NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あんぱん』
2024年5月26日 〜 5月30日放送
あらすじ
寛の危篤を知らせる電報
昭和15年(1940年)1月。東京で学生生活を送る嵩のもとに、寛の危篤を知らせる電報が届きました。嵩は卒業制作を仕上げると高知に向かいました。
嵩が柳井家についた時、すでに寛は亡くなっていました。嵩は号泣しながら、寛を見送ることが出来なかったことを詫びました。
のぶと次郎が結婚
卒業制作を完成したらのぶに告白するつもりだった嵩ですが告白はできませんでした。ほどなくして嵩は、のぶが結婚することを知りました。
その翌月、のぶは次郎と結婚。のぶと次郎は高知市内で結婚生活を始め、のぶは汽車で勤めている小学校に通うことになりました。
草吉が朝田家を出て行く
ある日、朝田パンに軍の乾パンの注文が入りました。しかし草吉は乾パンづくりを拒否し、それがきっかけで朝田家は非国民扱いされることになりました。
釜次が頭を下げ草吉は乾パンづくりを承諾。しかし、受注した乾パンを軍に納品した直後、草吉は朝田家を出て行ってしまいました。
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今週の展開
41: 5/26(月)
42: 5/27(火)
43: 5/28(水)
44: 5/29(木)
45: 5/30(金)
予習レビューと史実のリアルエピソード
叔父の死
リアル嵩くんが東京高等工芸学校の卒業を目前に控えた昭和15年(1940)3月、リアル嵩くんと弟の千尋くんを育ててくれた叔父が亡くなりました。
最初の知らせは叔父の危篤を知らせる電報でした。
そのときリアル嵩くんは、卒業制作のポスターの仕上げに取り掛かるタイミングでした。
そのポスターを完成させないとリアル嵩くんは卒業できません。
そこで、リアル嵩くんは電報を受け取ったその日に徹夜でポスターを完成。
翌日、汽車で高知に向かいました。
当時、東京から大阪への移動は特急で8時間20分。
大阪から高知までは汽車と船を乗り継ぐ必要があったため、それなりの時間がかかったはず。
リアル嵩くんは自分たち兄弟に愛情を注いで育ててくれた叔父の最期に立ち会うことはできませんでした。
リアル嵩くんが叔父の家に到着すると、叔父はすでに棺の中でした。
叔父の死をきっかけに弟の千尋くんは、自分たち兄弟が育った家の当主に。
一方、東京高等工芸学校の卒業と就職が決まっていたリアル嵩くんは、自分で選んだ人生を歩み始めることになりました。
ヤムおじさん
今週、草吉さんことヤムおじさんが朝田家を出て行ってしまいます。
さて、ヤムおじさんは過去に何かがあったらしい。
嵩くんが東京のパン屋で、他のパン職人たちと一緒にヤムおじさんが写っている写真を見つけたり。
嵩くんが東京で暮らしていた幼い頃、亡きお父さんに食べさせてもらったパンの味と、ヤムおじさんのパンの味がそっくりなこと。
そんなワケあり描写を積み重ねた上で、今週はヤムおじさんの過去の心の傷が暗示されました。
ヤムおじさんのつらい過去の一部は次週語られるはずですが、ヤムおじさんのストーリーが語られ始めたタイミングで、ヤムおじさんのモデルについて調べてみました。
ヤムおじさんのモデルとは『アンパンマン』に登場するジャムおじさんのことです。
ジャムおじさんは『アンパンマン』に登場するメインキャラクターの一人で、且つ最初の絵本『あんぱんまん』(1973年)からから登場する最古参キャラでもあります。
ジャムおじさんはパン工場のパン職人。
みんなに美味しいパンを食べてもらうために、毎日愛を込めてパン作りを行っているキャラクターです。
また、科学者としての一面も持ち、アンパンマン号や巨大メカの発明も行っている。
そんなキャラです。
このジャムおじさんの少年時代が描かれる特別エピソードが存在します。
「ジャムおじさんとアンパンマン」です。
この特別エピソードでは、ジャムおじさんがパンづくりを始めた原点が描かれています。
ジャムおじさんは幼い頃、遠くの街まで出かけた際にお弁当を忘れてしまいました。
何も食べられないまま家に帰ることにしたチビジャムおじさんは、空腹で力尽き涙を流しているとそこにアンパンマンがあらわれ助けてもらう。
その経験を経てジャムおじさんは決意。
「私も食べた人が喜ぶようなパンを作りたい。そして、お腹が空いて、ひもじい思いをしている人に食べてもらいたい」と。
ドラマの中のヤムおじさんにもこんな過去があるのでしょうか。
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