2025/3/13(木)第23週「離れとってもつながっとうけん」
あらすじ
結は、桑原や森下たちと、平常時であれば助かるはずの生命を救えないもどかしさをともにしていました。そんな中、看護師の一人が休職を願い出ました。学校が休校となり、子供の面倒を見なければならなくなったのです。
一方、外科医の桑原は基礎疾患を持っている母親への感染を防ぐためホテル暮らしを始めていました。その話を聞かされた結は、ガンがまだ完治しているとは言えない聖人のことを思わずにはいられませんでした。
その日の夜から結は神戸の家には帰らず、大阪の家に一人で暮らすことを決めました。結はその理由を翔也と花に告げました。自分はいつ感染してもおかしくない状況にいる。なので聖人に感染させないためにもしばらく神戸には帰らないと。
その数日後、花が学校でいじめに遭い落ち込んで帰宅しました。母が医療従事者であることを理由にいじめられたのです。翔也はそのことを伝えに大阪へ。そして翔也はドア越しに結を励ましました。
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感想
「離れとってもつながっとうけん」
救えるはずの命を救えないもどかしさ。
そのような会話から始まった今回。
そんな重いテーマになるのかと思っていたら、看護師の一人が休職することを宣言したのをきっかけに、医療従事者の家族の問題が今回のテーマに。
看護師が休職したのは、学校が休校になり子供たちの面倒を見る必要が生じたから。
その看護師の休職宣言が引き金となって桑原先生も家庭の事情を話し始めました。
自分の家は子供は面倒を見てもらえているので問題はない。
しかし基礎疾患を持つ母親がいるので、感染を防ぐために自宅には帰っていない。
ホテル暮らしをしていると。
桑原先生のこの言葉を気かされて結ちゃんが思いださずにはいられないのは聖人さんです。
聖人さん、まだ完治はしていません。
退院時に5年経って再発しなければ大丈夫と言われてました。
聖人さん、手術からまだ5年経過していません。
免疫力もおち感染しやすい状態。
さらに感染したら危険な状態になるリスクも大きな状態です。
聖人さんの病気が思わぬ形で、しかもこんなタイミングで効いてきました。
さて、結ちゃんは桑原先生のホテル暮らしの話を聞いたその日のうちに神戸の家には戻らないと即断しました。
そして神戸の家に帰らないと連絡しなかったのかな?
聖人さん、結ちゃんの分の食事も用意していたので。
今週のサブタイトルは「離れとってもつながっとうけん」ですが、今週残すところ明日だけのタイミングで「離れとっても」の状態が始まりました。
花ちゃん
花ちゃんがいじめられて帰ってきました。
翔也くんが語る花ちゃんがいじめられた理由を聞いてふと思いました。
休職することを決めた看護師さん、子供の面倒を見ることだけが休職の理由だったのかなと。
もしかするとあの看護師さんのお子さんも同じような思いをしていたのかも。
なので、仕事を続けるのがつらくなってきたのではないか。
そんな気がしました。
休職したら収入が減ります。
家計には大きな打撃になるはず。
なので、休職しないで済む方法を探せば見つかったかと。
でもそうはしませんでした。
家計へのダメージよりも、子供の心へのダメージを避けなかったのかな。
そんな気がします。
ブログ主の周囲にも医療従事者がいますが、当時は皆さん同様の悩みを抱えていたので。
あの頃は大人も子供も過度のストレスから心が歪んでいました。
コロナ禍のつらい話はおそらく明日で終わるかと思います。
花ちゃん、立ち直れますように。
予習レビュー
パンデミックが拡大するその一方で、今週は米田家の人々が新しいことにチャレンジしようとします。
聖人さんのチャレンジ
前週、聖人さんは「全国理容競技大会」への出場に興味を示し、愛子さんが聖人さんの背中を押します。
そして今週。
商店街の仲間の一人である福田さんが、商店街の空き店舗を使って「子ども食堂」を始めたいと宣言。
やる気に満ちた福田さんから聖人さんは大いに刺激を受けるようです。
そして聖人さんは、大会への参加を真剣に考え始めるようです。
新しいことにチャレンジする聖人さん。
これまでの保守的な聖人さんらしからぬ決意です。
病気を経て考え方が変わったのでしょうか。
愛子さんのチャレンジ
愛子さんも新しいことへのチャレンジを検討しはじめるようです。
愛子さんがチャレンジするのはイチゴ栽培。
聖人さんが胃の異変で悩んでいるころ、幸子さんがいきなり神戸にやってきました。
その際、いつものようにイチゴをお土産に持ってきた幸子さんは、イチゴ栽培の面白さを愛子さんに熱く語り、愛子さんも興味を持っている様子でした。
あの場面が回収されます。
愛子さん、おそらく今週の段階ではイチゴ栽培に興味を持つぐらいのことかと思います。
実際にイチゴ栽培を始めるかどうかは不明。
しかし、イチゴ栽培に強い関心を示す愛子さんは、「全国理容競技大会」への出場に興味を示す聖人さんと語り合います。
これから二人でいろんなことに挑戦しようと。
歩ちゃんのチャレンジ
前週、歩ちゃんはギャル雑誌の編集者・リサポンと面会。
リサポンが勤めている出版社のギャル雑誌で「キングオブギャル」を紹介してもらえないかと頼みました。
歩ちゃんが狙っているのは「キングオブギャル」の全国展開。
ブランド名を全国的に広めるためにギャル雑誌での紹介を狙ったようです。
リサポンは伝説のギャルからの頼みを快諾。
「キングオブギャル」はギャル雑誌のサイトで紹介され認知拡大。
ブランドの展示会も成功させました。
そして、全国展開に弾みをつけるための歩ちゃんの次なる行動は、有名なファッションイベントへの出展でした。
前週はここまで。
今週はいよいよ、ファッションイベントへの出展!というタイミングでパンデミックが発生。
ファッションイベントは中止に追い込まれます。
また、外出自粛により歩ちゃんの会社の売上も激減するはず。
そこで歩ちゃんはネット販売を強化する、というのが今週の歩ちゃんのチャレンジです。
米田家の人々のチャレンジ
聖人さん、愛子さん、そして歩ちゃん。
新しいことにチャレンジしようと決意したそのとき、パンデミックという大きな壁が立ちはだかります。
本作は翌週と翌々週の二週を残すのみ。
米田家の人々のチャレンジが決行されるのが本作のクライマックの一つになるのかもしれません。
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