです。

迷いに迷う結ちゃん。

果たして、どのような結論を出すことになるのか。

そんな中で、病院で働く結ちゃんはこれまで経験したことがない新たな現実に直面することになります。

新たな現実に直面する結ちゃん

パンデミックにより、結ちゃんが勤務する病院では感染者の受け入れ準備が始まります。

そんな中、管理栄養士が一般病棟の入院患者への接触に厳しい制限がかかります。

ところで結ちゃんがNSTに入ったのは、コミュニケーション能力が高かったことによります。

結ちゃん自身も患者とのコミュニケーションを楽しんでいました。

そんな結ちゃんの強みが、患者への接触の制限によって生かされなくなってしまいます。

帰宅した結ちゃん、聖人さんと翔也くんにこぼすそうです。

自分は会話しながら患者さんの状態を確認していた。

だから会話ができないのはつらいと。

その後、結ちゃんの働き方にはますます制限がかかってくるはずです。

このような状況下、もしかすると結ちゃんは転職に前向きになるのかもしれません。

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POSTED COMMENT

  1. 底抜けに より:

    若林さんのマスク、布マスク(アベノマスク)では?
    細かい所にリアリティがありました。
    本当につい5年前のことだったんですよね。

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